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2024年6月の給料公開~専門科なしのバイト医はどこまで稼げるのか~

筆者は普通の医師と異なり常勤先を持たず、主に日雇い労働者として毎日を過ごしている。

コロナ禍ではバイト医全盛期だったからか給料を公開している記事もよく見かけたが2023年以降はめっきり見かけなくなったことから先月2024年5月分の給料を公開した。

今回は先月に引き続き6月分の給料を公開する。

前提

本来6月の給与というのは5月に働いた分を指すと思うのだが、毎日異なる雇用主の元で働いていると給与振り込みは翌月だったり翌々月だったり、はたまた当日支払いだったりバラバラである。

今回はあくまでも6月に勤務した分の金額を給料としてまとめて公開しようと思う。

公開の目的

記事にすることでバイト医のライバルが増えてしまうかもしれないし給料を公開するメリットはあまりない。世間様から顰蹙を買うかもしれない。

それでも公開しようと思った理由は主に3つある。

①苦しんでいる医師に伝えたい
筆者の働き方は再現性があるかと言われると微妙かもしれない。しかし病院勤めだけが医師の働き方ではないはずだ。病院を辞めてクリニックで働くことだって出来る。一度退職して数か月休んでもいい。

こういう働き方もあるんだと過去の自分が救われたように、ブラック労働に疲れ果てた方が別の道に進む勇気になればこの上ない喜びだ。

②『医師なら誰でも時給1万円のバイトができる』に一言いいたい 
医師でなくても医学生も、医療系以外の方も今や”医師なら誰でも時給1万円のバイトが可能”だと思っている。この点に関して、1つの記事を書きたいと思い、どのような切り口からアプローチするか現在思案中だ。

こういった記事を書くにはさすがにある程度稼いでいないと説得力がないだろう。稼げない奴の妬みと批判されかねない。

③現行のバイト医の記事がほぼ存在しない/見つからない
医師のバイト関連のブログや記事はコロナワクチンバイト全盛期に執筆されたものだったりして情報が古すぎる。

儲かります!オススメサイトはこちら!と書かれ紹介業者のアフィリエイトリンクがペタッと貼られているサイトが多いが実際には全く使えない業者だったりする。

このあたりの使える業者/使えない業者もいつか記事にしたいと思っている。近頃は誹謗中傷などにとても厳しいので、法律に触れない範囲をしっかり意識しないと書けないのですぐには難しいが。

Xではアイコンに女の写真(AI生成の画像?)を使って医師のバイト事情をポストしている奴がいるがエアプ感が半端ない。とても現役でバイト医をやっているようには見えない。

誤解のないように伝えたいが、単なる月収自慢ならコロナワクチンバイトもあった去年の方がはるかに稼げていたわけで、妬みも買うしいいことはないと思う。

本題

お待たせしました。

気になる今月のお給料は……






…224万円!!!



頑張った!!

今月の休みは当初4日間の予定だったのだが結局3日に減った。
元々216万でフィニッシュだと思っていたのだが、急遽良質な案件が出現したので応募してしまったのだ。本当は休みたいのについつい手が動いて案件を獲得してしまう、バイト医あるあるだと思う。

このため6月は当初13連勤が2回だったのが、中旬から7月上旬まで勤務が繋がってしまい20連勤となった。

今年の6月は健診の募集案件が多かった。
だからこそ時給1万円未満の案件に応募しているダンピング医師達になおさら腹が立っていたのだ。

実際の募集画面を供覧するが、薄給の案件をスルーして粘り強く見ていれば下記のような案件に応募できたのではないかと思う。


※15万円は当日急募案件
さすがに破格
※筆者はこれらの案件には応募していない


今後の見通し

6月の半ばに今年の年収を計算していたのだが、現在獲得した案件(2023年12月から2024年8月分)で1550万となっていた。
8月残り半分+9月+10月+11月で450万円以上稼ぐことはできそうなので、年収2000万円超えがほぼ確定となった。

別の記事でも書いたように、筆者は所得税+住民税で50%取られる領域であまり頑張る気が起きないため今後は働き方を緩くしようと思う。

具体的には北関東(群馬や栃木)などは遠いのでこれ以上応募しないことにして一都三県を基本にしていく。栃木や群馬は4月5月は大変ではあるものの給料がよかったが、現在は給料が下がって大変なだけになっているからだ。

また、車通勤ではなく電車通勤を心掛けたい。
ガソリン代を1L140円だのひどいところだと100円に換算してくる雇い主もいるので、走れば走るほど赤字になる車通勤も極力しない。近所のガソリンスタンドを見て来いと言いたい。

他には時間の割に人数が多い健診案件にも応募しない。落ち着いた勤務の方が自分にとっても受診者さんにとってもいいだろう。

7月は先月の記事で”閑散期で心配”と書いてしまったので7月の給料は公開しようと思っている。記事の内容も単に給料を書くだけでなく、どのタイミングでどのくらいの案件に応募しようとしたのか、はたまたスルーしたのか当時の具体的な考えも一緒に記したい。

8月は平日が21日あるのだがその内3日間はお盆休みだ。
お盆休みは開業医などを除いて医療機関はやっていることが多いのだが、一般企業はお休みなので出張健診の案件はないことが予想される。お盆に営業している企業も確かにあるのだが、その企業にとって繁忙期であることが多いので健診している場合ではない。

そのため8月は事実上平日が18日しか存在せず頑張っても月給160万くらいが限界になるだろう。コロナワクチンバイトが少しあった昨年の8月ですらギリギリ200万であった。

先ほど書いたように7月以降は働き方を緩くしていこうと思っているので、その次の給料公開の記事は11月にしようと思う。

11月は書き入れ時であり、一世一代の大勝負だ。
うまくいけば稼ぎは300万近くになるかもしれないが、失敗すれば数十万という大博打の月なので今から楽しみである。

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