カレーですよ4340(御徒町 台湾小菜 新東洋)カレーチャーハン赤缶の香り。
マロンさんとらでぃっしゅぼーやさんのコラボレーションイベント、
「らでぃっしゅぼーや x マロン マロンの魅せる料理「one up」試食会」
終了。参加はもう3回目となるのだが、毎回マロンさんの料理とスタイリングの感覚やそれを支える思想とロジックに強く感銘を受ける。
それと同じくらでぃっしゅぼーやさんの圧倒的な野菜の鮮度と質。美しさにも感激。楽しい時間だった。
**カレーですよ。 **
そんな会が終わってマロンさんからお誘い。
マロンさん、いんくんと御徒町へ。御徒町へはデジタルキッチンから近いということもあって何度かマロンさんとご一緒している気楽な場所。
辿り着いたのは台湾料理の店であった。
**「台湾小菜 新東洋」 **
御徒町、アメ横のちょっとすごい場所にあった。
いつも遊んでいるアメ横センタービル界隈。
中田商店の角、ガード下の細い路地。洋服を見にくることはあったけどこんな場所の、それも二階に台湾小皿料理の店があったとは気がつかなった。これは盲点。
マロンさんの行きつけとのこと。
よい店であった。
狭い階段を上がると色のついたガラスの扉。この感じがもうすでにうれしくなる。昔の喫茶店やスナック、横浜のいまは無くなってしまったホットドッグスタンドや、それと改装前の昔のナイルレストランもそうだったな、確か。
色のついたガラス扉っていうものにはどうにもレトロスペクティブなロマンを感じてしまう。好きなのだ、そういう感じ。
店のお父さんお母さんのちょっとつっけんどんだけど優しい感じとか、そういうのも好きな感じだ。
そして食べ物は、どれも旨い。大変旨い。
大根の、これは紹興酒をつかった甘酢漬けか。クセになる味だ。
腸詰は大定番だがここのものはとても好み。上品な味の仕上がりだと感じる。ネギもキツすぎない。
豆苗炒めはいくらでも食べられるし、シジミの醤油漬けが本当に旨い。
訳あってこの日は呑まなかったのだが、呑めないことがばかみたいだった。これはつまんで呑まねば勿体無い。
途中で菅野社長も合流してますます楽しくなってくる。ベリーさんの都合がつかなかったのはつくづく残念であった。
わたしがいたこともあってマロンさんがおもしろがって「カレー炒飯頼みましょうよ!」と。出てきたカレー炒飯が、どうにもいい感じであった。
まずグリンピースが入っているというクラシック感。そのうえひと嗅ぎすればすぐわかる、ストレートな赤缶の香り。洋食などの職人さんたちはこの香りをちゃんと自分の店のものとして昇華させるために秘術を尽くす。が、ここのはてらいもなくそのままストレート。それがとてもいい。昔風を醸し出す。そこがいいのだ。
炒飯としての出来もよいし、楽しめた。
楽しい時間はあっという間。
さて、原稿書きに戻らねば。
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