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バカッター問題とネット私刑:教育と企業対策が創る未来

スシロー事件と私の視点


 noteクリエーターの花やんです。毎週金曜日にお送りする『日常雑感マガジン』、よろしくお願いします。

今年2月、回転寿司の迷惑動画騒動が世間をにぎわせましたね。あれはスシローで当時高校生だった男子がネットに投稿した動画が一気に拡散した問題です。

その後の展開は皆さんもご存知だと思います。私がnoteでの配信活動を始めた頃に重なり、この騒動をテーマにした記事『改善寿司騒動から見えるもの』を配信しました。詳細はこの記事の下にURLを貼りますね。

その記事では、私の視点から問題の背景を探りました。その後もバカッターによる迷惑動画は出続け、問題となりました。

賠償額の背後:スシローと加害者の戦い


 しかし、企業側が物理的対策を講じたことや社会の厳しい視線を浴びたことで、騒動は次第に沈静化しました。そして時間が経ち、スシロー側が3月22日に民事提訴したことが明らかになりました。

賠償額は6700万円。ネット上の意見は大半がスシローの判断を支持しています。私自身もその一人です。

私は賠償額が億単位でも良いのではないかと感じていますが、スシロー側は該当店舗の一カ月分の売り上げや対策費用を考慮して決めたのかもしれません。

また、時価総額が一時的に160億円下がった事実は、考慮されていないようです。スシローは加害者側の高校生の将来も考慮し、適切な判断をしたと私は解釈しています。

スシロー側は、「各店舗の衛生管理に対する疑惑と多くの客の強い不快感、嫌悪感。その影響は深刻で、この問題を無視することはできない」と主張しています。

 一方、被告の高校生側は、5月に裁判所に提出した答弁書で棄却請求を行い、争う姿勢を示しています。彼の主張は、「客の減少は同業他社との競合が原因である」とのこと。

しかし、この主張は一般的には納得がいくものではありません。スシロー騒動によって一時的に客足が遠のいたのは事実だと思います。それなのに、「同業他社との競合」を原因にするのは無理があると思われます。

具体的な話し合いはわからないですが、この主張はどう考えても奇妙です。私が推測するに、高校生とその家族、弁護士は賠償を避けるためになんとか答弁書を作成したのではないでしょうか?

私の意見としては、賠償を避けようとする姿勢は問題だと思います。争うのではなく、真剣に対応するべきだと思います。

 そして今回の賠償額は、一家族が背負うには大金です。ネット上では破産は避けられないという意見が多いですが、実情は未知です。救世主が現れる可能性もあります。

例えば、山口県の給付金不正取得問題で逮捕された男性を雇用し、賠償額を肩代わりしたYouTuberの事例もあります。

しかし私は疑問に思います。スシロー側の賠償請求は、同じような騒動が再発しないよう抑止力としての側面があるはずです。

「迷惑行為をして、さらにネットに流出させた場合、莫大な賠償金を支払うことになる」という事例が抑止力として働くと思います。

だからこそ、裁判所は公正に判断してほしいですし、軽々しく和解に持ち込まないでほしいです。真剣に裁判が進行し、判決が下されることが望ましいです。

しかし、私たちは冷静に見守るべきです。過去の同様の騒動や事件で、社会的制裁(ネット私刑)が判決に影響を及ぼしたケースがありました。

教訓と向き合う:教育と企業の対策


 とにかく今後は、私たち一人ひとりがインターネットを使う際にどのような行動を取るべきか、そしてどのような行動が許されないのかを再認識することが求められます。

そして、それを教えるのは教育の役割です。子供たちはまだ大人になる前の未熟な存在です。そこで、大人たちは自分たちの経験と知識を使って、彼らに正しいことを教えるべきです。

そのためにも、今回のスシロー騒動を含む一連のバカッター問題について、より深く学び、理解することが重要です。それを元に、教育機関はリテラシー教育を充実させ、子供たちに適切なネットマナーを教えるべきです。

また、企業側も対策を見直すべきです。物理的な対策だけでなく、法的な対策も重要でしょう。騒動が起きた場合に即座に適切な対応ができるよう、事前の準備と対策が必要です。

なによりも、私たちは自分自身の行動を見つめ直し、誤った行動を取らないようにすることが大切です。そして、これからの社会の中で生きていくために、どのような行動が許され、どのような行動が許されないのかを深く理解し、その上で行動することが求められています。

これら全ては、互いに尊重し合いながら共に生きていくための基本的なマナーであり、それを身につけることで、より良い社会を作り上げることができます。

それでは、今日の『日常雑感マガジン』はここまでです。来週もお楽しみに!

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
あなたがこの記事から何を得たのか、あるいはどの部分が特に興味深かったのか、ぜひコメントで教えてください。

また、この記事への『スキ』・『コメント』と、私の『フォロー』をお願いします。次回の記事もお楽しみに、noteクリエーターの花やんでした。


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花やん
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