【ショートショート】信頼できない語り手
やっほー!はじめまして読者クン。チョシャっていいます。お隣すわっちゃうね。
えっと、トシって呼んでね。なんかオーナーから「ぜんぜん話さないのでトシちゃんが一方的に話す感じで」って言われてるんだけど、まじ?
あぁ理解。とりま勝手にすすめちゃうわね。
あ、全然だいじょうぶ。じっさいドキンみたいに話さないお客さんいっぱいいるし。あ、読者クンのことドキンって呼ぶことにした笑
よろしくね。
ドキンってどんな人がタイプなんだろ。
あんまおしゃべりは好きじゃないっていわれたら詰んじゃうね笑
でもトシはドキンみたいなひと好き。ドキンみたいに話をずっときいてくれる人なんて、みたことないもん。
あ、飲み物だいじょうぶ?乾杯したいな。トシとドキンのはじめまして記念だね。なんかさ、はじめましてっていいよね。この、なんにも分かんない感じ。これからきっとお互いのこと理解してくんだと思うけど、まったく分かんないのもそれはそれで!って感じしない?良さあるなぁ。
あ、乾杯しよっか。「はじめましてー」でしない?
うんうん。せーの、「はじめましてー!」
タッチしよ。うぃー♡
決めた。今月はドキン記念日にしよう。挨拶もさ、「こんにちは」じゃなくて「はじめまして」ね。
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息子がグレて「こんな家、出てってやるよババァ」と言ったあと、「何言ってもいいが大学にだけは行っておけ」と送り出し、旅立つその日に「これ持っていけ」と渡します。