上には上がいる
自分が成長するためには、
今の状況に満足し切らない方が良いというお話です。
何年も同じ会社にいたり、
幼い頃から続けている習い事だったり、
何かで賞を取ったり目標をクリアしたり。
誰にでもそういったことはあると思いますが、
今より一歩先に行くためには、
「今が最高地点」「今で100%OK」としていてはならないと思うのです。
現状満足の意識は、あまり良い結果を生みません。
「今まで紙の資料で会議の準備をしていたから、急にiPadを使用するなんて出来ない」
とか、
「30年ピアノを続けているから、弾けない曲はないはず」
とか、
「全国大会で1位を取ったから、この先目指すものはない」
とか。
そもそも、「一歩先に行く」というのは、他の誰かと競い合って勝つ、ということではなくて、それ以前に自分自身の成長ということです。
先に行こうが行くまいが、成長しようがしまいが、人それぞれ自由だと思います。
でも、誰にでも平等に与えられた時間と脳みそは、使わないよりはうまく使った方が少しは面白い人生になる。
どんどん成長すれば、次の成長のためにまた新しいチャレンジをして、それらが周りにも良い影響を与え、人生の中身はきっと濃くなるはずです。
例えば、新たにダンスを習い始めたとします。
自分はまったくの初心者で、
入ったダンススクールのメンバーは経験者ばかり。
そんな時に「あぁ自分には才能がなかったんだな、この人達には敵わないな」と諦めるか、「こんなにダンスができる人たちがいたんだ、良い刺激だ、コツを教えてもらおう」と捉えて前に進むか。
この前者の発想もきっと、先ほどの話と同様で、
今の状態が100%だと考えているからこそ出てくる発想だと思います。
前者のままでは、今の自分を超えることは一生できず、成長しない。
世の中には、あらゆる分野で上には上がいて当たり前だし、
そして自分がいきなり出来るようにならないのも当たり前。
周りの世界にも、そして自分の能力にも、限界はないんです。
ここでは同時に、誰でもみな、本来持っている能力は同じだと捉えることも大切なんだろうと思います。
時間と脳みそが平等に与えられていて、
且つそれを使う能力も平等。
それなら、自分には出来ないことはないはずです。
沢山の思考のフィルターを取っ払って、
今と未来を見つめたいものです。