自分のものさし-友人宅にお邪魔して-

先日、地元の友人宅で、女子3人で鍋をしました。

そこで、人によってこうも違うものかーと感じたことが一つ。

部屋の片付け度合い。

私はキレイ好きかそうでないかで分ければキレイ好きな方だと思います。
潔癖症と言われるようなレベルではないけれど、いつでも自宅に人を呼べる程度に整っているし、散乱しているものは一つもないしチリホコリもない。

そして多分、その友人も、一般的にはキレイ好きに分類されると思うんです。

でも。
玄関に揃っていない靴がいっぱい。テーブルの上にも物がいっぱい。
部屋の隅に脱いだ服が積み重なり、床には髪の毛が落ちている。
テレビ台にはホコリ。
洗面台と鏡には水垢。
トイレはお客さんが来る前には掃除するものだと思うんですが、形跡がない。

本人も、きっと一緒にいたもう1人の友人も、何一つ気にしていない様子。
もちろん2人とも、20年来の付き合いだから、私がキレイ好きであることは知っています。

私がもし彼女の立場だったら、「キレイ好きな友人が来るし、いつもよりしっかり片付けておこう」と考えると思います。
マットレスやクッションカバー、便座カバーを洗って色を揃えたり、食器を揃え、おつまみの下準備もして、よく言う”おもてなし”を徹底します。せっかくだから、良い意味で期待を裏切る、印象に残る時間を過ごしてほしいと思います。

でもそれが、逆に居ごこちが悪いと感じる人もいるかもしれない。

あぁこれは完全に自分のものさしだ、と思いました。

「キレイ」の基準、「居ごこちの良さ」の基準も人それぞれです。

大事なのは、自分自身が楽に過ごせるかということ。

他人にキレイ好きと思われたいから片付けるのではなくて、部屋がキレイだと自分が心地良いから片付ける。
気遣いがすごいねと褒められたいからおもてなすのではなくて、自分が、皆に良い気持ちになってもらったら嬉しいからおもてなす。

あくまで主語は「私」。
そんなことを意識して過ごしたいです。

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