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過去の繁栄を残す街を歩く 北九州市若松区

こんちはぁ〜、お散歩大好きなユズルと申します!

このマガジンではいわゆる地方の小都市をウロチョロ散歩して、僕が勝手におもしろいと思うモノを独自の視点で紹介していく記事を集めていく予定です。

街の歴史とかは全然詳しくなくて、ただただゆるーく散歩して面白そうなものをバシバシ写真撮って紹介していこう!っていうだけのシンプルな企画なのです。
みなさんが散歩するときに、いつもの街もちょっと視線を変えたら面白いんだよってのをどんどん見つけていきたいなと思ってます。

今日は福岡県北九州市の若松区を散歩!!
この街はボクの地元で、昔は炭鉱から運ばれてくる石炭で非常に栄えた街。だから結構歴史が深くて昔の建物とかが残ってます。

当時「赤線地帯」と呼ばれていた、いわゆる風俗街みたいなエリアも存在していて、とてもおもしろいです。

そんな若松を二島エリアから市街に向かってボチボチ歩いていきます。

ではさっそく出発しましょー!

どの地方都市にも団地ってのは存在すると思うんですけど、北九州ってこういう古い団地が結構残ってます。いつ建てられたんだ!?ってくらい古くていい感じの汚しが入ってますねぇ〜。

この団地はいわゆるスターハウス(星形団地)って呼ばれてるヤツかな?
この団地は二棟しかなくて、片方は住民がいないのですが、もう一棟のほうは一部屋だけ人が住んでるみたい。
すごい勇気のある人だな...。
夜にこの建物を見るとめちゃくちゃホラーです。

スターハウス団地から5分ほど歩いたとこに二階建ての集合住宅が並ぶ団地群を発見。
この建物も相当古いなぁ。
人住んでるのかなー。


なんとこの団地には今や絶滅危惧種の「電話ボックス」が存在してました!!懐かしいなぁ。
昔はよく見かけたんだけどなぁ。

この団地から少し歩くとちょっとした商店街が現れます。

古い街には必ず小さな商店街が適度な間隔で点在してて、そういう小さな店が集まってる『プチ商店街』が好きなのです。
特に抜群のネーミングセンスの店名を見るとテンションが上がります。

「ミセスじゅんこ」
とてもシンプルなネーミング。何を売っているお店かもわからない。たぶんこのネーミングはブティック的なお店だろうと思うけど。

「コスモス」
カラオケ屋さんにありがちなネーミングです。
こちらではダンス教室もやってるぽいです。開いてるかどーかはわかんないけど。

古い建物が多い街なので、こんな崩れかけのアパートメントもあったりする。
古さと建築スタイルから昭和30年代くらいに建てられたアパートだと推測。
イメージ的にはつげ義春が家賃を払えずトイレに幽閉されてたようなアパートだなぁ。


またも小さな商店街を発見。
その一角にあるこじんまりとした市場!
北九州市はこういう地域密着の小さい市場がたくさんあります。
この一帯はスーパーがあんまりなくて、こういう市場が地域の生活を支えてるんだろうなぁ。

中はこんな感じ。ブティックに薬局、そして八百屋さん、お肉屋さん、魚屋さん、食料品店。
生活に必要なものはこの市場に来たら一通り揃うみたい。

市場のそばには文具を扱う駄菓子屋さんとか美容院もあったりします。ホントこじんまりしたお店が集まったエリア。ほのぼのしてますなぁ〜。

役目を終えた古いクルマが!!
そしてなぜか横に植木鉢。よくわからん。

この家は銭湯の看板が掲げられてて煙突もあるんだけど、ただの家にしか見えない。銭湯らしき入口もないし...。
廃業してるかなー?
すごく気になる...。

謎の銭湯からしばらく歩くと心臓破りの階段が現れ、この階段を頑張ってひたすら上がると、若松市街が一望できる神社に到達。

その神社からは若松区と戸畑区を結ぶ若戸大橋という赤い橋か見えるんですが、この橋はもともと有料の橋だったんです。それが最近無料で渡れるようになって、便利になりました。

さてさて、この高台の神社から15分ほど歩いたところに2020年11月にオープンしたルリユール書店というお店があります。

若松市街のほんの少し離れた修多羅地区の古い家屋の離れで営業してるお店で、店主さんが選んだ「何度も読みたくなる本」を扱ってて、お店の入り口にはこんなかわいい看板が置かれてます。

先程のかわいい看板から少しだけ坂を登ると現れる、家屋の門。もうワクワクしちゃいますねぇ〜。さっそく中へ。

店内はこんな感じ。「離れ」自体はこじんまりとした造りで、1階が書店、2階でオーガニックのコーヒーやオーガニックのレモンを使ったレモネードなんかが飲めるようになってます。


「離れ」の2階は二部屋あって、こんな素晴らしい空間でゆっくり本を読みながらコーヒーなどが飲める!!夢のようだ!!
なんというか、映画のワンシーンみたいだなぁ...。

「母屋」の方も気になるので行ってみましょ。
書店のご主人に「母屋の方も見ていいですか??」とお願いして連れて行ってもらいました。

「母屋」のほうは和室、洋室、縁側で飲み物が飲める。どのお部屋ものんびり空間ですごく素敵!
ボクはコーヒーを頼んだんだけど、どこで飲もうかめっちゃ迷う...。
でもちょうど桜の季節で、中庭に桜の木があり綺麗だったので縁側に座ってお花見気分でコーヒーを頂きました。

書店の方でジョルジュ・バタイユの「青空」を購入して、ページをめくりながらオーガニックコーヒーをいただた。
コーヒーも美味しい!!優しい味と香りで読書の邪魔をしない。

ルリユール書店でのんびりしたあとは、若松市街に向けて散歩再開。

フラフラ歩いてると番犬クンがいたので撫でまわしてお友達になりつつ、

火野葦平さんのおうち(河伯洞)をチラ見しながら若松市街に入ります。

若松の市街地にはいくつか商店街があって、そのうちの一つ「ウエル本町」はJR若松駅から一番近い商店街。
残念ながら現在も営業してるお店は少なく、ほとんど廃業してて、昔は結構活気があったんだけど今は人通りもまばらで、寂しいなぁ...。

ウエル本町を抜けるとエスト本町という商店街があらわれる。この商店街はT字になっていて明治町銀天街という別の商店街とつながってます。
この商店街も人影まばらでほとんど人がいない...。
お店は何店か営業してるみたいだけど...。
みんな商店街に買い物行かなくなったんですかねぇ...。
たしかにモールとかそこら辺にたくさんあるもんなぁ。

商店街のそばにもお店が点在してて、昔はこの辺りが栄えてたのだなーという雰囲気を残してます。こういう雰囲気、大好きです。


エスト本町のT字を曲がり、明治町銀天街を突き抜けると突如として「えびす市場」が現れます。
こんなにボロボロになってるのにまだまだ現役で営業してるスゴい市場!!

中はこんな感じ。海鮮、乾物、お肉屋さん、八百屋さんなどが元気に営業してました。お魚も新鮮で美味しそうだし、何よりめちゃくちゃ安い!!
スーパーで買うより絶対お得ですね、これ。

ちなみにこの「えびす市場」を起点に商店街が展開されており、こちらの商店街は「大正町商店街」という名称。
この商店街もほとんど人がいなくて、若松って人が住んでないのか!?と不安になります。

ちなみにこれが「大正町商店街」の様子。
寂しい風景だ...。
(といいつつボクはこういう風景が好きだったりする)

さてさて、今回は北九州市の若松という街をぶらぶら散歩したわけですがー、今日のところはここまで!!
若松区は街が古いので見どころたくさんです。


次回は若松からフェリーに乗って同じく北九州市の戸畑という街に渡って散歩してみます。

乞うご期待!!

それでは皆さま、ごきげんよう!!

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