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司法書士試験に合格するまで:終

こんばんは、ハンクスです。
受験日翌日から今日までの事を記していきます。
自己紹介は、こちらから。



2024年7月8日~10月2日

 試験終了後一週間は抜け殻のようでした。
 それでも毎日仕事に行かねばなりません。睡眠だけはしっかり摂るようにして仕事に行っていました。
 自己採点の結果、択一は午前中30問、午後26問。記述は6~7割くらいの出来である手ごたえはありました。
 ただ、記述に関しては再現答案サービスは使っていません。予備校の模範解答で確実に書けたと思う処を拾っていきました。
 自己採点をやっていてショックだったのは、憲法の択一で1問落としていたこと、商業記述で簡単な論点にも拘らず落としていたところが判明した点です。
 正直、模試の商業記述はいつも9割は取れていたので、簡単な論点を落としたのはショックでした。また、予備校から商業記述で得点調整が行われるのでは、という予想もされており、大幅なマイナスを食らうのではないかという恐怖もありました。
 そんなこんなで、「基準点はクリアしただろうけど後は神頼み」という状況で3カ月間を過ごしました。
 一応、駄目だったつもりで試験日の翌々日には勉強を再開しました。ただ、一縷の望みにかけて新しいテキストは買わずに手持ちの問題集を回しました。
 一方で、一応はリクルートサイトに登録したり、X(旧Twitter)を介して先生方のお話を伺ったりして就職に関する情報収集も始めました。
 基準点発表の日は一応確認だけはしましたが、ここで騒いでも仕方ないので淡々と過ごしました。
 しかし、この頃X(旧Twitter)の受験生同士のスペースに参加し、同じく今年の受験生の方との交流を持つことが出来ました。それまで、私は受験生同士の交流はあまり持っていなかったのですが、このスペースに参加したことは一つの転機でした。
 このスペースでご縁が出来た方々のお陰で合格後の喜びも増すことになります。

10月3日(筆記試験合格発表日)~10月14日

 合格発表の日は普通に過ごしました。
 前日に急激な不安に襲われ、今年は駄目だと思い込んだ故に気持ちの整理は出来ていました。
 普通に出勤し、普通に昼食をとりながら勉強し、定時退勤しました。
 夕飯の後(18時過ぎ)、不合格を確かめるつもりで法務省のサイトにアクセスしました。
 番号がありました。信じられませんでした。
 その後は直ぐに口述試験に向けた旅行の手配をし、親しい人に合格を報告しました。
 その日の夜は寝付けませんでした。

 翌日以降、口述試験の対策テキストを手に入れ口述試験の勉強をしました。また、X上で合格者の方同士のフォロー&フォロバも増えました。
 口述試験までは、とにかく怪我をしたり体調を崩したりしないことに気を付けて過ごしました。
 10月14日、7月の時とは比べ物にならない落ち着いた気持ちで再び機上の人になりました。

10月15日(口述試験)

 前泊したホテルを早目に出発し、7時30分には口述試験会場の市ヶ谷に着いていました。
 口述試験には一つ楽しみがありました。稲門の後輩(15歳下!)でもあり、同期合格となったSさんと会う約束をしていました。
 今年の最年少合格者でもあるSさんは今風の好青年でした。
 しかし、彼のボロボロになった「ケータイ司法書士」を見た瞬間「彼なら合格して当然だ」という尊敬の気持ちが溢れました。

 口述試験はくじ引きで順番が決まります。
 私は最後の組に近い番号を引いてしまったため、3時間近く待合室で待つことになりました。
 口述試験自体はスムーズに終わりました。
 最後に試験官から「合格後も一生勉強が続きますので頑張ってください」という激励の言葉を頂きました。

 試験後はお腹がペコペコだったので、適当にお店を見つけてランチにしました。昼間からお酒を飲むことは滅多にないのですが、この日は特別です。
 ランチ後は早稲田に向かい、穴八幡宮神社と大隈銅像に口述試験終了の報告をしました。
 潤んだ目で上空を見上げると、紺碧の空が広がっていました。

11月5日(最終合格発表)

 最終合格の日も普通に過ごしました。
 口述試験は落ちないと言われているものの、やはり一抹の不安は残ります。勤務時間終業後に、受験番号があることの確認をしました。

 これで自分の資格試験の旅が終わった。
 そして新しいスタートだ。
 これからどのような人生が待っているのか分からないが、頑張っていく決意を新たにしました。

「合格するまで」シリーズ:完

 これにて「司法書士試験に合格するまで」のシリーズは完結です。
 ここまで読んでいただきありがとうございました。
 本当は、口述試験から最終合格発表の間までも色々あったり、合格祝賀会の事も書きたいことはあるのですが、またの機会にしたいと思います。
 あと、司法書士試験ではないですが、公務員の仕事のリアル等も発信していけたらと思っています。
 これからもネタがある限りは執筆していきますので、よろしくお願いいたします。


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