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司法書士試験に合格するまで⑤
こんばんは、ハンクスです。
いよいよ令和6年度の直前期の事を記します。
これからこの資格を目指す方の参考になれば幸いです。
令和6年2月~3月
この頃になると、自分の実力に手応えを感じるようになりました。
市販の模試はLEC、Wセミナーを解きましたが安定して午前の部は32問前後、午後の部は30問、記述も8割近くの正答率を叩き出しました。
これでも安心が出来ずに伊藤塾の直前フルパック(出題予想+法改正マスター+記述式直前対策+模試2回)を取ることにしました。
今年で最後にしたいと思い、奮発しての課金です。
しかし、この頃マスコミでは衆議院の解散時期予想を盛んに報道し始めました。解散の予想時期は6月末~7月上旬。
司法書士試験は7月頭なので、もし衆議院が解散したら受験できなくなるかもしれません。自治体にとって選挙は全職員の動員が前提とされている大仕事であり、余程の事情(親の葬式や大けがで入院するレベル)が無ければ断ることはできないのです。
正直、この件でメンタルが不安定になり、「今年受験できないのではないか」と考えながら勉強することもありました。更にこの時期、胃腸炎にかかり38℃の熱が3日続きほとんど勉強できないこともありました。
不安な気持ちを振り払うために早目に航空券やホテルを予約して「何が何でも絶対に受験するんだ」という決意を以て日々を過ごしました。
令和6年4月~6月
新年度も始まり、仕事も忙しい日々が始まりました。
しかし負けるわけにはいきません。この時期は職場の昼休みはおにぎりかサンドイッチを食べながらテキストを読んで過ごしました。
そして、年度初めの懇親会等も可能な限り理由をつけて欠席しました。勉強時間を確保するのが生きる目的となっていました。
この頃から、スマホのアプリ(SNSやYoutube、漫画アプリ等)を大幅に整理し、私のスマホは通信手段とスタディングのみの機能となりました。スマホ=スタディングの暗記ツールの時間になりました。
この頃の1か月あたりの勉強は以下の通りです。
1週間で 3300+オートマ出るとこを全部回す
次の1週間で伊藤塾厳選過去問を解く
これの繰り返しです。
記述はリアリスティック問題集を毎日解き、基本論点を叩きこむ。
これを基本としながら、主に土日で伊藤塾の直前フルパックの講座を消化していきました。
問題集を回すスピードもかなりの速さになっていたと思います。
受験願書で試験日を正式に知りました。
7月7日。
これを運命だと思いました。
唐突な話題になりますが、私は清原和博選手の大ファンです。
度重なる怪我や成績不振に苦しみながらも現役生活を闘い抜いた清原選手は私のヒーローでした。
2000年、巨人時代の清原選手は長いリハビリ生活の末、東京ドームで3ランホームランを打って復活を遂げました。
その日が7月7日の七夕でした。
「清原選手が復活を遂げた日に、自分も人生を変える」
その思いで、毎日机に向かいました。
この時期の模試の結果は改めて思い起こすこともありません。
直前になって、点数が思ったより取れなくて悩んだこともありました。
そんな時は、テキストの表紙に殴り書きしました。
「今、ここで踏んばれ 合格ラインは超えている(6/9)」
「私は、合格するために4年間苦しいことばかりでも勉強を続けた(6/16)」
超直前期(6月下旬~7月上旬)
ここまで来たら最早気持ちの問題だと思いました。
そして、衆議院の解散もこの時期には無いことが報道されました。
これで心置きなく受験できる。安心しました。
この頃になると、年度別の過去問集を回すことが中心です。
また、姫野先生のYouTubeライブで指摘されていた出題予想個所はじっくり抑えることにしました。
最終的な学習時間は4,500時間でした。令和5年の試験日から1,900時間勉強時間を積み上げていました。
そして、7月5日。
東京行の飛行機に、一年ぶりに搭乗しました。