
ごぼうの梅煮〜鍋を焦がしたリベンジ
二週間くらい前、別のことに気を取られている間に鍋を焦がし、あわやの事態を招きました。
今回はそれ以来のごぼうリベンジです。
腸の調子を整えるには、ごぼうが良いですね。けっこう効果を感じられます。
胃の調子をととのえたいときは、キャベツの千切りをワシワシと食べます。
「料理は医療行為ではないし、食事は薬ではない」が信条ですが、この二つは意識的に摂ることが多いです。もちろんいただく際はメニュー全体のバランスは考えます。

ごぼうはたいてい洗いごぼうを買い、使うとき亀の子たわしで軽くゴシゴシしています。
適当な長さにカットし、鍋へ。ごぼうがひたひたに浸かるくらいの水とお酒、半々くらいの割合で入れ、そこに梅干しを一粒。
落し蓋をして中火で煮ていきます。沸騰したら弱火。

好みの時間煮て、水分をそこそこまで飛ばして完成。

今回は梅干しが煮崩れてしまわずにそっくりしていたので、取り分けて家飲みのつまみの足しにしました。
梅干しの形が崩れた場合はそのまま散らしてごぼうにまぶすようにします。梅干しの身質と火加減次第。
仕込んだ晩の家飲み時にまず味見。

0:00までのスーパーの閉店前に、割引札つきのいかそうめんパックとたらこ、スナップえんどうを買ったので、いかのたらこ和えでオールフリー。
ごぼうとスナップえんどうはここでは味見程度。翌々日くらいまでいただきます。
いまは料理酒ではなく清酒を使っているので、ごぼうにはほとんど味は入っておらず、梅の風味がのっている程度。
これ料理酒だとけっこうしっかり味が入り、料理酒の塩分の濃さを実感します。
味を足さなくても、梅の風味がのったごぼうは素材そのものの味が味わえて、上品な美味しさ。
いかそうめんはたらこと和え、柚子の皮をすりおろしたのと、胡麻を加えました。
味に加えて、「香り(香ばしさ)」や「歯触り」のようなプラスアルファがあると、グンと料理ぽくなりますね。
料理好きの欲求を満たしながら、うめー、と思えるささやかな幸せを感じる家飲み(多くはノンアル)で一日を締める、こういう切り替えがあるから、明日も頑張ろう、と思えます。
翌朝は、前日いかそうめん等と共に買ってあった生わかめが主役。
お湯を沸かして鍋にパッと放つとサッときれいな緑色になります。
なめこの味噌󠄀汁に適量入れたら、残りは酢の物にします。
きゅうりをスライサーで小口切りにして、塩もみしたのち水ですすいで、絞っておきます。
器に盛って、胡麻をパラパラ。小葱は何となく散らしましたが、ここには不要だったかも。
ポン酢がなく、酢と醤油ほかで作ろうかと思いましたが、代わりに煎り酒をかけることにしました。
卵とうふ、いかと和えた残りのたらこ、スプラウト、ごぼう。
小皿や小鉢を並べるスタイル。
朝食はこのくらいで良い感じですね。
肉だ魚だ、ウインナーだベーコンだ、と必ずしもメインディッシュ的なものを用意しなくても、ご飯とご飯のお供、味噌󠄀汁の「一汁一菜」を基本にして、野菜類を補う感じが、平日の朝食向きだな、と改めて感じた今日この頃でした。
鍋を焦がしたリベンジを果たしたこの日、もうひと段階上の健康体に向けて一歩踏み出した気がします。
その後深酒して帰宅し、朝起きたら記憶にないマルタイラーメンを食べた痕跡があった、みたいな話はまた後日(笑)