3月11日
募集されている求人の数々に、あまりにもピンとこない日々を過ごしているので、負の連鎖に陥って、しんどさが何倍にも膨れ上がっている。しんどいのは本当にしんどいので、逃げるように逃げ道を探していた。
ネット社会は本当に便利だ。探せば行き当たる…のである。
それらの情報のように、欲しい仕事にも行き当たって欲しいが、そこにはまだ辿り着いていない。しかし、しんどさを何とかするための情報をいくつか見つけた。それを咀嚼するために、データ化している。
そんなことをしてもお金にはならない。そんなことはわかっている。あくまで自らのしんどさを何とかするための作業だ。
春という季節柄か、世の中の情報も、私のような人間に寄り添う姿勢が見受けられる。
先日、二ヶ月ぶりに遠出をしたら、駅にやたらと目に付く看板が…。バカでかいが派手ではなく、柔らかい色合いをした、心のヘルプ看板であった。
本屋を二軒梯子したら、いつも立ち読みだけして去ってしまう棚の最上段に、今の私にピンポイントで訴えかけるタイトルをした、一冊の本が目に入った。ぱらぱらとめくると、啓示のようなタイトルの章が目に入る。活字がぎゅうぎゅうに詰め込まれた、労力を要するタイプの容量ではなく、行間のスペースも良心的だ。地元の図書館にあることがわかり、週末ついでに行って借りようと思ったら、貸し出し中になってしまったので、予約案件となった。
テレビでも、私のような悶々とした悩みを抱える人に対する、“考え方の工夫”を指南する特集が組まれていた。好感の持てる番組だから、ちゃんと観ていなくても、その時間在宅だったらかけている。それを自分がたまたま目にすることの奇跡に、驚く今日この頃だ。
“生涯の仕事に出合う”という目的からは、まだ遠い。
しかし、より良く日々を生きたいと願い、もがく私には、ここ数日、ある程度世の中の優しさを感じる。
あるサイトに書かれてあった、今の私に必要な生き方を、少しずつ実践しようとしている。