10月9日
このところ、求職サイトから入る〝スカウト〟メッセージの内容が、保険外交員か警備員の二択になって来た。
どちらの経験も無ければ、どちらのスキルも無い。希望職種として登録もしていなければ、勿論、今後希望する予定もない。
機械が人工知能を上回る日は遠くないらしいが、既に上回っている分野もあるように聞いた気もする。本当だろうかと訝しい。
少なくとも、求職サイトに関しては、〝人の心、機械知らず〟といったところか…。
先日、遊びでやった心理テストで、適職診断をした。回答の際、一瞬迷ったが、最終的に選択したものの結果は刺激に満ちていた。
迷って選ばなかった方は、過去の職務経歴を肯定するものだった。一方、選んだ方の意味するものは…。私は起業したり、組織でリーダーシップを取るような立場が合っているのだという。
後者は、何かにつけて私に付き纏う、潜在的な回答である。実際はリーダーシップも上昇志向もほぼ皆無の人間であり、平平凡凡に安定して平坦な道を歩いて行きたい人間だ。笑い話にしかならない。
完全に行き詰って、就活休戦状態の私は、微々たる貯金を切り崩す生活に入り、反って焦りが消えてしまった。
「そのうち社長やから」(笑)(笑)(笑)
愚にも付かない冗談を飛ばしている現状こそ、最も危機的と言える。