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平凡非凡の狭間にて

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平凡な日々の中で、時折ほんのちょっと顔を出す非凡な刺激が、人生を面白くする。それに生かされ、今がある。そんな見逃しがちな命の糧について綴りました。
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#大人

若いパパの挑戦

 犬の散歩で行ったいつも公園に、子ども二人連れの若い夫婦が居た。ブランコに乗る男の子と女…

羽縫
3週間前
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路上トイレ化問題

 大人になってから、大人の立ちションを目撃したのは十年ほど前のことである。犬友のお父さん…

羽縫
3週間前
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代替の読み方

〝代替〟という漢字の読み方を、ずっと“だいがえ”と読んでいた。人前でも普通に…。面接でも…

羽縫
1か月前

衣類の間違い

 マスクなしでは外をうろつけなくなって、随分経つ。忘れてはいけないので、その日着用予定の…

羽縫
2か月前
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ええ年してからアルバイト

 この年になってアルバイトをしなければならなくなるなんて、夢にも思わなかった。しかし、急…

羽縫
4か月前
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愛と恋と死と

『年下は何を考えているかわからない』  いつからか、そんな偏見が自分の中に沈むように潜ん…

羽縫
5か月前
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眼鏡の行方 ①

 眼鏡を何処にでも置くせいで、いつも探している気がする。  一応、〝眼鏡スタンド〟なる物を置いてはいる。寝室のテレビの前に一つ、携帯置きと同じ、宇宙飛行士の姿をした陶製のものだ。  パソコンデスクの横にある小型冷蔵庫の上にも一つ。これは昔、職場のデスクに置いていた物で、モアイ像の形をしている。以降、自分のデスクを持つような仕事をしていないので、置き場所に困り、今は自宅のこの場所に居る。  眼鏡を意識して置く時、眼鏡スタンドは活用されるが、探さなければならない時というのは、やは