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平凡非凡の狭間にて

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平凡な日々の中で、時折ほんのちょっと顔を出す非凡な刺激が、人生を面白くする。それに生かされ、今がある。そんな見逃しがちな命の糧について綴りました。
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#トイレ

不調の理由

 何かがおかしかった。いつものように午後からパソコンを開き、リアルタイムや録画の番組をか…

羽縫
1か月前
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秋のイライラ月間 ③

 行事前の話だ。ある女にイライラしている。  午後の役割担当のため、食事の配膳やトイレに…

羽縫
3か月前
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トイレの不思議

 トイレのペーパーホルダーに水滴がついている。結構沢山。因みにペーパーにも…。使おうと思…

羽縫
4か月前
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合わない病院 ③

 木曜日、やっと受付を通って指定された場所で順番が来るのを待っていた。火曜に来た時より大…

羽縫
4か月前
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眼鏡の行方 ②

 社会人になって初めて受けた職場の健康診断で、私の視力は0.4になっていた。0.1で掛け…

羽縫
6か月前
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妹という人 ③

 機嫌が良い時、妹は饒舌だ。聞いていて可笑しいのは、彼女の暮らす世界が、私のそれとまるで…

羽縫
6か月前

妹という人 ②

 その日は犬を連れて、午後からドッグカフェに行く予定だった。午前中、用事の為に外出し、前日から眠れないほどの痛みを発し出した扁桃腺を何とかするために、急遽医者へ寄って帰ると、丁度正午であった。  妹の部屋を覗く。彼女はまだ寝ていた。ヨガをやめたので、約束していたドッグカフェもドタキャンかと思いながら声を掛ける。 「もう昼やけど、ドッグカフェ行けへんの?」 「うぅーーーーーーん」と寝ながら伸びをする。こういう時は大抵、「まだ眠たいからやめとく」とか言い出す。しかし今回は違った。