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平凡非凡の狭間にて

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平凡な日々の中で、時折ほんのちょっと顔を出す非凡な刺激が、人生を面白くする。それに生かされ、今がある。そんな見逃しがちな命の糧について綴りました。
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#本

媒体を通して社会に問う ①

 最近本屋に面展されていた本に何となく惹かれて、図書館にあるか調べたら、予約人数も少なく…

羽縫
10日前
4

夢占い

 不思議な夢を見たので書き残しておく。いつも参考にしている夢占いの本には情報がなく、ネッ…

羽縫
10日前
1

導かれ…本と出合う

 予約して届いた本の処理に追われている。計算違いで返却期限に追われる日々。仕事をしていな…

羽縫
2か月前
2

風よあらしよ ②

 返却予定日が来てしまった。まだ半分残っている。読み切れないから、ページをメモして返却す…

羽縫
3か月前
3

理解できない関係性

 電車の中で、女子高生二人が喋っていた。何処にでもいるような、普通の女子高生。派手過ぎず…

羽縫
4か月前
1

時間だけを持て余す ②

 今年、やたら物を壊す。年明けから何枚皿を割っただろう。こんなことは珍しい。唯の不注意に…

羽縫
4か月前
3

読書家の定義 ②

 私や妹と違って、私の弟はそれなりに優秀な人間である。  賢明であることに疲れたのか、一時期道を逸れてキャリアを無駄にしたものの、そこそこの学校を出て、まともな仕事に就き、難しい資格も取った。それを活かしきれてはいないものの、きょうだいの中で唯一、一般的な適齢期に結婚して家庭を持ち、今も一応ちゃんと自立している。  彼もまたそれなりに読書家である。  家を出た今ではどうだか知らないが、実家に居た頃、彼の書棚は私が読まないような難解な書物で溢れていた。古い文学作品や哲学書、現代

読書家の定義 ①

『うちのきょうだいって、割と本を読むんやな…』  そんなことにふと気付いたのは、妹が、知…

羽縫
6か月前
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