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平凡非凡の狭間にて

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平凡な日々の中で、時折ほんのちょっと顔を出す非凡な刺激が、人生を面白くする。それに生かされ、今がある。そんな見逃しがちな命の糧について綴りました。
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2024年10月の記事一覧

秋のイライラ月間 ②

 とある行事で、警備の役割に当たった。担当は4人。2人一組、1時間交替のローテーションで…

羽縫
3か月前

秋のイライラ月間 ①

 最近やたらといらいらする。変な人が多いのか、変なことが多いのか、私が細かく気にかけすぎ…

羽縫
3か月前

トイレの不思議

 トイレのペーパーホルダーに水滴がついている。結構沢山。因みにペーパーにも…。使おうと思…

羽縫
4か月前
4

母がおかしい

 母がおかしい。もしかして、認知症の初期症状?かと思ってしまうような、身勝手発言が続いて…

羽縫
4か月前
2

理解できない関係性

 電車の中で、女子高生二人が喋っていた。何処にでもいるような、普通の女子高生。派手過ぎず…

羽縫
4か月前
1

母からもらったリュック

 出張で、スーツを着なくてはならなくなった。スーツ…着慣れないし、めんどくさいし、まとも…

羽縫
4か月前
3

ポケットから…

 出勤するために乗る電車のホームは、改札の対岸にあるので、階段を登らなければならない。階段…大嫌いなので、時間があればエレベーターに乗る。しかしこの日は階段。何故なら、ホームから見えた電光掲示板が光ったから。 【間もなく電車が到着します】  “到着”が緑色である。  光ったところなので、走らなくても良い。まだ電車は見えていない。歩いて上がって充分間に合う。と、二段ほど先を登る女性が目に入る。後ろ姿が職場の上司に似ているから…だけではない。ズボンのポケットから何かが出ているから

眠れなくて… ②

 朝はそれほどゆっくり出来なかったが、夕方寝たのが幸いしたのか、犬の添い寝を母に任せて入…

羽縫
4か月前
2

眠れなくて… ①

 このところ、眠れない…という夜とは無縁だった。元々、眠りが浅く、記憶に残る夢もよく見る…

羽縫
4か月前
1

突然の雨

 降車する、一つ前の駅に着いた途端、物凄い音がして、車内の誰もが辺りを見回した。向かいの…

羽縫
4か月前
3

本籍地がない!

 4月から短期雇用されるにあたり、何やら今までにないくらい書類手続きがややこしかった。 …

羽縫
4か月前
1

家を守る

 畑仕事を再開した。無職だった3月までは、何やかんやと出向いていたが、4月から短期就職し…

羽縫
4か月前
3

人と人との繋がりは… ②

 諸事情から私が退職した年、彼女は別の職場へ異動した。再就職に行き詰っていた一年前、現状…

羽縫
4か月前
5

人と人との繋がりは… ①

 珍しい人からラインが入った。 「近場でごはんでも行きませんか?」  通り一遍の挨拶の後に一言。それが主旨である。  世間はコロナ禍、二年連続緊急事態宣言下に置かれたゴールデンウィーク最終日前日であった。  丁度一年ぶりくらいの連絡。前職の同僚で、一年だけ同じ職場だった人。たまたま同じ地区内に住んでいたことがわかって、意気投合した。これもご縁と思ったのも束の間、彼女は関わる人全員とご縁を結びたい人だったようで、同じ文言で職場内のほぼ全員と、代わる代わるランチに出かけようとして