国立科学博物館 特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」で印象に残ったジュエリー3選
私が展覧会や博物館に行く際は、お目当ての作品がある時が多いです。とはいえ、ノーマークだったけどこの作品が素晴らしかった!、写真とは全然違ってびっくりした、といった具合に、本物を見れる機会だからこそ心に残る作品があります。
そのため私は、観覧しながら今回のベスト3の作品を選び、それをじーっくりと目に焼き付けて帰り、帰宅後はその作品について調べまくる、ということをよくやります。
今回は、2022年3月現在、上野の国立科学博物館で開催中の、特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」で印象に残ったジュエリーを3点挙げたいと思います。
なお本展は、大まかに原石、宝石、ジュエリーとコーナーが分かれていたのですが、今回はジュエリーに絞っての選出です。また、アルビオンアートが誇る宝飾品の数々に限っては撮影禁止だったため、写真は全て他サイトからの引用になります。
①トパーズとアクアマリンのパリュール(1820年頃)
(https://www.albionart.com/jewel/トパーズとアクアマリンのパリュール/)
宝石を支えるイエローゴールドの煌めきが目を引く、ブローチやイヤリング、ネックレスなどのセット(パリュール)。セットなので大きさがすごく、上記の写真以上の迫力があります。(上記の写真はイマイチで、美術展ナビさんの下記の記事の方が大きさや輝きがわかりやすいかも。)
②アーサー・ウェルズリー(後のウェリントン公爵)のシャトレーヌ・ウォッチ(1809年頃)
(https://www.albionart.com/jewel/アーサー・ウェルズリー(後のウェリントン公爵/)
この時計、どうやって使うの!? シャトレーヌ・ウオッチって何? となりましたが、とにかく目を引きつけられました。ウエストから下げて使うようですね。
シャトレーヌは城主の妻、という意味で、ここまで豪華絢爛でないにしても、同じような形のものを女性が使用していたように思われました(chatelaine watchで検索)。
③ココシュニックスタイル アクアマリンとダイヤモンドのティアラ
ティアラが集まるコーナーで、一番素敵だと思ったのがこちら。水色が好き、というのはあるのですが、デザインの品がよいな、と感じました。
いかんせん図録の発行が遅れているそうで、上記のような拙い情報となってしまいましたが、普段は見ることができない地球の奥深くに眠る原石の数々に想いを馳せ、途方もない豪華さのジュエリーに目を眩ませ、と楽しい特別展でした。