「『おっ、ザワザワしとるのう』と考える事について」の話 byとけいまわり
私が台所で落ち込んでいると、子ども達3人がワラワラ集まってきた。
「いやあ、お母さん仕事で失敗しちゃって、その後処理で周りに迷惑をかけてしまって。」
感情をコントロールして、子どもの前ではいつもニコニコの笑顔で云々は私にはできんと悟ったので、しょんぼりした顔の時はなぜしょんぼりしているかできるだけ話す様にしているのだ。
次女「そうなんだ〜、でも、寝て起きたら忘れてるんじゃない?私、いつもそうだよ!」
私「凄い…それは凄いね。マネできんけど」
長女「う〜ん、考えないようにしようと思っても、絶対に考えちゃうよね。『考えないようにしよう!』の時点で考えちゃってるもんね。どうしたらいいかねえ…うーん…」
私「あ、いや、話を聞いてもらっただけでも楽になったよ?大丈夫」
長女「でも、そのザワザワした気持ちは時間が経てば薄まっていくから、『今はザワザワするの仕方ないけど、そのうち薄くなるんだろうなあ』って、そのうち薄くなるという点に気持ちを集中したらどうかな」
私「今は『考えちゃうものだから仕方ない無い』って思えばいいのね」
長女「そうそう。ザワザワはザワザワに任せておいて、このザワザワをどうしようかは考えない。おっ!今日もザワザワしとるのう〜って放っておく感じ。」
私の「なるほどなるほど」
長女「うんうん、きっと、みんな、1週間に何日かはザワザワする日があるもんだと思うよ」
私「確かに、人はザワザワしてて当たり前って思うと少し楽」
次女「そもそもさ?お母さんは家族のために頑張ってくれてるんだからさ、それだけで100点じゃない?家族を守ってくれてるんだよ?」
長女「そうそう。きっと、あんなに一生懸命な人でもミスをするんだなって思われてるよ。お母さんの事、だめな人だなあ!と思う人より、お母さんを助けてあげなきゃ!って思ってる人の方がたくさんいるよ。そうじゃない?」
私「う〜ん…そうかな。うん、そうだといいね。うんうん、何か子ども達が一生懸命考えてくれたから、ザワザワしててもいいや〜って思えたよ。ありがとう、ありがとう」
そして、うんうんと、よく分からないけど頷く末っ子。みんなありがとう。
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