失敗しないグラブの選び方
初めましての方ははじめまして!どうも、みかです。
初めてのnoteとなりますが、プレイヤーとしての経験と指導者として学生を約5年間指導した経験則から、失敗しづらいグラブ選びを3つのカテゴリーに分けてお話ししていきたいと思います。
※このnoteに書かれている内容は全て私みかの個人的な意見主張になります。もちろん私と違う意見もあるともいますし、私が間違っていることを言ってることもあると思います。note作成にあたって誤った情報を流さないようにチェックはしておりますが、万が一不都合ある場合はご連絡ください。迅速に対応します。
それでは長文駄文になりますがよろしくお願いします🙇♂️
1. 野球未経験、初心者(少年野球まで)
まず最初は野球を始めたばかりの未経験者や野球を数年経験した初心者(以下ライトユーザーという)を対象に説明していきます。
結論から言うと、ライトユーザーは自分の好きなデザインや憧れているプロ選手のグラブを購入すればいいと考えています。
ライトユーザーは自分の感覚に合うグラブがどういうものであるか?自分のプレースタイルに合うグラブがどんなものか?それがまだ経験が浅いので分かりません。むしろ分かるほうがすごいです。笑
スポーツショップでスタッフの方からのヒアリングを受けて購入する場合でも、プレーに関する情報が少ないので結局初心者用グラブを勧められることが多いでしょう。(実際私も指導者1年目の頃は、中学からソフトボールを始める子に初心者用グラブを勧めがちでした)
・まずは自分の道具を好きになろう
『野球始めたいからグラブ買うんだけど、何買ったらいいか分かんないし、野球経験者の友人がとりあえずおすすめしてくれたグラブ買うか〜』
『野球ショップ行ってみたけど、よく分かんないし店員さんに勧められたグラブ買っちゃった!』
『ネットで調べたら初心者に向いてるグラブはこれらしいし、これ買っておこう!』
以上の購入動機、間違ってはいませんが最適解とも言えない。と個人的に考えています。
ライトユーザーこそ、『自分の憧れの源田選手モデルのグラブを使いたい!』『青を基調としたグラブを使いたい!』『コユニのグラブを使いたい!』等の自分の気持ちを最優先したグラブを購入してほしいと思ってます。
・何が自分に合うグラブかなんて最初は分からない
自分に合う合わないの判断は何年もプレーしていく中で、少しずつ蓄積していく経験値を元に判断できるようになっていきます。
そして何年も野球をプレーしていくにはまず自分の使う野球道具を好きに、そして野球を好きにならないと長続きしないでしょう。
経験者が勧めたグラブのほうが上手くプレーできるかもしれません。
ネットで出てきたおすすめグラブが誰にでも使いやすくて良いプレーができるかもしれません。
でもまずは自分自身が納得したグラブを使って野球を楽しみ、試行錯誤を繰り返していく中で自分に合うプレースタイルや型を探していってほしいと思います。
自分に合うグラブを考えるのは2個目のグラブ購入の時からでも遅くはありません。
好きなグラブを買いましょう!!!
2. 中級者(小中軟式程度)
この中級経験者(以下ミドルユーザーという)はある程度自分の好みの型や自分に合ったプレースタイルを確立できている方が半数以上はいらっしゃるかなと愚考します。
・ハイエンドモデルを検討してみよう
ミ◯ノならミ◯ノプロ、Z〇〇Tならプロ◯テイタス、S◯Kならプ◯エッジというような大手各メーカーのハイエンドモデルを購入時の視野に入れてみましょう。
ある程度好みの型が決まっており、ライトユーザー向けの低価格帯グラブでは物足りなくなっていて、プロモデルズバリのハイエンドモデルに興味を惹かれることが多いのがミドルユーザー層の特徴だと思います。
このレベルの方からは野球ショップでスタッフからのヒアリングを受けて最適解なグラブを探すことができるようになってきます。
スタッフさんと二人三脚で最適解を導き出すことで、自分に合う高品質高性能なハイエンドモデルを選択することが可能になります。
・購入前に自分のプレースタイルを見直してみよう
ここで注意してほしいのがこの層は自分の感じたり思っているプレースタイルと実際のプレースタイルに齟齬が生じているケースが多いと言う点です。
学生指導時に体験した事例をいくつか紹介します。
case1
中3 遊撃手
『私は守備に自信があるので、小さめで軽いグラブで守備範囲をもっと広くしたい』→ 『守備範囲は広いが雑で芯でボールを捕りきれていないこと多いかった。守備範囲は多少狭まるが確実に芯で捕球できる大きめでやや深めのグラブを購入』
case2
高1 外野手
『私は守備が下手なので、大きくて長めの外野用がほしい』→『下手に見えていた捕球姿勢や打球への入り方が原因だったので指導し、解消。足が速く落下点に入るのが早いので、足の速さを活かすため通常よりやや小さめの外野用を購入』
このように第三者からの意見を取り入れることで自分が思っているプレースタイルが実際と異なっていることに気がつけたり、ウィークポイントを改善することでより自分に合うグラブを見つけ出すことができます。
ミドルユーザーに該当する方は自分の意見だけでなく、信頼できる第三者の意見も参考にすることでより高みを目指すことができるグラブ選びを行うことができます。
グラブ購入は自分自身の野球を見直す良い機会。
購入検討時は自分のプレースタイルを見直してみよう!
3.上級者 (高大社以上)
このレベルの方は豊富な経験に裏打ちされた技術に加え、グラブの使い方やプレースタイルに自分なりの強いこだわりがあると思います。
・オーダーグラブで細部までこだわってみよう
上級者(以降シリアスユーザーという)の方々はこれまでの野球人生で複数のグラブを使用した経験があると思います。
シリアスユーザーの方々は細かく設定できるオーダーシステムを利用することでより自分の感覚に近いグラブを手にすることが可能になります。
その際は必ず信頼できる野球専門店でオーダーを発注していただきたいです。
ぶっちゃけ実店舗で購入するよりECサイトで発注したほうが価格が安い場合もあります。しかしグラブの型によって装着するウェブの相性の良し悪しや同じメーカーでも革色によって革の硬さや張りも全く異なります。(直接発注したときのみ紹介される裏オプションのあるメーカーも存在します)
そんか数多ある野球メーカーのオーダーグラブの知識を総合的に高く持っているのが野球専門店のスタッフさん達です。
安物買いの銭失いというわけではありませんが、オーダー品は手元に来るまで正解かどうか分からないという側面もあります。
少しでも正解率を高めるためにも、高い知識持ち信頼できるスタッフさんと共にオーダーを発注していただきたいです。
・野球ショップに赴く際は今のエースグラブを持参しよう
今あなたの持っているグラブは病院でいうならあなたのカルテです。グラブを見ればあなたがどういう使い方をするか野球ショップのスタッフさんなら一目で分かります。
グラブを持っていくことで、新しいグラブを検討する際に解像度の高い説明をすることが可能になりますし、新グラブのサイズ変更の際も今のグラブと比較することで容易になり、失敗を減らすことができます。
・大手以外のメーカーも検討してみよう
シリアスユーザーの方々は導入で説明しましたがグラブの使い方にも強い、そして独特のこだわりがあると考えています。
現在の野球界を牽引する大手メーカーのグラブは万人ウケする、誰が使っても90点なグラブ作りを行なっていると考えています。(あくまで超個人的な意見です。
しかし非常に高いレベルでのプレーを至上命題とするシリアスユーザーは100点満点の世界に一つだけの自分専用(所謂ワンオフアイテム)を求めるべきだと考えています。
特にDtoCでブランドを展開しているメーカーがおすすめです。(DtoCとは問屋や実店舗等を介さずに自社ECサイトやSNSを窓口にして直接ユーザーと取引する業態)
・DtoCのメーカーのメリット
まずは箇条書きで紹介していきます。
・グラブ制作している職人さんやブランドオーナーの顔が見えやすい
・皮革の選択やプロと同じ革での対応、その他大手メーカーでは対応不可なことも対応できる場合がある
・型付け等も細部まで細かく、繊細な感覚にも対応できる
それでは一つ一つ説明していきます。
・グラブ制作している職人さんやブランドオーナーの顔が見えやすい
この点に関してはメーカーとしての規模が小さい故、という面もありますが、作り手の思いや気持ちが等身大に伝わってきやすいという点があります。SNSで宣伝販売しているところがほとんどなのでブランドオーナーや担当職人に直接声をかけて詳細に情報を確認した上で購入したり、購入者に合う最善のグラブ選びをお手伝いしてくださると思います。
大手メーカーでは担当者に確認するまで時間がかかったり、ユーザー数が多いがゆえに一人一人に丁寧に時間を割けず担当者の顔が見えづらいという点があります。
・皮革の選択やプロと同じ革での対応、その他大手メーカーでは対応不可なことも対応できる場合がある
上記のグラブのように大手では対応不可の対応を行なってくださるのも大手以外のメーカーの醍醐味です。
メーカーによってできる特殊加工は異なりますので、SNSで問い合わせてみるのが1番です。
コンセプトは大手メーカー以上に千差万別ですので自分のグラブの使い方に合うメーカーが必ずあります。根気強く探して見てください。(私でよければいつでも相談承ります)
・型付け等も細部まで細かく、繊細な感覚にも対応できる
これもマイナーメーカーの強みだと思います。
大手メーカーでは基本的にグラブの販売のみ→型付けは野球ショップスタッフという流れが一般的です。野球ショップの型付けももちろん一流ですし素晴らしいと思いますが、ブランドオーナー自ら型付けを行ってくださるところがマイナーメーカーでは多いです。
自社で作ったグラブなので革の性質や扱い方もよく分かっていらっしゃいますし、細かい要望にも気軽に応えてくださるという強みがあります。
・信頼できる方に型付けを一任してみよう
これについては深く語りませんが、シリアスユーザーの多くはどのメーカー、ブランドのグラブを購入しても型付けだけはこの方にやってもらわないと...という方がいらっしゃいます。
シリアスユーザーと呼ばれるほどの技術は私にはありませんが、私にも型付けはこの人じゃないと...!という方がいらっしゃり、よくお世話になっています。
他メーカーの型付けですと、たしか¥10,000以上はかかります。そこに価値を見出せるかどうかはもちろん人それぞれではありますが、僕は¥10,000でも安いくらいだと思います。(使ってくだけでどんどん良い型になる魔法の型付けはこの型付け{仕上げ加工だけ})
まとめ
つらつらと書き連ねてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
オタク草野球選手の中でも多少のグラブ知識はあるほうだと思いますので、初めてグラブ購入にお困りの方、オーダーグラブのメーカー選びにお迷いの方、野球全般で何かお困りの方、いつでも相談承ります。またstand.fmで配信活動も行っておりますので興味ある方はぜひ下記URLから聞いて見てください。
それでは長文駄文にお付き合いいただき本当にありがとうございました。また気分が乗った時や、何かリクエストありましたらnote更新すると思いますのでまたよろしくお願いします。
ここまで読んでいただき本当にありがとうございました🙇♂️
ここまで読んでくださった読者の方々が、より良い野球人生が送れることを祈念して筆を置かせていただきます。