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窯出しの事
こんにちは。
今日は、登り窯の窯出しのお話をします。
窯出しは、桜の咲きだした頃なので、
少し前のお話ですね。
比較的新しいお話かな?(笑)
![](https://assets.st-note.com/img/1651904120896-MqRyl7fdj1.jpg?width=1200)
登り窯は、4つの部屋から成り立っており、
手前の2部屋は月白(げっぱく)と呼ぶ
青い釉薬の品物などを多く取ります。
残り2部屋で、鹿背(かせ)という、
子鹿の背中の斑点のような模様が出る茶碗を
主に取ります。
しかし、相手は炎。
人の手が入れられるような、否な領域。
ある程度は予測を立て、導けるのですが
全てを美しい模様の茶碗にするのは難しい。
窯出しの時、一喜一憂します。
いい色の物が取れた時、
即座に、個展に回せるように一つづつ
工房などに運ばれます。
![](https://assets.st-note.com/img/1651904510364-RAu2GkLLUL.jpg?width=1200)
そうでもない物は、まとめて置かれ、
いずれは産業廃棄物へ。。辛いー。(笑)
黄昏ちゃいます。
でも、窯一杯に入れて焚かないと、
ピンポイントで作品を置いても
炎の巡りは毎回変わり予測不能。
同じ結果になるとは限らない。
頑張るしかないのです。
窯がある時はへこたれがちなので、
皆様の応援が欠かせないのです。
そんなことで、これからも
コーヒーゼリーを頬張りながらの
応援を宜しくお願いいたします。
がんばるー。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.
作陶館ブログ