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ゼーゲルコーン

こんにちは。
今日は、登り窯さかのぼり話最終回です。
ゼーゲルコーンを立てていた、
窯詰め直前のお話です。

ゼーゲルコーン、
それは一定の熱量になれば溶けだし、
窯内の温度(雰囲気)をお知らせしてくれる、
ドイツのゼーゲルさんという科学者が発明した
優れものの温度計です。

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場所に応じたゼーゲルを沢山立てます。

冒頭の写真は、そのゼーゲルコーンの
入れ物の封印シール。
ゼーゲルコーンが倒れる様子のデザイン。
おっしゃれ―。カワイイー。
知っている人しか分からないデザイン(笑)

このゼーゲルコーン、
京都での製造が終了しているので、
いつかは無くなる・・困る~。

今回そのことで少々調べてみると、
オルトンコーンという、アメリカ製の
自立する温度計に切り替えていらっしゃる
陶芸教室、窯元が書いているブログが
チラホラと出てきました。

ストックが底をついてきて、
それに伴って値上がりしているので
やむなく切り替えと書いてあります。
その中に、こんな一文がありました。

『「ゼーゲルコーン」と「オルトンコーン」は
基準が異なるので、
しばらくは両方を窯に入れてオルトンコーンの
適正な熔倒基準を探らなければなりません。』

同じようにはいかないので、
各々が同じ結果になるような
融解具合を見極めなくてはならないようです。
無くなってから
「ゼーゲルコーンと同じっしょ?」と
使うと痛い目に合うという事ですね・・。
肝に銘じておきます。
ひと窯パァなんてイヤですもの~。

と、なくなったら困る~という、
脱線したままの話で終わります(笑)
ゼーゲルコーンなくなると困る・・。

それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館ブログ
https://blog.goo.ne.jp/asahisakuto

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