メメント・モリ(ポンペイ展・3)
ポンペイです。
大丈夫、今回で終わる多分。(笑)
(いやもう一回あります)
冒頭は、テーブルの天板の絵の写真。
「メメント・モリ」だそうです。
メメント・モリという言葉は、
キリスト教が広まる前、
「食べ、飲め、そして陽気になろう。
我々は明日死ぬから」
と、いつ死んでも悔いが残らないよう、
節度を持って、やりたいことやろーぜー!!
という意味で使われていましたが、
キリスト教布教後は、
天国と地獄の存在がババーンと伝えられ、
魂の救済が重要視されるようになり、
死への思いは現世での楽しみ、贅沢、手柄が
空虚でむなしいものであることを強調するもの
となり、それならば、来世に賭けよう・・と、
『戒め』の意味合いが逆になったそうです。
(前は悔いなく過ごせ!、
後は悔いが残らないよう清廉であれ。)
言葉(教え)って、受け取り方で
真逆になる時があるから、
気を付けて使わなくてはいけませんね。
う~ん、楽しみなどは、
「今でしょ!」と思わなくもありませんが、
輪廻するならば、来世の事も考えて
今世で、ちゃんとしておかなきゃ。
と、どっちも取った生死観が今は普通・・?
え?私だけ??都合良すぎ⁇(笑)
話をポンペイに戻しましょう。
これ、家に有ったらお洒落。
我が家なら間違いなく、
お醤油と、出汁醤油をいれますね。
(そして間違う)笑
ポンペイの街が火山灰に沈んだのは
一瞬だったようですが、その数日前から
火山活動が激しくなっており、
半分ぐらいの人々が避難していたそうなのに、
残った人々の、あまりにも普通の生活が
残っている様を、今の我々が垣間見る、、
ということが不思議。
なぜ、そんなにノホホンとしていた??
とはいえ、自分たちもアラートが鳴っても
にわかに逃げなかったりしますから、
ポンペイの人々も、「まだいける!」と
思っていたのかもしれませんね。
現地は、灰に埋もれ守られていた色彩などが、
風化により色あせ、崩れてきているそうです。
いつか行きたい場所ではありますが、
叶いそうにもないので、この展示会を
なるべく忘れないように、
皆様にも共有していて頂きますネ。
「あれなんやった?」って聞いたら、
答えてください。(無茶振り)
そんなところで今日はお終い。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.