見出し画像

一輪生け・その3(?)

こんにちは。
今日はいよいよ一輪花生けが出来上がります。
おまたせ~!

これまでのおさらい。
まず、これぐらいの土を使うよ~と、
土取りをして、縦に伸ばしていき、
ある程度伸ばして形を作ったら、
コテを使って、更に伸ばし
形を整える。迄をお伝えしていました。

今日はその花生けの口元を作ります。

指で繊細な形を作り出す。
なめし皮をあてる。

この時点で、底を切り糸で切ったら
もう出来上がりだよ。という
くびれを足元に作っておきます。

装飾を施して。。

この花生けは、口元が花弁のように
ひらひらとしているので、チョイチョイっと
装飾をしておきます。
そうして、切り糸で足元を切り離したら
一本出来上がり。

これらを20~30本ぐらい作って、
(3種類あります)つまりば、、
一種類20本としても、60本。
きゃー!
全て登り窯に入れます。
朝日焼きで、小さな花生けを見かけたら、
頑張って作っていたヤツだな。と思って、
愛でて、何なら購入してください。

7月に登り窯の予定が入っております。
私の応援もほしいですが、
新人ちゃんの応援もお願いいたします。
なくてはならない縁の下の力持ちです。
何なら、私がヒョロヒョロの小枝なら、
彼女は瑞々しい、まだまだ育つ枝。
応援のし甲斐もあるってなもんですよ~。

では、また明日。
Please stay healthy and stay safe.

え?なめし皮ってなんじゃいって?
口元を滑らかな形に整えるために当てる
鹿のなめしてある皮です。お腹なのかな?
柔らかい薄めの皮を使っております。
奈良に行ったら、『眼鏡ふき』として、
まぁまぁな鹿の形の皮も売られておりますが、
使える部分は少ないです。
分厚くて硬いと、滑らかに当てられませんから。

「なめし(鞣し)」とは、動物の皮から、
腐敗の原因となるたんぱく質や脂肪を取り除き、
薬品をつかって柔軟性・耐久性をもたせる
加工技術のことです。
通常、生皮は時間がたつと水分が抜けて硬くなりますが、
タンニンやクロム等のなめし剤をコラーゲンと結合させ、
繊維構造を安定化させることで、
革を製品へと加工できるようになります。

いいなと思ったら応援しよう!