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しっぴき
こんにちは。
今日は陶芸道具についてのお話です。
上の写真は、「しっぴき」と呼ぶ道具です。
しっぴき・・
『陶芸の道具の一つ。ロクロ成型の終わった素地を
ロクロから切り離すために用いる切り糸の一種。』
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水に中に浮くなら、どんな木でもいいと思います。
手のひらにすっぽり収まる大きさ。
それぞれの手作りなので、形が様々。
首にあたる部分に、糸を巻きつけるので、
くびれは絶対必要ですが。
ウィキ先生によると・・
『しっぴき糸の素材は、
昔は馬の尻尾や藁を撚って使用された。
現在は、タコ糸などが用いられている。
糸の片方に持ち手のあるものが多い。
両方にもち手のあるものは、
切り糸と呼ばれるが、ロクロ上で用いられる
「しっぴき」ではない。
「しっぴき」は、瀬戸地方の
”尻を引く”という言葉の転化といわれる。』
尻を引く・・確かにな。
器の底の部分を、糸をひいて切り離すので
そういうのも想像できます。
(いや、ちょっと無理やり納得してみました)笑)
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どっしり感が半端ない。
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以前、どこかへ無くしてしまって、
間に合わせで作ったものをそのまま使っています。
ザ・間に合わせ。
工房長のしっぴきの写真に戻ってみて下さい。
木目が綺麗~。
(そう出るように木を選んで作っています)
以前使っていたしっぴきは、
可愛らしく小さく、木目も出ていたのですが・・
無くしてしまったその子に悪いから、
ずっと間に合わせで済ましています。
(いえ、言い訳です。
使えるから、これでいっか―★って)笑)
皆様も、どこぞの教室へ行かれた時や、
体験でロクロの席に座る時があるならば、
どんな”しっぴき”かな~なんて、見てください。
市販の物もあると思いますが、
それぞれの場所での個性が出ていて、
面白いと思います。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.