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423展・こぼれ話展
こんにちは。
今日は、(今日も)423展のお話です。
作品にもっと近づいて見て見ましょう。
冒頭の写真は、8代の頃の急須。
持ち手がしめじ。もしくはキノコ。
そして、急須の胴体の一番上には
松ぼっくりが左右についております
(という事は。。上のキノコは
マツタケを暗示。。?)笑
そして裏返すと、な、な、なんと!
カキー!
![](https://assets.st-note.com/img/1682578911509-eUSpEZFJO0.jpg?width=1200)
これ、急須の形になっているけれど
土瓶蒸しに使うやつじゃね?なんて
話をしておりました。
でも、穴がどう見ても急須。
秋のピクニックなどで使う
茶目っ気ある器だったのかもしれませんね。
あとは、一度割れてしまったものを
「かすがい」で止めて修繕してある急須。
「かすがい・・
金属製で「コ」の字の形状をしており、
尖った先端部が2つある釘をいう。
両端をつなぎ合わせる木材に
それぞれ打ち込むことにより接続する。」
ホッチキス(ステープラー)
の刃のような形のもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1682579358136-aWRq77SihD.jpg?width=1200)
有名な「馬蝗絆(ばこうはん)茶碗」も
ひび割れをかすがいで止めてありますが、
大胆な技術ですよね。
馬蝗絆茶碗のページ(東京国立博物館)
将軍が「この茶碗ヒビいっちゃったから
直す、もしくは同じの作って?」と、
朝鮮に送ったら、
「こんな素晴らしいもの、もう作ってないし
作れないから、コレで勘弁して!」と
”かすがい”で止められた茶碗を
送り返してこられたというもの。
馬蝗絆(ばこうはん)の意味は、
かすがいを「馬に止まったイナゴ」
に見立てて着けたんだって。
青い馬がいた・・?謎・・。
ま、いっか。
![](https://assets.st-note.com/img/1682580296360-tOPtPzvFLh.jpg?width=1200)
中までかすがいの先が貫通していないのね。
貫通すると漏れるからあたりまえか。
割れずにかすがいを打つ穴をあけて
打って止めるという技術。すげぇ。
えーっと、何の話がしたかったんでしたっけ?
展示内容をお伝えするんでしたね。
いやぁ、面白いものがあると
そればっかり写真に撮っちゃって、
その他の写真を撮ってきていないので、
今日はここで終わっておきますね。
(写真を撮り忘れたんだろって言わないの!)
明日からは興聖寺の中をご案内いたします。
423展、5月14日までです。
良かったら訪れてくださいね。
作陶館GWの営業
4月29日、5月2,3日は
お休みを頂きます。
宜しくお願いいたします。
また明日。
Please stay healthy and stay safe.