
逸翁美術館(いつおうびじゅつかん)
こんにちは。
先日、大阪府池田市にあります、
逸翁美術館へ行ってきたので、
そのお話をいたします。

うっかり、裏道からアプローチをしたようで、
少々不安になる道を上がり、
着いた先が逸翁美術館の裏側。
(ついてよかった・・)
展示内容はコレ。

インドネシアで求めたヤシの実をくりぬいて、
漆で内部を補強して水差しにしたり、
(釜に水を足すために水を入れておく入れ物)
芭蕉の葉で編んだかごを花生けに見立てたり
遊び心が満載のお道具が楽しいですし、
真面目なお道具も、どこか
人をからかうような伸びやかな
物が展示されておりました。
阪急電鉄、宝塚歌劇団を作った、
小林一三(こばやしいちぞう・いっさ)。
往年の写真は、厳めしい顔つきの方ですが、
悪戯心が満載な人だったのかもしれません。
(お金が有るからできる遊び心って言うのもある
と重います。貧乏人のヒガミじゃないよ!)
雪だるまの手あぶりが可愛らしかったです。
(清水六兵衛作)
(本当に、雪だるまの形で、
ニッコリした表情をしており、
頭後ろに大きく穴が開き、そこから炭を入れ、
手をかざして暖を取る可愛らしいお道具)
後はね~、小さい香合の蓋に、
「がおー」と、獅子が口を開けているお道具、
物が小さすぎて、獅子が子犬みたいに見え、
ほのぼの~とします。
これらを、招待客を思いながら用意する
小林一三翁、悪戯好きなはず。多分。
まぁ、呼ぶお客様達は、
財界のトップや財閥とかだったので
(超大会社の創設者や大臣など)、
茶室の中は、もう、なんか、
凄い威圧オーラが充満していたでしょうね。
ワタシが紛れ込んだら、壁の隅。。
お家の敷地の隅・・
いや、そもそも門をくぐれないかも。。
今の時代になって、お道具を拝見できる
美術館になっていてよかった。
教科書や茶道具の本で見るような
茶わんなどが飾ってありましたから。
皆様も、お時間あるならば、
大阪府池田市にある、逸翁美術館へと
足を運ばれみてはいかがでしょうか?
お屋敷も素敵な空間が広がっていましたので、
またご紹介しますね。
それではまた明日。
Please stay healthy and stay safe.