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窯詰め・その2

こんにてゃ。・・・こんにちは。

台風が沖縄付近でウロウロし、
猛威を振るいそうな天気予報を見ました。
沖縄に住んでいる皆様、
対策を万全になさってくださいね。
とか、京都に住んでる台風ペーペーが
いうなよって?ですよね。
何事もありませんように。

さて、話は陶芸に戻って。
今日も窯詰めの話です。

ガス窯と登り窯

写真のガス窯は、朝日焼で一番大きな窯。
これが2基あります。
その向こうにチラッと写っているのが登り窯。
10月にもう一度焚く予定になっています。

そうそう、朝日焼の窯焚きは、
「ゼーゲルコーン」という
一定の温度になったら溶けて、
窯の中の温度雰囲気を教えてくれる物を
一緒に入れて焚きます。
もちろん温度計も使っています。

ゼーゲルコーンたち。

振ってある番号によって溶ける温度が違います。
釉薬と同じ成分なので、11番が溶けると
窯の中は1320度になっているという事になり、
「この釉薬は十分に溶けているぞ」
という事が分かります。

温度計は、その瞬間の温度を表示するので
「十分にその温度に到達している」という
事とは限らないのです。
登り窯で薪が燃えている時、
バァッと火が出た時と、落ち着いた時との
温度は驚くほどの差が出ます。
なので、その場の温度と、
窯内の雰囲気が分かる温度を測る
温度計とが必要なのです。

このゼーゲルコーンは生産が終了しているので
いつか手持ちの在庫がなくなると
別のものに変えなくてはなりません。

微妙に融解温度などが違うようなので、
無くなる前に確かめなくちゃ。
のんきに構えていて、本当に無くなる
直前になってから慌てそうな予感がヒシヒシ。

うーん。。。この数回、
粘土を作る・器を作る・素焼き
釉薬を掛ける・窯詰めまで書きましたが
何か分かった?
陶芸の流れが分かった?
例の風邪が猛威を振るいだしてから
少しでもクスリと笑って頂ける時間をと思い
ほぼ毎日書いてきましたが、
役に立つこと、陶芸の知識が増えることを
書いている回は、ほぼ皆無(笑)

ま、身近に感じて頂ければいっか~。
宇治に京都に来られた際に
「そういえば朝日焼って言うのがあったな」
と思いだして頂けたら、もうけもの(笑)
是非訪れてくださいね。

さて、明日からは通常モード
「役に立たない」を全開にしていきますね。
それでは、また明日。
Please stay healthy and stay safe.

作陶館ブログ


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