光明を仰ぐ人々
5月29日、空軍の曲技飛行団が東京の上空で示威を繰り返した。それを軍の中央病院にて、職員、即ち隊員が歓迎する姿が紹介された。配置と任務は異なれど、同じ隊員としての仲間意識を持っている事だろう。
中々に整った画だ。軍用機よりも、むしろ光明が目立つ。撮影者と歓迎役とで、太陽の位置も鑑みて現場で練習したのだろうか。歓迎役として出演せよと、職務として指示も出たのではないか。いづれにせよ自作自演だ。
この飛行は、新型コロナウィルスによる疾病に立ち向かう医療従事者を励ます為、と公表されている。コロナは「王冠」の意味であり、ウィルスの形が似ている事から名づけられた。似た形の光を仰いで手をかざすのも皮肉な姿だが。まあ、電通水準な印象。
この写真を見て、韓国発祥のキリスト教系カルト教団の紋章を思い浮かべた。安倍政権の支持基盤の一つでもある。
日本経済新聞社では、この度の撮影者を記事化して紹介していた。
東京五輪担当、との事。延期決定以来、あぶれていたのだろうか。この構図を選んだ事情を聞いてみたい気もする。自身がキリスト教系の特殊思想に染まっているかどうかは知らない。むしろ、旭日旗の色違いを狙ったのかも知れない。
下々をなだめる為には食べ物と見世物、とても解りやすい。この度は、食べ物に当たる給付金すら滞っているが。尚更、見世物に力を入れるのだろうか。そもそも五輪自体が見世物だったが、もはや見通しも立たない。代理戦争が中止なら、「本物」をやるのかな。
3年前の東京都議会選挙での稲田朋美防衛相(当時)の演説が思い出される。自衛隊は自民党の軍隊、安倍政権の軍隊。一応、取り消しはしたが、本心は変わるまい。
東京上空での始めから終わりまで延々と、生放送も行われた。これらが安倍政権による広報宣伝活動なら、やはり電通が関わったのだろうか。だとしたら、幾ら受け取ったのだろうか。
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