イグBFC4の感想26〜30

はんぺんたです。
イグBFC4の感想の続きです。

26.ハトについて

『趣味がほしくて公園へ行ったらハトがいた。だから趣味をハトにした』というところがアホな部分のように書かれていると感じます。
 でも、思い返すと私も『なんかカッコイイ感じがするから洋楽を趣味にしよう』と思ってBoyz II Menのアルバムを聴きました。その後まったく趣味にならなかったのですが。
 だからなんとなく適当に趣味を作るためにとりあえず始めるのはおかしくないはず(希望)。
 にわかにしては詳しすぎるし、こまやかな説明にはハトへの愛が感じられました。
 私がもし、にわかでハトを趣味にしてもこんなに語ることはできないだろうなと思いました。だって、ハトが着地するときに音がなるなんて知りませんでしたし、気にもしなかったので。
 にわかではないのに、にわかと思っているあたりがイグということかと感じました。
 ちなみに私は子どもの頃に「こども電話相談室」にかけたことがあります。「田舎に行ったときにもらった落花生の苗が水をちゃんとあげてるのに枯れてきたので、どうすればうまく育つか」というような質問をしました。答えは「苗をとるとき根が切れてしまっとかそういう理由で水をうまく吸えなくなったので、もう育てるのは難しい」というようなことを言われた記憶があります。私はなんともいえないもやついた気持ちになりました。ハト音について、この主人公がきちんと納得できる答えがわかるといいなと思いました。そうしたらきっと、もっとハトが好きになるのではないでしょうか。


27.100%カツルくん

 ギャンブルはこわいですね。クレジットカードのキャッシング機能を使ってまで、ギャンブルしたらダメだ! ギャンブルは余剰資金でやれ! とカツルくんをおもいっきり叱りたくなりました。
 私はギャンブルをやらないと心に決めているのでパチンコやスロットのことは詳しくありません。ですが、この作品を読むとギャンブルに淡々と金を溶かしてしまうカツルくんの気持ちはわかるような気がしました。だからこそ私はギャンブルしないぞ、と改めて思いました。反面教師的な作品として読めました。


28.スウェーデンの林

 私は村上春樹の作品で『ノルウェイの森』だけは、友だちに勧められて大昔に読んだことがありました。
 ですので、この画像の色とタイトルからして『ノルウェイの森』が思い浮かんで面白かったです。
 ただ、大昔に一度読んだだけなので内容はほぼ忘れてしまっておりました。覚えていたら、もっとオマージュ部分を感じられて楽しかったことでしょう。
 そして最初は気づかなかったけど、佐々江って名前で「ああ、あの一家か!」とわかって面白かったです。
 これから日曜日の夜に彼を観たら、真面目でやさしい増雄さんにそんな過去があったなんて……と考えてニヤリとしちゃいそうです。


29.#(ハッシュタグ)


 
 私はインスタをやっていないのですが、インスタに対する勝手なイメージは持っています。Xと違って、ハッシュタグをたくさん使って投稿してるっていうイメージです。しかも意識の高いインフルエンサーがキラキラした前向きな内容の投稿ばかりする……という。はい。Twitter沼で育った者にありがちな偏見に満ちたイメージを持っています。
 この作品については、ハッシュタグを多用することでインスタっぽさはあるけど、内容はアホだなぁと思って楽しく読めました。
 横書きにしたほうがインスタっぽさが出て、もっと面白さが伝わっただろうなと思いました。
 回転寿司の話かと思ったら、主題は新回転論なんですね。なんだろう、新回転論って。後半は若干、狂気も感じました。最後は何でもかんでもハッシュタグつけてるし(笑)


30.愛

 とにかく勢いがすごすぎて、一体なんなのかわからなくてもなんだかすごいものを読んだという気持ちになりました。
 キャイーン、そして鈴木というとあの芸人が思い浮かびます。でもきっとあの人ではないのでしょうね。
 ちがう鈴木と、相方がキャイーンする。この作品の中のキャイーンとは一体なんなのかも謎でした。はたして、あのポーズのことなのか。
 わからないけど、とにかくアホだということは強烈に伝わってきました。


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