イグBFC4の感想36〜40
36.アイの試練
私が書いた作品です。普段あまり自作品について語ることがないので、ここで存分に語ろうと思います。
イグBFC4に参加するにあたり、とにかく時間がなかったのでプロットなしで勢いのままに書きました。
アイデア出しの時点でメモに書いた内容を特別公開します。
『ときメモとドラクエが混ざった世界。ドラクエAIを混ぜたら、本命のしおりがザキを連発して主人公は瀕死。
にじのさんに人工呼吸して助けられる』
実際に出来上がった作品とはラスト付近の展開が違いますね。本当はあのラストではなく、べつのヒロインに人工呼吸されて蘇った主人公があっさりと本命を乗り換えるというオチの予定でした。けどどうやっても枚数制限にひっかかる。
「これ以上は書ききれない。もう本命ヒロインを倒しちゃえ! そうだ、経験値とお金も手に入れたら面白いぞ。コナミだから573円だ!」という感じでとっさにラストのオチを考えましたが、今ではとても気に入っています。
私は学生時代、PS版の『ときめきメモリアル』にどハマリしまして、どの選択肢を選べば好感度が上がるか、イベントがいつ起こるか、効率的なステータスの上げ方などほとんどのキャラクターのデータを覚えるくらいにやり込みました。キャラクターソング集を買い集めたり、ドラマシリーズはもちろん、ぱずるだま、おしえてYour Heart、ときめきの放課後 ねっ☆クイズしよ、など遊びまくり、ほかにはわざわざプリクラも撮りに行きました。ちなみに虹野さんが最推しです。
ときメモの話が長くてすみません。とにかく、大好きなときメモを元ネタにした楽しい作品を書きたいと思いました。
さて、ときメモを元にどうしたらアホで面白くできるか。それを考えていたとき、たまたまつけていたテレビでAIの話題が出ていました。
私が生まれてはじめてAIというものを知ったのはファミコン版のドラクエⅣです。「人工知能!? すごい!」とキラキラした気持ちで初めて触れたのがあのドラクエⅣです。クリフトがザキを連発しまくって、まったく使いものにならずガッカリした思い出が蘇ります。
そうだ、その二つを合わせよう。私の頭の中でひらめきました。
面白さはこれで大丈夫。あとはアホさだけど、AIがザキを連発するだけでは足りない。
そこで主人公をアホにしました。推しへの愛が強すぎるゆえのアホさ。過去の自分を思い出しながら書きました。
数年前、ふと過去を振り返り「どうして私は貴重な青春時代をときメモに費やしてしまったのか」と悔やんだ時期がありました。
けれど、その体験があったからこそ今の自分があるのだと友人に言われてハッとし、それ以降はときメモに費やした青春時代を愛おしく思っています。
この作品もそのときの経験が活かせたので、とても気に入っています。
37.新婚旅行は計画的に
これはとても興味深いエセーでした。ドラッグについては、絶対にやりたくないです。なぜかというと漫画のウシジマくんを読んで本当にドラッグがこわくなったからです。ウシジマくん、心えぐってくるから少ししか読めてないですけど。
この作品では、そんなまったく知らない世界のことを見せてくれたので興味深く読めました。
ガンギマリの友人が新婚旅行で泊まりに来た二人を安心させるために、言ったことが逆に作用してしまい、逃げていくってところがわかりやすくアホで好きです。変な人、もう入ってきてるっていう(笑)
38.R
めちゃくちゃいい話、からのR。ううーん、これは感情がぐちゃぐちゃにされる。イグBFCということを忘れるくらいに、とてもいい話で感動すら覚えていました。そこからの「のでR」です。
きっとここがアホな部分なんでしょう。だけど、さっきまでの感動を返して……って気持ちになってしまいました(苦笑)。これがイグ……。イグのおそろしさをこの作品でようやく知った気がします。
39.すてきな時間
初っ端から、なぜ社名がハッスル出版に変更されたのかめちゃくちゃ気になりますね(笑)。一行目から面白い。
ファミコンの裏技のところでは『たけしの挑戦状』を思い出して笑いました。
四ページ目までは、ハッスル出版に行く仲間が増えたり、なんかワチャワチャした感じが楽しかったです。
五ページ目から、内容が変わりますよね? 読み違えてたらすみませんが、地の文で作者が会話してますよね? 読んでいて頭がバグりそうになりました。
そして突然のゴールデンパイナップル先生。謎すぎますが「キャハハハーイ!!」がとても楽しそうなので全部ヨシ、という気持ちになりました。
40.不可逆的ガチョウ倶楽部
えっ、これは私のこと? 私の心の中のことを書いている……!? いや、でもおせんべいはそんなに食べないな。だけどこの部分を「チョコレートむしゃむしゃ」に変えたら私のことだわ……! と、思うくらいに私と一致してました(笑)。
久しぶりに会えない? は恐ろしすぎて笑いました。いやぁ、本当にね、会いたいけど会えない姿をしていることの哀しさ。運動も近々やる気はあるんですよね。近々がいつか自分でもわからないだけで。それに、こころの栄養は大事ですし。頑張って仕事したらご褒美が必要ですよね。褒められて伸びるタイプなので。
私も主人公の言い訳にウンウンと頷きながらも、読んでいて耳が痛くなるような気持ちにもなり、ダイエットそろそろ頑張らなくちゃなと決意しました。