【創作企画】集まったバレンタインチョコレート小説（31～40個目） #バレチョコ小説
以下の企画で集まったポストをまとめています。お気に入りの小説があれば、是非チョコレートを受け取る小説で返信してみてください。
https://note.com/hanoween0523_r5/n/nee3e164d7a89
31個目
帰り道、友達と大声で笑う君を見つけた。
— 雨乃よるる (@yrrurainy) February 7, 2024
なんか癪だった。
とんと背中をつつくと、君はとぼけたように振り向く。
無言で手作りチョコを突き出す。
周りの友人が囃し立てる。
だから私は、「義理に決まってんだろっ」と間抜けにおでこを出した君に蹴りを入れて、そっぽを向いた。#バレチョコ小説
32個目
ロシアンルーレット式チョコレート！
— 鹿嶋 雲丹（かしま うに）カクコン参加中 (@kimeribo8) February 7, 2024
クラス全員分作ったよ！
はいドーゾ、はいドーゾ、はいドーゾ……さ、配り終わったぞ！
一個しかない、辛いチョコレートをひいた人は特別ってことで！
え？それってハズレじゃないかって？
違う、逆。アタリだよ！
(もちろん、君のがそうだよ)#バレチョコ小説
33個目
#バレチョコ小説
— 悲愛@悲愛作品新時代開幕🏳️🌈 (@HiaiMonster01) February 7, 2024
「感謝の気持ちを込めて作りましたよ、手作りで義理ですが」
僕は同じ部署の班員にチョコを配る、二人とも微妙な反応だけど受け取ってくれるのは正直嬉しい。
「班長、良かったですね」
「そうそう、恵聖の分 コレ」
「ほんと用意周到ですね」
彼女は僕を見て少しはにかんでみせた
34個目
「あげる」と君の顔をみながらチョコを差し出す。固まって動かない君の手に押し付けるように渡す。「僕に？」やっと理解が追い付いたのか喋りだした君に私は「この場面でアンタ以外いる訳？」とぶっきらぼうに返す。「そっか…」と君の噛み締めるような声が聞こえた。「本命、だから」#バレチョコ小説
— neu/明鏡止水 (@neu_sussigkeit) February 7, 2024
35個目
チョコレートをぱきりと折った時、私の心もぱきりと折れそうになった。
— 相原梨彩 (@aihara_risa_) February 7, 2024
もう6年も断られているのに何故今年も作ってしまうのかと自分が情けなくなる。けれど彼が好きだから、渡さない選択肢はなかった。
「好きだよ」
7回目の手作りチョコを彼に手渡す。
#バレチョコ小説
36個目
「……いったぁっ」
— 周雨＠アオッチキス (@mizoredango) February 7, 2024
地面を覆うふわふわの雪の上に、顔からスライディングを決めてしまった。
「崩れてない……よね？」
ダイブの衝撃はどうにか免れた、赤いリボンで飾り付けた箱を優しく撫でる。多少雪が付いているが、問題ないようだ。あの子に渡すまで、死守してみせる。 #バレチョコ小説
37個目
学校の帰り道、幼馴染みが紙袋を渡してくる。
— スガノサクゾウ@アルファポリス (@IvGsPStXko1572) February 7, 2024
今年はバレンタインチョコゼロを脱却だ。
幼馴染みで家族みたいなものだが、異性は異性だ。
ありがたく受けとる。うきうきである。
「ふん、アホらしく引っ掛かったわねっ！ それ、本命よ。私の好意に気づかないなんて言わせないから」#バレチョコ小説
38個目
#バレチョコ小説
— ちあさん (@chiasunroof) February 7, 2024
私の名前は珠玖目ルリ。
ニンニクの匂いが強めのガーリーな女の子。
常時あの匂いがするから誰も誘ってこないけど、そんなチキン野郎はこっちから願い下げよ。
やっぱり恋は、自分で掴まなきゃね。
このニンニクチョコであの子のハートを取りに行くんだから。
行くわよ、珠玖目ルリ！
39個目
もしも君が最後まで教室に残っていたなら渡そう。そう決めていた。
— 緑山陽咲 (@Midoriyama_H) February 7, 2024
受験まであと1年。君はいつも教室で勉強している。今日ばかりは柄にもなく、私も。受験までまだ1年。HRが終われば、大半の生徒は帰ってしまう。
最後の1人が帰った。鳴り響く心臓を押さえつけながら、席を立つ。#バレチョコ小説
40個目
「口開けて」
— 月村 あかり@カクヨムコン奮闘中 (@YuanmebaeD89516) February 7, 2024
「え…なんで…？」
「早く開けないとお仕置き」
「…ん……？あ、甘い…」
「１ヶ月後、100倍にして返してくれないと許さないから」
「…！？今のバレンタイン！？なんでこんな渡し方！？味わえなかった！もったいねえ…」
「だって…あーんしたかったから…」#バレチョコ小説