【サイト紹介】新感覚の小説型SNS「Novelee(ノベリー)」
※本記事は、小説の木に投稿した内容の転載です。
自分の書いた小説を小説投稿サイトに投稿しようとしたとき、どこへ投稿すればいいのか悩むことはありませんか。
今回の記事では、小説の投稿とユーザー同士の交流を併せ持つ小説型SNS「Novelee(ノベリー)」の紹介と、向いている人、向いていない人について解説します。
ただの小説投稿サイトに飽きた方、小説を通して物書きと交流したい方の参考になれば嬉しいです。
Noveleeとは
まず、そもそもNoveleeとはどんな投稿サイトかを解説します。
概要
小説型SNS「Novelee」は、小説投稿とSNSの機能を併せ持つ小説投稿サイトです。
「誰もが簡単に小説を投稿し、他のユーザーに共有できる」小説型のSNSで、2021年9月に正式版が公開されています。
2022年3月現在、iOS版とWeb版が存在します。
iOS版
Web版
運営者
Noveleeは、小鷲純平様により運営されています。
特徴
Noveleeには、以下の特徴があります。
本当の書籍を読んでいるかのような読書体験ができる小説表示
フィード画面に過去七日分の作品のみを表示する、作品が読者の目に触れやすいシステム
小説へいいねやコメントから広がる、作者と読者の交流
Noveleeが向いている人
次に、Noveleeへの小説投稿が向いている人を解説します。
小説を通して物書きと交流したい人
Noveleeは、小説を通して物書きと交流したい人に向いています。
多くの小説投稿サイトは、小説の投稿を主目的としており、他の物書きと交流するための機能がありません。
投稿された小説をブックマークしたり、コメントをつけることはできますが、あくまでも作品への一方通行な評価と言う枠に留まります。
対し、Noveleeは作品にいいねやコメントをつけた後、作者がコメントに対して返信することができます。さらに、作者の返信に対して読者がまた返信と、普段使いしているSNSのように交流することができます。
書いた小説を本のように読みたい人
Noveleeは、書いた小説を本のように読みたい人に向いています。
多くの小説投稿サイトは、作品が横文字で表示されることが多く、次話を読むために「次へ」ボタンを押す必要があったりと、操作感が小説投稿サイト特有です。
対し、Noveleeは作品が縦書きで表示され、iOS版では本のページをめくる感覚で次話へ移動できます。
ネット小説は読みたいけど操作感が苦手、と感じる人には特に向いています。
書いた小説を朗読してほしい人
Noveleeは、書いた小説を朗読してほしい人に向いています。
投稿した小説を朗読してもらう場合、一般的には以下三パターンのいずれかが必要です。
自分で朗読する
SNSで朗読可能な作品を探しているユーザーを探し、依頼する
スキルマーケットサイトで有償依頼を行う
賞品が朗読化のコンテストを突破する
対し、Noveleeでは2022年3月現在、Tiktok小説家である東真直様とコラボし、投稿作品をショート動画化する企画を行っています。
ショート動画化された作品は、動画の中で朗読されることになります。
希望するすべての作品がショート動画化されるわけではないですが、第三者に依頼したりコンテストを突破したりするよりも、スムーズに作品の朗読までたどり着けます。なお、ショート動画の公開先は、TikTok、YouTube、Instagramとなっています。
Noveleeが向いていない人
最後に、Noveleeへの小説投稿が向いていない人を解説します。
ランキングで高順位を維持したい人
Noveleeは、ランキングで高順位を維持したい人には向いていません。
Noveleeは、作品が読者の目に触れやすいシステムを実現するため、フィード画面に過去七日分の作品しか表示されません。つまり、他の小説投稿サイトでいうところの、週間ランキングしか存在しません。(Noveleeでは、「週間ランキング」でなく、「人気」と表現)
また、ランキングは一話に対しての評価となるため、長編小説のタイトルでランキングを競うこともできません。
ランキングで高順位を維持することが執筆の強いモチベーションになる人の場合、別の小説投稿サイトをお勧めします。
一話あたり二千文字以上書きたい人
Noveleeは、一話あたり二千文字以上書きたい人には向いていません。
Novelee自体に、一話あたりの投稿文字数が二千字以下といった制限はありません。短編小説も長編小説も投稿することができます。
しかし、一話あたり千文字以下で完結する作品が好まれる傾向にあり、二千文字を超える作品はほとんど見かけません。
実際、2022年3月19日に投稿された作品の平均文字数は、647文字となっています。
収益化したい人
Noveleeは、投稿した作品で収益化したい人には向いていません。
Noveleeは、小説の投稿とメンバーの交流に長けており、2022年3月時点では賞金の出るコンテストの開催や作者へ投げ銭ができる機能が存在しません。
ただし、公式Twitterにて投げ銭がもらえる機能が開発中であることをツイートしていますので、将来的には収益化も見込める可能性があります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の記事では、小説型SNS「Novelee」の概要とその特徴について説明しました。
小説投稿だけでなく、交流も楽しみたい物書きの方に少しでも役立てば幸いです。
また、小説投稿サイトは実際に投稿してみてこそ良さが分かるものなので、少しでもNoveleeに興味を持った方は、是非一度投稿してみてください。