沼は以外なところに穴を開けていた。
昨年末、話題になりかけていた「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を見てきた。最寄りの映画館で奇跡的にやっていたのだ。
映画を観るのはホント久しぶりで、ワクワクした。内容も面白かった。時期的に何回も観に行くのは無理だと思うが、円盤になったら買おう、とは思った。受注生産のパンフも注文したしね~。
ここまでは、予想通りだったのだ、ここまでは。
そして何気に覗いたpixivでは、ゲ謎のファンアートやらの二次創作が盛り上がり始めていた。わ~綺麗なイラストだなあ、こういう考え方もあるんだーと思いつつ見ていたら、「おすすめ」に別ジャンルのものが紛れ込んでいた。「え、このジャンルも二次あるんだ…」と驚きつつ見てしまった。それがまずかった。
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は水木しげる生誕100年記念プロジェクトの一つで、映像作品はこれの他にNetflixで公開されている新作「悪魔くん」がある。私がつい見てしまった別ジャンルとは「悪魔くん」であった。
平成版の方は子供の頃に見た覚えがうっすらある「悪魔くん」。令和になって新作が出るというのは嬉しかった。でもそれがNetflix独占配信だったのでがっかりした。その上酷評しか聞こえてこない。pixivの二次創作では幸せに溢れているというのに。そのギャップがちょっと気になる。
というわけで、ネトフリを期間限定で契約して、サクッと「悪魔くん」を見てしまおう、と思い立ち、ゲ謎を見た帰り道にコンビニによってプリペイドカードを購入した。とりあえず一ヶ月分。
ネット上のネトフリの評判は「アニメに強い」とのことだったので、悪魔くんが合わなかったとしても、他にも何かあるだろ、と思い、プランは思い切ってプレミアムにした。画面大きいのに画質が悪いのは許せないし、広告が無駄に入るのはもっと許せない。
そういうわけで、期間限定ネトフリ生活がスタートしたわけだが、予想を大きく裏切って、令和版悪魔くんは面白かったし、何と平成版悪魔くんまで配信されている。字幕付きなのがありがたい。平成版は画質はちょっと落ちるけれど、字幕に助けられてなんとか30話近くまで見続けることができている。
(他には「ポケモンコンシェルジュ」が面白かった。「光のお父さん」のドラマ版があった時は驚いたし、「まどマギ」があったのが懐かしい。他にも一昔前のアニメやちょっと前に最終回をやってたドラマとかも入ってたりするので、中々飽きない)
…と↑を書いたのはだいぶ前の話で、季節は変わり、期間限定ネトフリ生活は期間限定ではなくなっていた。
何となく暇な時はボーッと見ていることも多い。
ついこの間からゲ謎もアマプラで見放題になった。アマプラ仕事早っ。
暇を見つつコツコツ見ていた平成版悪魔くんもそろそろクライマックスなあたりまで見終えた。
令和版は何周したかわからない。年明けはポツポツとしかなかったpixivでの令和版の二次創作も結構増えてきた、と思う。平成版の二次創作は思っていたよりあって驚いたのを覚えている。(ゲ謎には負けるが)
しかし、今になっても思う。何がどうなってゲ謎ではなく令和版悪魔くんにハマったのかと。沼というのはどこに穴を開けているのかは本当にわからない。
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