見出し画像

歯科衛生士ってどんな仕事をしているの?

今でこそ歯科衛生士という職業について
聞き馴染みのある職業になりましたが、
まだまだ歯科助手さんと間違われたり、
歯科医師の隣にいるお姉さんと言われたりするお仕事。

今日はそんな歯科衛生士のお仕事について
そしてどんな人に向いているかを書いてみたいと思います。



歯科衛生士はどんな仕事?

歯科衛生士は、皆さんのイメージにあるように
歯科医師の横で治療に必要な器具を受け渡ししたり、
歯のクリーニングをしたり、
歯の磨き方を指導することが主な仕事です。

それだけ聞くと、なんだか簡単なように思えますが
実は奥深い仕事です。

まず、治療に必要な器具を受け渡すということは
治療の流れを理解する
歯科医師の先生が次に使う器具を、先読みして準備しておくが必要です。

また、治療中には患者さんの顔の表情や、全身の様子を見て
痛がっていないか、気分不良になっていないかなど…

挙げるとキリがないのですが
横に立っているだけでなく、常に色んなことを考えながら
アシストをしています。


歯磨き指導では、
単に、歯の磨き方を伝えるだけではなくて
その人のむし歯になりやすさ、
歯周病になりやすさ、
家庭状況、仕事の忙しさ、食事の内容や摂るタイミング
歯科治療歴、歯科に対する恐怖心など
出来る限り色々な情報を得た上で
1人1人に合った歯磨き指導をしています。

そして何より患者さんとの信頼関係を作ること。
これが1番歯磨き指導に必要な事と言われています。

なかなか大変なお仕事ですが、
その分患者さんにありがとうと言われると
本当にやりがいを感じる仕事です。

歯科衛生士と歯科助手の違い

歯科衛生士とよく間違えられるお仕事として歯科助手があります。
何が違うかというと、国家資格の有無です。

歯科衛生士は、高校卒業後
専門学校で3年、もしくは大学で4年学んだ後
国家資格を受験して合格すると
晴れて歯科衛生士となれます。

歯科助手はその資格がなくても出来る仕事なので
患者さんに対して医療行為を行なうと法律で罰せられます。
基本的には器具洗いや、器具の準備・片付けを行なってくれます。

また、近年では歯科衛生士法の改正があり
女性だけでなく男性の歯科衛生士も増えてきました。
看護師のように当たり前に男性歯科衛生士が活躍できる日も
そう遠くは無さそうです。

歯科衛生士の活躍の場

初めの方にも書きましたが、歯科衛生士の活躍の場として
一般の歯科診療所が大半を占めています。

ですが、歯科衛生士の需要が広がってきていて
本当に色んな場所で活躍しています。

大きな病院の中にある、歯科口腔外科では
一般の歯医者では抜けないような親知らずの処置をしたり
感染症を持っている方の歯科治療をしたり、
入院している方のお口の中のケアをしたりと
たくさんのお仕事をしています。

他にも障害者施設、老健施設、
保健所、歯科衛生士学校など
本当に色んな場所で歯科衛生士が活躍しています。

また、歯科医院はコンビニよりも多いと言われているほど多く
全国的に歯科衛生士不足となっているので
何歳になってもどこの県に行っても職には困らないかなと思います。


歯科衛生士に向いている人

私の思う歯科衛生士に向いている人は
まず、医療人なので
人の役に立ちたい、人の助けをしたいと思っている方。

人と会話をすることが好き
コミュニケーションを取ることが好きな方。

また、お口の中での作業はかなり繊細な作業になるので
細かい作業が比較的好きな方。

常に、相手が何を考えているかを想像して
一歩先の行動を考えられる方。

そういう方が向いていると思います。


歯科衛生士のお仕事のやりがい

これは先程も書きましたが、
なんと言っても患者さんからのありがとうという言葉だと思います。
このお仕事について良かったなととても感じる場面です。

また、担当した患者さんのお口の中が綺麗になっていく様子を見れた時
患者さんが感じていた不快感が無くなった時
患者さんが信頼してくれているなと感じた時
小児の患者さんが治療台に座れなかったのに、最終的に全部治療できた時
など色んな場面でやりがいを感じます。


ここまでたくさんの事を書いてきましたが、
歯科衛生士の一番の(リアルな)魅力は
・夜勤がない
・給料が良い(地域による)
・人手数多
・何歳からでも復職しやすい
事だと思います!


歯科衛生士のお仕事に興味がある方や目指している方に
少しでもお役に立てれば嬉しく思います(^ ^)


いいなと思ったら応援しよう!