ミニマル思考って
こんにちは。hanoです。
今日は、ミニマル思考って、という話をしようと思います。
結論
結論から言うと、ミニマル思考って、現代を生きる上で、どんな方でもある程度は必要だと思うのです。
そんな話をしたいと思います。
ものが多くてもミニマリスト
ミニマル思考の話の前に、ミニマリストについて話をさせてください。
私はミニマリストです。
興味のあるもの、好きなものは多いですが、そうでないものは圧倒的に少ないです。
少ないものの例でいうと、
我が家では、洗面所で使うものは洗面所に、キッチンで使うものはキッチンに、と使う場所にものを置いてあります。
個人の荷物というとそれ以外の書類やガジェット類、衣服などになるのですが、私の場合、書類、ガジェット類はとても少なく、リュック一つに余裕で収まる量しかありません。
リュックは荷物が多いお出かけの時に使いますが、そんなに頻度は多くないので、基本的に書類、ガジェット類の入れ物になっています。
ちなみに服は大好きなので、極端に減らしてはいません。現在は年間24着(スーツ一式、インナーのTシャツ含む)で着まわしています。需要があればそのうち紹介します。
多いものの例でいうと、
私は、革を使ったものづくりをしています(ミニマリストがものを作るという矛盾。ここら辺もそのうち話したいですね)。革ものづくりのための道具や資材はたくさんあります。
他には、最近、工業用ミシンを入手しました。
ミニマリストがこんな大きなミシンを?と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、私にとっては必要なものなのです。
ミニマリストの本質って?
と、自己紹介はこの辺にして、話を戻します。
実は私は、この"ミニマリスト"という言葉はあまり好きではありません。
この言葉が最も伝えやすいので(多くの方が知っているため)、この言葉を良く使います。
でもなぜ、あまり好きではないか、
それは、ミニマリストと聞くと、ただものが少ない人、という印象を与えるからです。それは本質ではないのでは?、と思っているからです。
ミニマリストという言葉には、こうだったらミニマリスト、こうでなければミニマリスト、のような正確な定義はありません。
ものが何個以内ならミニマリスト、とかそういう話でもありません。
(私自身も、革ものづくりのための道具なんかはたくさん持っていますし。。)
ミニマリストの本質は(あくまで私個人の考えです)、一つ一つのものや物事について、しっかり考え、自分自身の考えで(ここ大事)整理整頓することだと思うのです。
ちなみに、
整理とは、「要るものと要らないものを分けて、要らないものを処分すること」。
整頓とは、「要るものを使いやすい場所にきちんと置くこと」。
なので、全てのもの、物事を整理して、要らないもの、物事を処分すれば、それはもうミニマリストなのでは、と思うのです。
(本記事では、物理的に形のあるものを、"もの"、形のないものを、"物事"と呼ぶことにします。)
多少ものが多くてもこのステップをクリアして、必要なものだけになっている状態なら立派なミニマリストかもしれません。
多くのミニマリストはもの、物事が少ないです。
それらが少ないこともすごいですが、彼らがすごいのは、もの、物事を少なくする過程で、自分自身が持っているものはもちろんのこと、それ以外の物事についても一つ一つ自分にとって必要かそうでないかを考え、自分の考えで最終的な答えを出していることです。
ここで、ものだけでなく物事についても考えていることがポイントかなと思います。
ここでいう物事とは、
例えば、仕事、住環境、交友関係、趣味、などなど。
あらゆるもの、物事がありふれた現代だと、全てが膨らみがちです。
様々な技術が発達し、
仕事の選択肢は増えたかもしれません。
住む場所の自由度も上がったかもしれません。
交友関係なんてSNSですぐに新たな出会いがあります。
趣味も、情報はたくさんあるので新しい事にいつでもチャレンジできます。
もちろん膨らむことが必ずしも悪い事ではありません。
仕事はたくさんもらえた方が良いかもしれないですし、友達も多い方が困ったときに助けてくれるかもしれません。
でも、本当に全てが必要でしょうか。
膨らんだそれらの中に、大事なもの、物事が隠れてしまっていませんか。
だからこそ、自分の考えで、自分自身を取り巻くもの、物事について、全てを一つ一つ確認することが大事なのです。
そして、自分自身にとって本当に大事なことを見つけ出すことが大事なのかなと思います。
ミニマル思考
一つ一つのものや物事について、しっかり考え、自分自身の考えで整理整頓すればミニマリスト、なのであれば、ミニマル思考はその過程のことなのかなと思います。
ものを一つ一つ手に取って、これは自分にとって本当に必要か考える。このものは私の生活を豊かにしてくれるのか。このものを本当に大事に使えるのか。このものが好きか。気分が上がるか。などなど。
人それぞれ基準は違うと思います。とにもかくにも自分で考え、決めることが大事です。
有名なインフルエンサーが言っていたからこれは必要とか、流行っているからこれは必要、と流されるのではなく自分の考えで決めましょう。
(もちろんインフルエンサーの言うことを大事にする、流行りに乗ることを大事にする、という考え方を軸に持っている方ならそれでも良いと思います)
これこれこういう理由でこれは必要、と所有の理由を言えるくらいだと良いのかもしれません。
もしそうでなければ手放してもよいのかもしれません。
持っているもの全てを一つ一つ考えることって中々ないのではないかと思います。
でも多くのミニマリストの方々は、このステップを踏んで、その結果、実は自分にとって本当に必要なもの、物事は多くなかったと気付き、結果として減っただけなのかなと思います。
このステップが、ミニマル思考と言っても良いのかなと私は思います。
もう少し広義のミニマル思考
ここまで話したミニマル思考は、自分を取り巻くもの、物事について、しっかり考え、自分自身の考えで整理整頓する、ということでした。
どちらかというと内側(自分側)に向けて考えてみる、という話でした。
少し話を広げて、方向を外に向けます。
現代では、本当にたくさんのもの、物事、そして、それらの情報であふれています。
一人でインプットするには多すぎる量です。
というより全部インプットするのは不可能です。
常に情報の放射線が降り注いでいるような状況です。
それらから、自分自身を守る必要があります。
これは怪我をするとかそういう話ではなく、自分の個性、自分の大事にすべき軸、これらを守る必要があります。
自分の個性、大事にすべき軸は常に変化するものですが、大事にすべき軸とは遠いものや物事によって捻じ曲げられてしまっては困ります。
だからこそ、ミニマル思考が大事です。
この情報は自分にとって必要なのか、自分の軸に沿っているのか、を考えることが大事です。
なので、ミニマル思考は、もう少し広い意味では、あらゆるものや物事について、しっかり考え、自分自身の考えで取捨選択することともいえるかと思います。
たくさんのもの、物事、そして、それらの情報であふれている現代だからこそ、必要なスキルかもしれません。
その練習のために、まず自分の身の回りのもの、物事から一度しっかり考えて整理整頓してみませんか?
個人的な考えが多めでしたが、読んでいただきありがとうございます。
何かコメント等あればご気軽にお寄せください。
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