最初の一か月って浮かれるよな、誰だって
こんばんは。最近夜更かしに慣れてきた。ようやく教員採用試験も全日程終わって、私はすべてのストレスから解放されました。嘘です。結果発表まだだし全然受かった気しない。ストレスはあるけど、もうあとは遊ぶだけ。毎日23時には寝ていた私が、2時とかまで起きてるのやばい。冷静にやばい。
はのとです。初めまして。
またその話かよ、みたいなのやめてね。あ、でもそう思ったってことは、私の記事をたくさん読んでくださっているということですよね。いつもお世話になっています。あなたのスキが私の好きです。
先日、つい先日、1年半ぶりくらいに恋人ができました。相手は部活の後輩。今は部長をしている大学3年生の男の子です。大学3年生に男の子っていうのも変か。でも、そういう感じ。男の子。まだまだケツの青いガキです。
ここ数か月ずっと私にしっぽを振っていて、私はほだされやすいので、それにつられて気付いたら惹かれていました。恋ってそういうもん? まともに経験したことがないので分かりません。大学生になって2人目の恋人。高校は女子校だったので何もなく、中学の恋愛はノーカンとして、人生で2人目の恋人。
前の恋人は年上。私は長女で、人の面倒を見る立場になることが多くて、友だちも昔からそういう子が多かったし、高校は自分の偏差値よりかなり下げたところに行ったので、勉強面に関して頼られることが多くて、性格的にも人の面倒を見ることが多い人間でした。
だからこそ、恋人相手には、甘やかされたい。恋人くらいには、面倒見てもらいたい。そう思って、年上以外ありえない、とずっと思ってきました。
でもさ、よく考えてよ。普段人の面倒見てるやつがさ、恋人の前でだけ甘えるって、逆にそれ、どっちが本心なの? どっちが本物の私なの? そう考えたときに、私は好きで人の面倒を見ているので、前者が本心だと自覚しました。無理に甘える必要はない。甘やかす側の方が向いている。そう気づきました。
年上とか年下とか、そういうのにかかわらず、そういう性格の人、面倒見たくなる性格の人が合っているんだろうなと、最近気づいたんです。おっそ。21歳にして初の気付き。
年齢は関係ないんだよな。性格。うん、そう。
でさ、恋人になった私の後輩、生粋の末っ子です。3歳ずつ離れたお姉さんとお兄さんがいて、甘やかされて育ったみたい。誰が見ても一瞬で末っ子だってバレるような、なんというか、可愛い性格をしています。人懐っこくて、ついお菓子とか買ってあげたくなっちゃう。育児?
付き合う前からしっぽをぶんぶん振っていて、私のことが大好きなことがバレバレでした。でも、生粋の末っ子。先輩相手には誰にでもそうで、先輩っこでもありました。でも、私たちの代はほとんど女。異性の先輩には、さすがに同性の先輩のようにはいかないですよね、普通。
だけど、私にはもうぐいぐいです。何がぐいぐいかと言うと、愛情表現。付き合ってないですよ。先輩後輩ですよ。「はのとさん来週大学来ないんですか? なんで? 俺も来る意味ない。」「夏休み試験で忙しいですよね。はのとさんに次会うの1か月後ですか? 無理死ぬ。」これは、さすがに、私も、勘違い、するよね、当然、するよね????
夏休み、毎日連絡が来て、まあ1日2ターンくらいのローペースだけど、中身のない会話を一生繰り広げていました。で、週に何度か夜に電話をして夜更かしをする。私は超健康優良児なので、20時過ぎたあたりから眠くなります。23時には寝ます。だけど、電話が始まるのがだいたい23時。眠気MAXで電話始めるのに、喋ってると元気出てきて、結局最後は私の方が元気。
そんな夏休み前半を送り、ついに私は遊びに出ることができるようになりました。すべてから解放された日。その翌日、彼とサシで遊ぶ予定が立ちました。終わったらすぐ遊んでくださいって。
その日に、私が「〇〇って私のこと好きなの?」って聞いて、「好きです、めっちゃ好きです。」「それって、どういう好きなん。」「え、人間的に? 人として尊敬できるし、先輩としても、もうとにかく全部です。」「異性としては?」「好きです。」「…は?」「付き合いたいくらい好きです。」みたいなまどろっこしいやり取りをして、付き合うことになりました。
その後もさ、ずっと悶絶していてとにかく可愛い。そもそも後輩をすべからく愛していて狂気的な後輩オタクなんですけど、ついにその中の1人が恋人になってしまい、可愛いが止まらない。部活に行くたびに、会う後輩全員に可愛い可愛いとセクハラしまくっている私が、恋人になった彼に対して抱く感情はもう、可愛い、愛おしい、守ってあげたい、そんな感情。あれ、私、それ合ってる? 恋愛として正解?
まあ正解なんてないか。全部正解だし、まあ、全部正解にしてやるか。そんくらいの気合でいきましょう。
ちょっと話題転換します。彼は、高校時代の恋愛での傷というか、可哀想なトラウマを引きずっていて、私との関係を進めることにもある種の恐怖を感じていました。そこを私が無理矢理誘導尋問で関係を進めてしまったものだから、大丈夫かなとは思っていたんですけど、今のところ前向きに大丈夫そうです。
でね、そのせいで、高校時代も、大学に入ってからも好きな人ができなくて、恋愛をしてこなかったんです。彼は、普通にモテます。これは勘というか予想ですが、モテます。愛嬌あるし、顔も可愛いし、可愛い? 形容が合っているかは分からないけど、比較的整っている方だと思います。それに、誰とでも仲良くなれる。初対面からしっかり喋れる。コミュ力があるんです。
人のこと悪く言わないし、自分の機嫌を人に悟らせない。怒らない。いつも笑顔で、周りの空気をふわふわとなんとなく明るくしてくれるような人です。
なんだけど、恋愛に対してはどうしても奥手になってしまって、恐怖心というか、そこまでのものではないけど、本気になりきれないところがあったらしい。そんな中で、数年ぶりにできた好きな人が私だった。何それ、なんだよそれ。嬉しすぎる。そんなの、嬉しすぎるに決まってる。
私にはそんなに魅力はないです。だけど、そんな私に惹かれてくれた彼の期待に応えられるように、恋愛の素敵な面をたくさん知ってもらえるように頑張りたい。まあ、私も人生でほぼ2人目の恋人なんで、どっこいなんですけどね。
しかも、前の恋人とは2年も付き合って身体の関係は持ちませんでした。私がずっと拒否していたからです。怖かったから。子どもができても困るし。だから、私だってほとんど経験ないみたいなもんです。相手も性格的にはまあクズだったので、よく2年も持ったなという感じ。
もちろんいいところもたくさんあった。その分、悪いところから目を背けていたんですね。恋は盲目と言いますから。
まあ過去の恋愛の話は今はどうでもよくて、今の話がしたい。この間電話したときに、たぶん眠気でリミッター外れたのか、言わなくてもいいことを彼が話し出しました。
「俺超ピュアなんです。キスもしたことないです。ハグもこの間初めてしました。」
それを聞いた私の感情を4文字で答えなさい。
尊い。
何それ。え、何それ。大事な初めてが人間にはたくさんあるけれど、20を超えてくると、さすがに残りの始めても減ってくるじゃないですか。彼は、それをまだまだたくさん隠し持っているということです。
そして、きっとその内のいくつかは私がもらえる。私が担う。どうしよう。やっぱり、守ってあげたい。可愛いとかじゃない。もう、庇護欲???
可愛すぎる。いや、私だってまだ大事な初めてが残ってるわけで、むしろそっちの方が大事なんじゃねーかという声もわずかながら聞こえてきますが、もちろんそれも大事だけど、ファーストキスというパワーワードが。
パワーワードが。
何度でも言おう。パワーワード。ええどうしよう!!! さっきも言いましたが、私は生粋の長女。彼は生粋の末っ子。私がリードする?? でもその先は未知だよ?? 私経験どころか知識もないから無能だ。
ファーストキスって大事じゃないですか。一生の思い出じゃないですか。そんなのとない? え? ない??
理想のシチュエーションがあるなら、私が出しゃばらない方がいいよね。でもさ、不意をついたときの驚いた顔とか見たくない?? 目まん丸に開いて時止まったみたいな顔、見たくない??
年下彼氏という言葉の具現化みたいな彼には、そんな最強の秘密が隠されていました。私はもう動揺が止まりません。あー、こんなことなら、怖がらずにちゃんともっと色々経験しとけばよかった。後悔。
全部全部私がリードしたかったな〜。まあ、初めてを残すことも大事だからね。大事にしないとだからね。
なんの話してんだ、私。狂ってんな。相変らず狂ってる。最強に狂ってる。
今日から部活の合宿。最後の夏だから、部活のメンバーと思い出作りの合宿。