初めての年下彼氏

 おはようございます。最近立て込んでいてPCを開く時間すらないまま時が経っていました。まあここ数日は大学に行って遊んでいただけなんですけど。大学は遊ぶところではありません。

 はのとです。初めまして。


 私と言えば恋愛運がないことで私の中で有名ですが、というか恋愛体質で恋愛に向いていないすっとこどっこいということで私の中で話題沸騰中ですが、そんな私が大学生になって2度目の恋を実らせました。



 相手は初めての年下。大学の部活の後輩です。1つ下で、今は部長として一生懸命部を引っ張ってくれている子。一生懸命運営してくれている子。


 上の記事で書いているので詳しいことは省いて、年表形式で行きましょう。


2021年4月 彼が入部してきて出会う。私は副部長。
     8月 初めて一緒にバンドを組む。ほぼ喋らない。
    10月 次期部長を打診。代替わり。
    11月 新幹部3人と一緒に次のライブの準備。
    12月 新幹部初仕事。全員にお疲れLINEする。
2022年3月 4年生の卒コンの運営にめっちゃ口出す。
2022年4月 就活等のため私一旦活動休止。
        大学で会うたびによく話すようになる。
2022年5月 明らかに態度が変わる。仲良しになる。
2022年6月 教育実習。幹部がお疲れ様会開いてくれた。
2022年7月 初サシ飲み。複数人でオール。
2022年8月 毎日LINE来る。数日に1回電話する。
        付き合う。


 2022年7月、夏休み前最後の日に、後輩たちと飲みに行く予定がありました。そこに、恋人となった彼は含まれていなかったんですけど、部員のたまり場で会ったときにそれを伝えると、「え、俺も行きます。」って飛び入り参加。

 その日もね、私と同性の後輩は終電逃そうって話をしていたんですけど、異性の後輩にガチで終電逃したやつがいて残ることになって、そしたら彼も「俺も残ります。ここで帰ったらもう1ヵ月はのとさんに会えないんで」って言って残りました。

 生粋の末っ子気質の彼。そして、一発で長女を見抜かれる私。後輩をすべからく愛していて狂気的とまで言われている私は、「可愛いね~~」なんて言いつつも、「帰れる電車があんなら帰んな。疲れてんでしょ。」と言いましたが、聞いてくれずに結局終電を逃していきました。

 その日、流れでサシで話をする機会があって、明るくなってきたね。そろそろ始発か。と私が言うと、「帰りたいけど帰りたくない。帰ったらはのとさんに1ヵ月会えない。そんなの生きてる意味ない。」「俺、木曜日ルンルンで大学来てたんですよ、はのとさんが来るから。」と。

 木曜日というのは、私が唯一大学に行く日。ゼミのあと、3限の時間だけ、部員のたまり場に顔を出す。その日です。あ、そうだったんだ。可愛いな。

 「毎日鬼電します。」「鬼電は困るけどLINEくらいならいつでもしな。」そう言うと、8月中、本当に毎日連絡がきました。それだけじゃなく、毎週2,3回は夜中に長電話をするようになりました。いや、大好きじゃん。


 5月頃から、あれ、こんなに仲良かったっけ、と思うようになり、6月には、あれ、私のこと好きなの? となり、7月には、いや、私のこと好きだろ、となり、そして8月には、いや好きすぎるだろ、となり今に至ります。

 私は教員を目指しているので、この間まですげー忙しかったです。試験があったからね。面接。でさ、終わったの。「試験何日までですか?」「〇日だよ。」「じゃあ〇(翌日)遊びましょう。」で、デートが決まったというわけです。

 私は彼からの溢れて止まらない愛をキャッチしていたので、デートのつもりでいました。だけど、彼はどうだっただろうか。生粋の末っ子。先輩っこ。もしかして、他意はないのでは。

 確信が持てるような行動はいっぱいあったはずなのに、当日になって全然自信がもてなくなった私。可愛いな。私奥手なんだ。いつもは相手に告白されて付き合って振られるパターン。

 彼も奥手だって言ってました。過去の恋愛のトラウマみたいなのを引きずって、自分から踏み込めないって。関係が崩れるのも怖いし。って、それは、テレパシーでは愛を送るけど実際には送る気ないやつだな?


 そう思った私。お前がその気なら、と勝負を仕掛けることを心に決めます。夜、川辺みたいなとこをエモいエモい言いながら歩いたり休憩したりして話をしていました。

「今日は楽しかった?」
「楽しかったです! 最高でした。大好きです。」

 ん? 今大好きって言った? いやでも、彼は言うんです。電話しているときとかも、「あーはのとさんめっちゃ好き。」みたいなこと。私は先輩面していいこと言うと、そんな感じになります。部長として部を引っ張ってきた彼を労わってくれる人、もしかしたら数が少なかったのかも。

 私はその言葉を今まで聞き流してきましたが、今回はきちんとキャッチしました。

「ねえ、〇〇ってさ、私のこと好きなの?」
「好きです。」

 え、即答? 食い気味?

「その好きはさ、どういう意味なの?」
「どういう? え、人間的にも、お姉さんって感じで、先輩としても、もうあれです、全部です。全部。」
「異性としては?」
「好きです。」

 …

「は?」
「付き合いたいくらい好きです。」

 …???

「私も好き。付き合う?」
「付き合います。」


 これは一生笑い話にできそうです。私の男気も、彼のよく分からん返しも。成就したあとも、恥ずかしい恥ずかしいと言ってずっと悶えていました。いや、勇気出したのはこっちなんだが。

 私も嬉しいはずなのに、恥ずかしいはずなのに、彼の悶え方に全部吸い取られました。そんなことある?

 過去の恋愛を引きずってから最初の恋、高校生以来の恋、大学生になって初めてできた好きな人。そんな称号をもらってしまい、私はもう噛みしめることすらままならないです。大学生活3年目にして、初めて好きな人ができた。それが私。そんな嬉しいことある?

 

 バレバレだったよと伝えると、そんなはずは、と言っていました。いやいや、バレバレだったよ。現に私じゃなくて後輩に聞かれたんでしょ、「〇〇さんってはのとさんと付き合ってるんですか?」って。そう言うと、どうやら別の同期にも言われたらしく、やっぱりバレバレじゃん。

 人生で初めて、年下の彼氏ができました。人生で初めて、自分で恋を動かしました。主体的に恋をしよう。私の数か月前からのモットーです。今回は主体的に。


 私が幸せにしたい。私が抱えるものを一緒に抱えたい。私が笑顔にしたい。そう思うのは初めてです。幸せにしてもらうんじゃなくて、私が幸せにしたい。でもたぶん本当は、一緒に幸せになりたい。互いが互いを幸せにして。

 恋愛は対等であるべき。今は完全に先輩後輩だし、それはしばらく抜けないと思うけど、まあいっか。私たちには私たちのやり方が、きっとある。うん。ある。それを探して、価値観をすり合わせていって、うん。できるよ。


 主体的に恋をする。しよう。

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