コレサワのような強くて弱くてとびきり愛おしい女になる
こんばんは。遂にお盆になってしまった。昨年のお盆が終わるころから次のお盆が来ることだけを祈って生きてきました。そして、お盆が来てしまった。苦しい。始まると終わる。苦しいよ~~~~~~~!!! 早く来年のお盆来ないかな~~~~!!
はのとです。初めまして。
中学生の頃、ひょんなことから知った「あたしを彼女にしたいなら」。可愛くて可愛くてすぐに大好きになった。中学生でまだ世界の700分の1しか知らなかったから、途中の歌詞でドキッとしちゃったこともありました。可愛いね。
とんがってる靴はやめてね、っていう意味も全然分かってなかったですね。だって中学生ですから。OK、とか、デートしよ、とか、合いの手でセリフが入っているのも推しポイントでした。ぜひ聴け。
前にもコレサワについて記事を書いたことがあるような気がします。探してきますね。
見つけた。1年前くらいに出た1個前のアルバムのお話でした。このときも衝撃だったな。いちばん好きなのは「最後の行ってきます」です。ぜひ聴いてください。一応引用置いときます。
そんな私の「人生の教科書」であるコレサワのライブに行ってきました。高校生くらいからライブに行くことが楽しみのひとつだった私なのに、どうして今までコレサワのライブに行っていなかったのかは不明です。タイミングを逃し続けていたという気持ちがいちばんかも。
特に大学生になってから熱量が上がってきたけど、大学2年生でコロナになってしまったのでライブは軒並み中止。そのままズルズル来てしまい、今になってしまった。曲にもある「24歳」の年。コレサワのファンの中ではお姉さんに当てはまったりなんかしちゃったりして。
実は昨年も行こうとしたときがあったんだけど、外れちゃったんですよ。悲しい。正直当たると思っていたので驚きました。見くびっていたごめん!! 知らぬうちに大人気SSWになってしまっていたのですね。
ライブで始めてコレサワを見るにあたり、グッズがどうしても欲しかったので少し早めに行きました。でも、金足農業の9回表が思ったよりいい感じになってしまったので出発が遅れちゃった。なんの話ですか。
グッズ列に並んでいたらね、周りの女の子たちがみんなみんな、ほんとにみんな可愛くてしゅんってしちゃった。可愛くてキラキラしていて明るくて、うぎゃーーーー!!! ってなりました。可哀想な私。久々のライブハウスでのスタンディングということで荷物を最低限にまとめボディバッグに詰め込んできたのが恥ずかしい。そんな女の子がいてもいいよね?????
欲しかったタオルとその他げきかわグッズを購入してグッズ列を出たら、沼にハマって聞いてみたの取材に来ていたテレビの人に声をかけられてしまった。「10代20代の若い女性の方が対象で、インタビューにお答えいただけますか?」うぎゃーーーーーーーーーver.2。
取材が来ていることは列に並びながらずっと知っていたし、私の声がコレサワ本人に届くのかもと思うとめちゃくちゃ答えたかったんだけど、そこは私。大人。まじで冷静になれた自分偉いんだけど、「教員をしていて…」とお断りできました。偉い。本当に偉い。
もしインタビューに答えて、それが万が一にでも採用されてテレビに映って、それを生徒に見られて、拡散されたら、すべてがおしまい。おしまい。なので絶叫しながら断りました。答えたかった~~~~~~~!!! 目立ちたがり本能が大騒ぎしちゃった~~~~~~~~!!!!
しばらく会場付近をうろついてから開場時間が近づいてきたので会場へ戻りました。たくさんの可愛い女の子たちが開演をドキドキしながら待っている感じがすごーーーく伝わってきて、私も当然ドキドキしているんだけど、その中に勝手に混ざっていました。一人だからね。誰かと行くライブもいいけど、一人は一人でいいよね。落ち着いて浸ることができるから。
私の個人的な価値観なので無視していただいて構わないのですが、普段顔出しをされていないアーティストのライブに行くとき、私は基本後ろの方で見ることを選びます。指定席とかモニターのある大きな会場とかだとまた変わってくるけど、オールスタンディングならね。
なぜなら、見えない姿を想像するところまでがアートなのかなと思ってしまっているから。特に大好きなアーティストであればあるほど、自分の中にあるそのアーティストに対するイメージを崩さないためにも、お顔は基本見ない。
可愛いとかかっこいいとか、ルッキズム的なことに言及しているのではないのです。伝わるかな〜。それよりも、たとえばコレサワで言えばキャラクターであるレ子ちゃんとか、PVによく出てくる女の子とか、そんな子たちが歌っているようなイメージを持っているんです。
レ子ちゃんも女の子も、どう甘く見てもキャラクター。実在する人間ではないのです。だから、コレサワがあどけない女の子でも、あざとい女の子でも、大人っぽい女の子でも、スタイリッシュな女の子でも、それらのイメージとはかけ離れてしまうんです。
顔を出さないことに理由はないのかもしれないけれど、「出さない」を選んだコレサワの音楽に惹かれたのだから、純粋に生の音楽を楽しむことができればそれで十分なのです。彼女が画面越しにずっとずっと作り上げてきてくれた世界観をそのままに、生音を楽しみたいのです。
だから、一番後ろの柵をとってのんびりと開演を待っていました。
入場の際に渡された「ひまつぶ誌」というA4のペラ紙。そこにはコレサワの言葉がズラーーーーーっと並んでいて、ライブ直前にして新たに知ることのできたこともたくさんありました。高校生の頃のバンドメンバーに「私らはお前のバックバンドだもんね」と言われた我の強さは、あまりにも解釈一致でした。
会場が暗転していよいよライブが始まる。キラキラしたSEが流れてバンドメンバーが登場。よくSNSに登場するギターのけいちゃん。かっこよくて好きになっちゃいそうでした。
そして一曲目。ギターのかっこよさがバチバチに目立つDay by Day。あのリフを聴けて大満足だし、歌声は音源で何度も聴いたあの声そのまま、むしろもっともっとキュートで素敵な声でした。1曲目からぶち上がると思いきや、私の目からはポロリと涙。ポップでアゲアゲな曲調なのに。イカれてるぜ。
私はコレサワが好きだ。とてもとても好きだ。初めて聴いたのは中学生。高校生になってもう少し聴いて、大学生に関しては4年間ぶっ続けて聴いていた青春のお供。私の大学生活はほぼコレサワによって作られていたと言っても過言ではない。コレサワは人生の教科書だ。
女子校に3年間通っていた私に大学生活初めての恋人ができた大学1年生の夏。そばで一緒にときめいてくれていたのは「失恋ソングを歌ったあとに」「君とぬいぐるみ」「これから」でした。
コロナ禍に入って前も後ろも真っ暗になって、恋人はおろか友人にも会えなくなってしまいやりたいことが何もできなくなってしまった大学2年生の春。寂しさを紛らわせてくれたのは「バスタイム」「スーパーでデート」「あたしが死んでも」でした。
2年のお付き合いの末、超自分勝手な理由で振られたと思ったら何度も何度もしつこく復縁を迫られ続けていた最中、そのあといい感じになった人には酷いことをされて精神を少しやってしまった大学3年生の冬。そばでずっと支えてくれたのは「SSW」「最後の彼女になりたかった」「憂鬱も愛して」でした。
教育実習や教員採用試験の準備と本番に追われ、孤独で不安で苦しくて声も出なくなってしまった大学4年生の夏。一緒に戦ってくれたのは「SPARK!」「センチメンタルに刺された」「死ぬこと以外かすり傷」でした。
教員採用試験が終わり初めての年下の恋人ができて、一緒に部活を頑張りながら最後の思い出作りに勤しんでいた残りの大学生活。その瞬間瞬間を彩ってくれたのは「この恋はスクープされない」「最後の有給」「Day by Day」でした。
私の大学生活にはコレサワがずっとそばにいてくれて、ずっと近くで支えてくれた。女子校出身で恋愛のイロハもわからない私に、コレサワは色んな世界を見せてくれた。色んな恋を教えてくれた。色んな感情を教えてくれた。色んな強さ、弱さを教えてくれた。だから、コレサワは私にとって人生の教科書なのです。
大学生の頃は軽音学部に入っていた私。特に最後4年生の1年間ではほぼ毎ライブでコレサワをコピーしていたような気がする。卒業ライブでも、大事な大事なコレサワをたくさんやった。いちばん大好きな「これから」を最後の曲にして、自分にとって最強のセトリを組んだ。後輩たちが、「はのとさんが歌うコレサワ好きでした」っていっぱい色紙に書いてくれたんだ。誇りです。
そんな自分の中の大切な思い出と共にいてくれたコレサワ。大好きな大好きなコレサワ。色んな感情が一気に溢れてしまって、それが涙となって表出してきてしまったのかな。私はよく泣く方ですが、自分の涙の理由は分からないことばかりです。
涙を堪えながらライブを楽しむ。1ヶ月前に行った京都大作戦とはえらく雰囲気の違うライブだから最初は遠慮しちゃっていたけど、「手上げてー!」とか「声出してー!」とか煽ってくれるから、安心して楽しむことができました。
細かいセトリは全然思い出せないので、印象に残っている場面を切り取ります。終始泣いて笑っての最高な時間でした。
まず、「あたしが死んでも」ですね。これは軽音学部のライブで弾き語りバージョンとバンドバージョンで2回もやりました。同じ曲を2回もやるなんてアホの証拠です。分かっているのです。分かっているけど、あまりにも素敵でエモくて。
曲の冒頭ではこう言うんです。
わがままで可愛い女の子。可愛い恋人にこんなこと言われたら頷くしかないよね。言い方がもう最高に可愛い。大好き。
でもね、落ちサビではこんなふうに言うんです。
えーーーーーーーーーー!? 突然のいい女!!! 何これ!!!!
本当は心の底から恋人のその先の人生の幸せを祈っている。なんて素敵な考え方なんだろう。なんでこんなことが言えるんだろう。私だったら前半止まりです。彼女は作らないでね。それで止まってしまう。恋をしてね、なんて言える自信ないよ。
そんな落ちサビはさ、コレサワ本人のギター1本になるんです。それまで音数も多くて華やかな感じなんだけど、そこで一気に静まって歌声が響く。そこで涙腺がピリピリしてダメだったな。大好きな歌を生で聴けてすごく嬉しかった。
それから「にゃんにゃんにゃん」。この曲は車とかで聴いていても泣いてしまうくらい心に刺さる曲です。曲名が表す通り、家族の猫の歌。以前うさぎを飼っていたコレサワ。お空に上っていってしまってからしばらくして、新しい猫ちゃんを家族に迎えていました。メロウちゃん。ふかふかで可愛い。そんな猫ちゃんに向けて書いた曲なのかな。
私も猫を飼っています。先日新しく子猫が来て2匹になりましたが、それまで14年間ずっと1匹。あるときうちの庭にふとやってきてくれた女の子です。もう14歳。人間で言えば相当おばあちゃんですが、我が家の神様。
最近は身体も悪いところが増えていっていて、時々元気がなくなってしまうこともあります。でも、頑張って薬を飲んでいて、今はそこそこ元気です。子猫とうまくいっていないので家庭内別居中だけど、いつか仲良くなってくれるといいな。
14歳。考えたくはないけど、生きている以上、いつか必ずお別れはきてしまうものです。14歳。そう遠くないかもしれないから、毎日を大切に過ごしています。
これも落ちサビ。コレサワの綺麗でまっすぐな歌声がライブハウス全体に響き渡る。グッときてしまう。愛猫のことを考えて泣いてしまう。
コレサワ本人は猫耳と尻尾をつけてとっても可愛い姿で歌っています。周りの女の子たちも「可愛い可愛い」と言っているのが聞こえてきていました。可愛さに集中できないくらい、聴き惚れました。大切な曲です。
いくらなんでもキリがないので最後にします。「デートの前の夜に」。新しいアルバムに収録されている1曲。私も大好きな1曲。まだ大学生だったら絶対にライブでやっていた1曲。1サビ後の掛け合いが大好きなのです。あと、2B後のベースソロ。卒業してからベースを始めた私はそのソロにズッキュンでした。
今回のライブで1番楽しみにしていた曲です。だからその雰囲気を感じた瞬間からテンションがぶち上がりました。この曲はおじさんコレンズが大活躍でしたね。私の後ろにもおじさんいた。コレサワのおじさんファンみんな可愛い。
コレサワが「今日もコレちゃん?」って言って、みんなで本気の「可愛いよ!!!!」を叫ぶのが楽しかったし、本当のことなのでノリノリで言えた。楽しかった。可愛かった。おじさんの「可愛いよ!」が可愛かった。素敵。
サビのときにフリフリしてたのが可愛かったな〜。それが頭に残ってて、今でも曲を聴くと身体を動かしたくなる。テンポ感もすごくポップで可愛くて大好きな曲です。
曲についてはここまで。キリがないのでね。あとセトリ忘れちゃったし。悲しい。とにかくね、ずっとずっとコレサワは可愛くて、というかもうキュートで、愛おしくて、もっともっと大好きになりました。
実際にライブに足を運ぶ前から、私はコレサワの生き方が大好きでした。自分を大事にして、好きなことにまっすぐ向き合って、自分の好きを大事にして。私は自意識過剰なので、可愛い服とか着れなくて。私なんかが着てもな〜とかいう自意識がね。
でも、コレサワは好きを大事に生きているからとっても憧れで、こんなふうに生きられたらな〜と思っていました。その気持ちがもっともっと強くなりました。私にとって夢みたいな人です。素敵な女の子です。
だから、今までも思っていたけれど、コレサワみたいに強くて弱くてとびきり愛おしい女の子になりたい、なってやると強く思いました。そして、また絶対にコレサワのライブに行く。行かないとって思った。
みんながコレサワを大好きで、みんな心がとっても可愛くて、そんな空間がとても幸せでした。コレサワもコレンズを大切に思ってくれていて、その「好き」が溢れたライブはとっても幸せでした。
ありがとう。また行くぜ。
あたしが死んでも彼女は作らないでね。
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