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【今オフ最大の補強!?】アンソポロスGM、2031年まで契約延長!

どうも、ハーノです。
今回はアンソポロスGMの契約延長について書いていきたいと思います。
それでは、行きましょう!

①アンソポロスGMと2031年まで契約延長

ブレーブスがGMのアレックス・アンソポロスと2031年まで契約を延長することを決めました。
本来は2024年までの契約となっており、そのままであれば来季オフには契約満了となる予定でしたが、彼の実績を鑑みればこの契約延長は必須でした。
ブレーブスは2025年以降に向けて、まず1つ大きな柱を残した事になりました。

契約の詳細はこちら↓
ちなみに、給与の1%をブレーブス財団に寄付するかは不明らしいです。

②アレックス・アンソポロスとは

ブレーブスのGMとして2017年オフに就任すると、2018年から地区6連覇、2021年には世界一にも導いた手腕を持つ敏腕GM、アンソポロス。

GMとしての特徴は
①トレードを好む・上手い(特にリリーフや野手)
②囲い込み契約
③クリエイティブ(ギャンブル気質)なトレードが多い
④超隠密主義
⑤時にドライ

といったところでしょうか。

それぞれには理由があるとよく言われています。

②は本人談で、幼少期はエクスポス(現ナショナルズ)ファンで良い選手が現れてもすぐにトレードやFAで移籍してしまうのが非常に悲しかった経験から、「ファンにそんな思いをしてほしくない、安心してユニフォームを買ってほしい」という思いがあるそうです。

③についてですが、これは2009年オフから2015年まで勤めたブルージェイズGM時代の苦い経験もあると言われています。2015年、長らくプレーオフから遠ざかっていたブルージェイズを22年ぶりに地区優勝に導きながら退任となった一因に、前年のTDLでプレーオフを狙える位置にありながら油断してあまり動かずにプレーオフを逃し、選手たちの不満を買ったという話があり、この反省を活かしてトレードで積極的に動くようになったのかもしれません。2021年のTDLではチームが借金生活をする中で外野手を4人乱獲し、全員が機能して最終的にWS制覇まで上り詰めました。
他にもイグレシアス、マーフィー、セールなどかなりクリエイティブかつ大きな賭けの動きに出る傾向があります。

④についても、教訓がありそうです。
予想外のトレードを次々に突然発表してくるアンソポロスGM。今季オフにはシースやグラスノーと言った様々な憶測が出るなかで、大物記者たちも様々な情報を発表しますが、結論から言えばそれらは掠りもしませんでした。
情報に一喜一憂するファンを諭すように、「ほとんどの情報が正しくない。時間の無駄」とコメントしたアンソポロスGMが連れてきたのはケルニックとセールというまさかのところからまさかの選手の補強。
大物記者たちですら舌を巻くアンソポロスGMの隠密っぷりですが、このルーツはブルージェイズでGMになる前に前任のGMがトレード話を記者に話して結果的に破談になったのを見て徹底した情報統制を行うようになったと言われています。

これらの経験が、彼をここまでのGMにしたと言っても過言では無いのかもしれません。
過去から学ぶことがいかに大切かが分かりますね。
歴史は繰り返すとはよく言ったものです()

ただ②のような想いはある一方で、フリーマンやスワンソンは去らせる、特にスワンソンにはほとんどまともに交渉せずにカブス移籍というかなりドライな一面も持ち合わせています。
この2人の移籍はファンとしては非常に寂しく、フリーマンの際にはアンソポロスGMも涙を流していましたが、この2人を見送った結果、ペイロールは30Mほどとなり、ブレーブスの補強の動きの幅をかなり広げている一面もあります。

③アンソポロスの6年間

彼がブレーブスでの6年間で何をしてきたのか、簡単にではありますが、今一度振り返ってみましょう。

まず2017年オフ、ブレーブスは問題の渦中にありました。それまでチームのGMの座にあったジョン・コッポレラ氏が国際FAでの若手選手たちとの契約において不正契約を働いたとして永久追放(現在は解除)、契約無効、国際FAに大幅制限、ドラフトでも制限を受けるなど再建中だったチームにあって致命的な傷を負っていました。
そんな中でコッポレラGMの後任に就任したのがブルージェイズのGMの座を退任したのち、ドジャースで働いていたアンソポロスでした。

苦しいなかにありながら、大半の予測を覆し、ブレーブスはアンソポロスGM就任1年目から地区優勝を果たします。
アンソポロスGMも、マット・ケンプのトレードでカルパーソンらを獲得したり、アニバル・サンチェスを拾ったり、ガウスマンをトレード獲得したりという補強を成功させています。

2019年にはアクーニャ、アルビースと囲い込み契約を結びます。また、オフに獲得したドナルドソンが復活しました。シーズン中に獲得したカイケルもローテの一角を支え、地区連覇を達成しました。

2020年はコロナによる短縮シーズンで、先発投手不足に苦しみます。ソロカがアキレス腱断裂、フォルタネビッチは絶不調のままDFA、オフにFAで獲得したハメルズは全く機能せず。それでもオフに獲得したオズナが2冠王に輝くなどし地区3連覇。しかし、NLCSでは先発不足とそれを埋められなかったことが最後の最後に仇となり、ドジャースに3勝1敗から3連敗して敗退しました。

2021年は開幕から不調で、オズナは制限リスト入り、アクーニャは膝十字靭帯断裂でシーズン終了の憂き目を見、1度も貯金生活に入らないまま夏のトレード市場に突入します。
しかし、ここでアンソポロスGMは大きな賭けに出ました。TDLではピダーソン、デュバル、ソレア、ロサリオの4人の外野手を乱獲し、苦しんでいたリリーフにはリチャード・ロドリゲスを追加。
するとこの外野手4人がものの見事に機能し、見事に前年の雪辱を果たし、1995年以来の世界一を成し遂げました。
しかしオフにはフリーマンとの別れがありました。また、それによるオルソンのトレード加入と囲い込み契約や、ジャンセンのFA獲得などがありました。

2022年は地区首位のメッツに5月には最大10.5ゲーム差をつけられる状態から、14連勝などで猛追。TDLではエンゼルスからイグレシアスを獲得するという衝撃の動きに出ました。当初は疑問の声もあったこの補強は、大成功し、移籍後防御率は0点台をマークしました。
オルソンもメッツとの最後の天王山で3戦連発するなど大逆転地区優勝に貢献。ジャンセンもなんだかんだで抑えとしてチームを支えました。
7月にはライリーと、8月にはルーキーのハリスと、プレーオフ前にはルーキーのストライダーと囲い込み契約を結んでいます。
オフにはこれまたまさかの三角トレードでマーフィーを獲得し、囲い込んでいます。
また、ヒメネスをトレードで獲得しています。

2023年はオルソンが大活躍し、2年連続で100勝以上勝ち、地区6連覇を果たしました。
マーフィー、ヒメネスも機能し、トレードで獲得したPJは移籍後防御率0点台と無双。イグレシアスも抑えとしてしっかりとジャンセンの後任を果たしました。
オフには次々とトレードを成立させ、ケルニックやセール、バマー、カーなどを獲得し、穴埋めと層の厚さを増すことに成功しています。

④終わりに

いかがだったでしょうか。
今回はアンソポロスGMの契約延長についてまとめてみました。
球界で最もクリエイティブなGMの1人であろうアンソポロスGM。
そんな彼がこれからどんな手腕を見せてくれるのか、楽しみにしたいですね。

それでは、また!

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