ラスベガスのホテル滞在中に注意するコト(貴重品の窃盗)
こんにちは!
ラスベガスの「はの」です。
海外旅行中にパスポートやクレジットカードなど貴重品の盗難には遭いたくないものです。
7月に入りサンフランシスコ領事館から、「ラスベガス市内のホテル滞在時の注意喚起」というメールを受け取りました。
内容をよく読んでみると、ラスベガスの旅行会社で働いていた約10年前にも同じように被害を受けたお客様がいて、
こんなにもセキュリティーシステムが導入されているのに関わらず、今でもこの手法の窃盗が行われているのか?!
と、正直びっくりしてしまいました。
旅先で窃盗被害に遭わない為にも、ホテルのお部屋で行われる恐ろしい窃盗と、それを未然に防ぐ方法をご紹介します。
そんな私はラスベガス在住約18年、現在は旅行関連の仕事をしています。
それでは早速初めていきましょう!
信じられない窃盗の手段
被害に遭われたお客様や私自身一時期ホテルで働いていた時に聞いた話では、
窃盗団はお客様が就寝している時間帯にホテルへやってきて、客室のドアを一部屋、一部屋押して、ドアが空く部屋をターゲットに窃盗を行うようです。
通称、Door Pusher。
万が一、部屋が開いた場合は、貴重品(パスポート、お金やクレジットカード等)だけを盗み去って行く、、、
という手段。
かなり怖いですよね。
お客様によると、朝方にウトウトとしていると部屋のドアがガチャガチャとなっているのに気が付いたものの、まさか人が入ってきているとは思わずにそのまま寝ていると、起きたらバックから貴重品が全て無くなっていた、、、
という状況でした。
よくよく考えてみると、貴重品を置く場所は枕の横にあるナイトスタンドではないでしょうか?
そこへ見ず知らずの他人が夜中にひっそりとやってきて盗みを働く、、、
想像するだけでも恐ろしいです。
ホテルのセキュリティーに連絡をするものの、セーフティーボックスに貴重品を入れていなかったのはお客様の責任、、、
ホテルの客室内や廊下には監視カメラがないので証拠がない、、、
ということで何もしてくれなかったことを、今でも覚えています。
ラスベガスのホテルで働いた時に、防犯カメラが設置されていない場所はホテル内には2か所あり、客室とお手洗いということを入社研修で教えて貰いました。
エレベーターホール付近や非常階段の辺りにはカメラが設置されていますが、各客室の前には確かに設置せれていないホテルが多いです。
実はこのような窃盗被害は、地元ラスベガスのニュースにも取り上げられていました。
そして、こちらが先日届いたサンフランシスコ日本大使館から届いた注意喚起。
日本では考えられないような話ですが、このような窃盗被害は実際に起こっていますので、自身の安全を一番に考えて行動してください。
被害を未然に防ぐ方法
それでは、旅先でこのような被害に遭わない為にも、私達ができる事は何かを真剣に考えてみました。
・室内ではU字型の鍵を必ず閉める
・貴重品はセーフティーボックスに入れる
・ドアの内側に音がなるモノを置く
・周囲に不審者がいないかを注意する
・お酒を飲み過ぎない
万が一、窃盗団と遭遇した場合は抵抗せずに言う事を聞いて逃げる。
上記はラスベガスに限らず、旅先では自分事として常に心がけたいです。
またホテルによっては、客室専用エレベーターの前にセキュリティーの担当者が立っていて、ルームキーを提示しなければエレベーター乗り場へ行くことが出来ない場合があります。
ベラージオホテルやResorts WorldのConradなどでは、ルームキーがないとエレベーターが作動しないシステムが取り入れられています。
そのようなホテルに宿泊するのも窃盗団から身を守る方法になるのかもしれません。
最後にネバダ州のセキュリティーに関する法律を調べていると、このような情報を見つけました。
ネバダ州法では、プライバシーが十分に確保できるようなプライベートな場所で、同意なしに誰かを撮影したり写真を撮ったりすることは犯罪で、これには、ホテルの客室のようなバスルーム、寝室、更衣室、その他個人のプライバシーがあるような場所が含まれています。
違反者はプライバシーの侵害で起訴される可能性があり、これは重罪とみなされ、最長364日間の懲役または2,000ドル相当の罰金が科せられると言われています。(2024年7月現在)
まとめ
今回は、ラスベガスのホテル滞在中の貴重品の盗難についてご紹介させて頂きました。
うそのような本当の話ですが、この手の窃盗はラスベガスに限らず世界中で起こっていると思います。
次は我が身、旅先で被害に遭わない為にもお互いに気を付けましょう。
ラスベガスや海外旅行に行く人がいらっしゃいましたら、このような犯罪があるという事をシェアして頂けると幸いです。
最後まで読んで下さってありがとうございました。
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