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【森と音楽のひろば】フルートとピアノによるおやこで楽しむリトミック&コンサート

2024年6月22日、飯能市林業センターにて、おやこのキャンパス・森と音楽のひろば「フルートとピアノによる おやこで楽しむリトミック&コンサート」を開催しました。

森と音楽のひろば」は、グランドピアノやヴァイオリンなど、木からできている楽器に触れ、しくみを知って、響きを感じ楽しむ、音の木育授業です。
2023度からスタートしたこの授業、2年目の今年は登場する楽器の種類が増え、バラエティに富んだ内容となっています。

かなえ先生(ピアノ・左)とnico先生(フルート・右)

今年度最初の授業は、フルートとピアノによるリトミック。
先生は、音楽ユニット8va.(オッターヴァ・アルタ)かなえ先生(ピアノ)、nico先生(フルート)のお二人です。
ユニット名の「8va.(オッターヴァ・アルタ)」とは、1オクターブ高く演奏する音楽記号のこと。その名の通り、1オクターブ気分が上がる音楽体験を届けたいという思いで活動されています。

裸足になって、木の感触を楽しもう♪

授業ではまず、各自好きな椅子に座り、裸足になってもらいました。
足裏からは全面に張られた西川材の床材のひんやりとした感触が、腰かけた木の椅子からは木の硬さ、さらに椅子によっては異なる成形方法による木肌の質感を感じることができます。
林業センター全体に満ちるヒノキの香りも相まって、程よい解放感と落ち着いた雰囲気の中で授業がスタートしました。

1曲目は、みんながよく知っている「きらきら星」です。
みなさん、目をつむって!耳を澄まして聞いてみましょう。

「星はどこで輝いているかな?」
nico先生が、教室のあちこちを移動しながらトライアングルを鳴らします。
すると、トライアングルの音色は星のきらめきのごとく聞こえ、まるで暗い夜空を星が移動しているみたい。耳と創造力を使った音楽の楽しみ方を学びました。

トライアングルの音に耳を澄ませて…

「さぁ、目を開けて!」
次に流れてきたのは、「きらきら星」をマーチ風にアレンジした演奏です。
先ほどと打って変わって、陽気で元気なリズム。かなえ先生による編曲で、同じ曲とは思えないほど明るい雰囲気になりました。

楽しい手あそびで、体を動かしましょう!

さて、少し気持ちがほぐれてきたところで、次は体を動かしていきましょう!
「グー・チョキ・パーで、何つくろう?」
右手がグーで、左手がチョキで……かたつむり!
みんなで輪になって「かたつむり」の歌を聴きながら時計回りに歩きます。
時々、先生が「はんたい!」と声をかけるので、即座に逆方向へ。先生たちが途中で演奏を止めたら、みんなも歩くのをやめてストップ!何度か繰り返すうち、体もぽかぽか温まってきます。

フルートの生演奏で「アルプス一万尺」

ほどよくみんなの一体感も出てきたところで、次の曲は「アルプス一万尺」。パパ・ママにも懐かしい、昔ながらの手あそびです。
途中、かなえ先生のアレンジで曲調が「ワルツ風」にチェンジしました。ワルツとは、テンポの良い3拍子で、軽やかでステップを踏みたくなる調べが特徴です。ふだん4拍子で聞き慣れている「アルプス一万尺」も、3拍子だと趣が変わり、なんだか優雅な気持ちになります。
より一層、ワルツの3拍子を感じられる曲として、「眠れる森の美女」を聴きながら、パパ・ママと手を取り合ってみんなでくるくるとダンス!円舞曲を満喫しました。

スティックを使ってみんなで演奏してみよう!

さて、続いてのプログラムは?
みんなで演奏してみましょう!木の楽器の登場です。
先生たちが用意してくれたスティック状の木製楽器を、1人1セット持って、「なす」の2拍チームと、「バナナ」の3泊チームに分かれました。
「あんたがたどこさ」の生演奏に合わせて、それぞれの拍数に合わせてスティックを叩きます。
ピアノとフルートの伸びやかな音色に、乾いた木の音の拍子がアクセントとなり、さらに異なる拍数の掛け合いが演奏に厚みを加えてくれます。初めての子には少し複雑な演奏なのですが、みんなさすがの集中力。あっという間にマスターして演奏を楽しんでいました。

ヨハン・シュトラウス2世が1858年に作曲した「トリッチ・トラッチ・ポルカ」は、運動会やCMなどでも使われることのある、小気味よいテンポとフルートの音色が印象的な楽曲です。
合奏の最後に、この曲をみんなで演奏して大いに盛り上がりました。

開催当日は、梅雨入りも間近な季節。もちつきの手遊びをしながら、この時期にぴったりな「あめふり」の歌を演奏しました。
先生たちは、歌もとってもお上手。途中で演奏が急に止まって子どもたちがきょとんとしたり、また急に演奏が再開してしてびっくりしたりながら、楽しいコンサートの時間もそろそろおしまいです。

みんなで色とりどりのスカーフを手に持ってゆらゆらと揺らしながら、「夕焼け小焼け」を合唱しました。

夕焼け 小焼けで 日が暮れて
山のお寺の 鐘がなる
おててつないで みなかえろう…

ちょっと寂しい感じがしますね。
すると、先生たちが途中からボサノバ風のアレンジも披露してくれました。
「ボサノバ」はブラジル発祥で、サンバのリズムをベースにジャズが融合して発展した、ちょっと大人な雰囲気の楽曲です。

音楽に合わせて歩くと楽しい!

最後は、みんなもよく知っている「さんぽ」。
大きく円になって回りながら、子どもたちの元気な歌声が林業センター全体に響き渡りました。

当日はキャンセルなく、予約いただいたみなさん全員参加!
リトミックで部屋を目いっぱい使い、目も耳も体もよく動かして、大人も子どもも最後まで笑顔で過ごすことができました。
ぜひまた参加してくださいね。お待ちしています。

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