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ハンノウ大学低山トラベル部 第4回「日和田山」レポート

2022年3月21日(春分の日)、埼玉ハンノウ大学低山トラベル部の4回目となる活動を行いました。今回は西武池袋線「武蔵横手」駅を出発して、五常の滝・北向地蔵・物見山を経由し、関東平野を一望する名所「日和田山」に登りました。2022年の初回ということで、初心者でも気軽に楽しむことができる軽めのコース設計にしました。
当日は沿道に咲く菜の花の黄色が鮮やかな、春本番のお天気。トレッキングシーズンの始まりにぴったりの1日になりました。

金刀比羅神社から西武日高分譲地を望む

活動メンバー

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部長:
所沢市在住、ハンノウ大学のプロジェクトディレクター。学生時代には登山サークルに所属していた山好き。飯能に都会の若者を呼び込むことに力を入れている。

まりな:
所沢市在住の建築家。都内の有名設計事務所で働いたのち2020年に地元にUターンして独立開業。山登りは小学校以来という超ビギナー。古い木造建築を見るのが大好き。

なっつん:
秩父市出身の占い師。秩父神社近くの老舗食堂「パリー食堂」の孫娘。奥武蔵や秩父の山は暮らしの一部。現在は所沢市の複合施設 SAVE AREAなどで活動中。

みずき:
さいたま市出身。2021年に飯能市に移住した服飾デザイナー。自身のファッションブランド「AVA」を展開する。2021年11月20日に歴史的建造物「ゲストハウス吾野宿」にて、アート、クラフト、食、音楽、パフォーマンスなど多様な出展者による文化市「ネオニッポン市」を主催。トレッキングにも興味津々。

まなみ:
練馬区在住のシステムエンジニア。低山トラベル部と連携関係にある練馬のコミュニティスペース「Neriba」を通じて低山トラベル部を知る。神奈川県の丹沢など低山には登ってきたが、飯能の山を登るのは初めて。

まほ:
2021年に都内から飯能に引っ越してきた20代会社員。職場の同僚に誘われて富士山登山にチャレンジしたことをきっかけに登山を始めた山ガール。

たかあき:
狭山市在住のイラストレーター。考現学的な視点で、日常の中の何気ない風景をスケッチしている。低山トラベル部は今回が初参加で、トレッキングもビギナー。
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09:30 「武蔵横手」駅出発

武蔵横手駅からスタート。
左から、まほ・たかあき・まりな・なっつん・まなみ・みずき(部長は撮影)

部長:おはようございます!低山トラベル部の第4回ということで、今回も西武池袋線沿線に住む20代〜30代の7人でトレッキングを楽しもうと思います。
今回は軽めのコースということで、集合時間も遅めです笑。軽めではありますが、山登りですのでしっかりと準備運動をしていきましょう。
じゃ、初参加のたかあきくん、体育委員として体操よろしくお願いします。

たかあき:はい笑 じゃ、ラジオ体操を・・・
(スマホでラジオ体操を流す・・・一同ややぎこちなく体操・・・)

部長:さて、今日は日和田山に登ります。14:30くらいに下山するコースタイム5時間のコースです。休憩が必要だったり歩くペースを調整する必要があったりしたら、遠慮なく言ってください。
今回のゴールは高麗ですが、昨年オープンしたリノベカフェ「CAWAZ.base」(カワズベース)でお茶しますのでお楽しみに。

【ワンポイント】
・コース上、お手洗いがあるのは武蔵横手駅・駒高の公衆トイレ・高麗側の登山口の3ヶ所。必ず駅でお手洗いを済ませてから登り始めましょう。
・武蔵横手は小さな駅で周辺にはコンビニ等店舗はありません。(飲料の自販機はあり)

「五常の滝」までは自動車も通行する林道を歩きます
山裾の集落にある梅が見ごろ

10:10 五常の滝

入り口ゲート

部長:駅から30分ほど歩いて五常の滝に到着です〜。ここは入場料がひとり200円かかります。

受付のおじいさん:いらっしゃい。7人?これおまけだから、ひとり一個持って行って(竹ざるを差し出す。中には生姜の漬物とパクチーの束)。

なっつん:わたしは・・・生姜で。

まほ:わたしはパクチーで・・・。

部長:パクチー1束で200円の価値ありそう笑

地元の方々が管理する滝。生姜は酸っぱい。
ゲートの中は儒教をテーマにしたプチテーマパーク。二宮尊徳も。
儒者を祀った廟が立ち並んでいます
滝。
スケッチをとるたかあきくん

【ワンポイント】
五常の滝入山可能時間は9時00分から14時30分です。入山の際は大人200円、小人100円の入山料が必要です。休山日は毎週月・火曜日と年末年始で月・火が祝日の場合は休山せず振替えて休山します。
※駐車場があるので自動車で行くことも可能。

出典:西武鉄道でいくハイキングコース24選
五常の滝を過ぎると登山道へ入ります

11:10 北向観音〜12:00物見山

北向観音

部長:すこし長い登り道を上がって峠にやってきました。ここで一息入れましょう。この先は尾根伝いに歩いていきます。

西川材の森  歩きながらしりとりゲーム・・・
到着!

部長:今日の最高地点・物見山に到着です。

まりな:眺望は今ひとつですね笑・・・ベンチもある広場でお弁当食べてる人たちがたくさん。

部長:私たちもここで昼休憩にしましょう。

山で飲むコーヒーは格別!
(サーモス アウトドアシリーズ ステンレスボトル 1.2Lに入れてくれば7人分も余裕)

12:40 駒高集落(茶屋ふじみや)〜13:00高指山

駒高集落から南方面にひらけた眺望

部長:物見山から少し降りて、駒高という地域にやってきました〜。ここは眺望もいいですね。

まなみ:可愛らしい売店がありますね。

茶屋ふじみや
日和田山のピンバッチを入手

なっつん:このベンチもかわいいですね。いい写真が撮れました笑

【ワンポイント】
近くに休憩のできる屋根付きの東屋と、水洗トイレがあります(音姫付き)。

少し登ったところにある高指山。この岩が山頂。
山頂にある建物はNTTの無線施設とのこと。 サスペンスドラマに出てきそうな見た目。

部長:さて、次は今日のハイライト日和田山です。

なっつん:うわぁ、登りが・・・ここは急登ですね。

部長:とはいっても、15分くらいで着くのでそんなに無理はないかと〜。足場はガレ場っぽくなっているので気をつけて。

低山でもトレッキングブーツは必需品

13:30 日和田山

日和田山 305m

部長:日和田山に到着です〜!

みずき:いい眺めですね。目の前に見える街は飯能でしょうか?

部長:地図と方角を照らし合わせると、目の前が日高市の市街地で・・・右に見える丘がムーミンバレーパークのある宮沢湖、その向こう側が飯能ですね。

地平線まで見渡せる関東平野
(画面左手に見えるのが太平洋セメント埼玉工場。その奥にうっすらと筑波山。右手奥はさいたま新都心の高層ビル。)
東南東方向には航空自衛隊入間基地と、東京のビル群が見えます。スカイツリーも。
言葉少なくぼーっとする時間

14:00 金刀比羅神社

金刀比羅神社

部長:山頂から5分ほど下ると金刀比羅神社の社殿があります。

なっつん:そしてこの景色・・・!

社殿を背景に高麗方面を見た景色です。
芸術作品のような鳥居。
その先に巾着田(高麗川が蛇行してできた巾着型の地形)がよく見えます。

部長:さて、この先は下界まで下りです。「女坂」と「男坂」があるようですが、下りは危ないので「女坂」からいきましょう。

手すりなど整備されています。
高麗から日和田山まで往復するコースであれば、子どもでも難なく登れます。ファミリーの姿も多かったです。
女坂と男坂の合流地点近くにある鳥居
最後は笹の茂る斜面を駆け下ります。地面の柔らかい森。

部長:はい!下山しました〜!

一同:お疲れ様でした〜!

なっつん:桜が綺麗ですね!あっちには菜の花も!

部長:里に春が来た〜って感じですね。花を見ながらCAWAZ.baseまでいきましょう。集落の中を10分ほど歩きます。

14:45 CAWAZ.base

日高市の建築家たちがフルリノベーションして作った施設

部長:こちらは高麗川のほとりに昨年オープンしたばかりの古民家カフェ「CAWAZ.base」(カワズベース)です。カフェのほかにコワーキングスペースとしてのプランや、マルシェや映画上映イベントなどもやっています。素敵な空間で料理も美味しいので、こちらでお茶して帰りましょう〜!
・・・ということで、今回はここがゴールです!みなさん、お疲れ様でした〜!

まなみ:今日もとっても楽しかったです!ありがとうございました。また参加させてください。

まほ:とっても楽しい1日でした!綺麗な写真もありがとうございます!

たかあき:初低山トラベル楽しかったです。みなさん仲良くしていただき、初心者には大変ありがたい、丁度いいペースで登れたなあと思います。ありがとうございました!

部長:次回はGWに横瀬市と秩父市にまたがる「武甲山」に登ります!またよろしくお願いします♪

喜びを体で表す人たち

おまけ:たかあきくんのイラスト@金刀比羅神社

画:Takaaki Sawada

(文・写真:部長 / 写真:なっつん)

ハンノウ大学低山トラベル部とは?
ハンノウ大学低山トラベル部は、主に市外の若手社会人を対象に、奥武蔵トレッキングの魅力を知ってもらおうと実施している部活動です。春〜秋にかけて2か月に1度のペースでコースタイム3〜5時間程度の「低山」を歩きます。コース中は植生や寺社など奥武蔵の低山ならではの魅力を楽しみます。

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