Act-2の感想(後編)
5.Day2の開演まで
5.1 突然ですが担当語りです。
どうも、反応なしです。
Act-2のDay1で文章書きすぎてめっちゃ長くなったので前後編で分けました。Act-2、たかが地元公演ってだけで1万字も書くなんて、あなたはバカなのですか(唐突の白石紬)
Act-2 Day1の感想記事は以下です。併せてお読みいただけると筆者としてはマンモスうれぴーです(死語)。
なお、Act-1の記事はこちらです。はじめから読みたい方はこちらから。
さて、ライブの日の朝から語りましょう。前日は0:30とか1:00ごろまで飲んで、実家に帰投したのが2:30とかそこら。その後、Twitterでライブの感想を漁って4時ごろ寝ました(さっさと寝なさい)。ライブの日の夜って興奮してて寝付けないんですよね。この気持ちが分かる人はきっといるはず。
余談ですが、このころちょうどイーロン・マスクによってTwitterをXにされましたね。当時の僕は、イーロン・マスクがAct-2で高まってアプリ名をX(Crossing!)に変えてしまったという説を訴えていました。未だにXって書いてあるんですけど、いつまでAct-2の余韻に浸ってるんだろう。もうAct-4すら終わりましたよ?
そして、8時ごろ起床。遠足が楽しみで寝られない小学生かよ。そして、私はAct-2 Day2にある曲が来ることを覚悟していました。そう、はなしらべです。
エミリーを心に決め数年。彼女に惹かれたきっかけは「仕掛け人さま」という呼び方でした。知っての通り、彼女は横文字を日本語に翻訳する大和撫子です。「プロデューサー」という横文字も和訳して「仕掛け人さま」になるわけなのですが――そのプロセスが気になったのが彼女が気になるきっかけでした。
この「プロデューサー」という語は、普通に翻訳すれば「製造者」などとなるはずです。しかし、エミリーからすればこの和訳では気に入らなかったわけですね。風流でない、無骨だ、などの想いを巡らせたはずです。そこで、彼女はどのようにして「仕掛け人さま」という呼び方に思い至ったのか。これは私の推測でしかないのですが、「私に魔法を仕掛けてくださる方」という意味なのではないかと。
だとした場合、彼女の言葉には、彼女のフィルターがかかって訳されるはずです。彼女の選び取る言葉、彼女の紡ぐ文章は、なんと綺麗で美しく雅なのだろうか。そして、彼女にはどのように世界が見えているのだろうか。そこに思いを馳せたとき、「彼女の隣に並んで、エミリーの見ている世界を少し覗かせてもらいたい」という感情が、心の奥底に湧いてきました。
それが、私がエミリー スチュアートさんを担当させていただくきっかけです。彼女は遠い外国の地に生を受けながらも、我が国の文化の妙に感銘を受け、必死に我々の言葉を学び努力してきた少女です。誰よりも日本の美が好きな少女です。
そんな彼女の、世界の見え方、日本文化を通した世界の見え方を歌った歌が「はなしらべ」です。詳しくはまたライブのシーンで語りますが、「私の求めていたエミリー スチュアートはここにあった」と思わせる至極の一曲です。
少し担当語りが長くなりましたが、大変思い入れのある楽曲が披露される可能性が、なんとオッズ1.1倍くらいに引き下がるのです。こんなの楽しみで夜もおちおち寝られません。
はなしらべわくわくクラブになり、浮足立ちながら車を転がし、Day2もえっちらおっちら名古屋へと車を走らせます。
5.2 でらますを巡ったよ!
ライブの開演までの間、でらます巡りをします。まず1軒目はここ。
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車で金山まで行き、妙香園さまの本店へご来店。可愛いね、この子俺の担当なの、可愛いよね。脚が綺麗。可愛い。金髪もふもふしててかわいいよね、人生で一回くらいはエミもふの中で安らかに眠りたいですよね。
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妙香園さまでお抹茶をいただきました。ちゃんとお抹茶を召し上がるのっていつ以来だろう……作法はちゃんと覚えておりました。抹茶の作法は小学校の頃に覚えました――と聞くと、お前の実家裏千家とかなん?と思われそうですが、別にそうではないです。
小学校のとき仲良かった子に、ある日突然「一緒に抹茶のみに行かん?」と誘われ、近所のお抹茶をいただける会館に足繁く通ってたことがありました。今思うととても不思議な子供だったと思います。受付のおばさんにもめちゃくちゃ顔を覚えられてましたし。
そんな経験がこんなところで生きるとは。「エミリー、いいか?抹茶ってのはこうやって飲むのが作法だぞ」と偉そうにご高説をし、エミリーに「仕掛け人さま!素敵でしゅ!」って目をキラキラされながら見つめられると思うと、本当にいろんな経験が人生活きてくるものですよね。
妙香園さまを退店した後、時間も時間だったので、そのまま金山でお昼にしました。と言っても、金山は学生時代の通り道です。特別なものを食べるとかそんな感覚ではなく、生活の一部です。その生活の一部でなるべくミリオンっぽいことをすると――こうなった。
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うどん(静香)、山盛りのネギ(もちょ)、ちくわ、天、おはぎ(百合子)。これがミリオン定食です。金山駅2階の「さぬき安べえ」にて昼食です。ここは、学生時代の第2の食堂としてお馴染みの店です。大学の学食と相場が同等で美味しかったので、よくご利用してました。
その後、名古屋駅周辺へと移動し、でらます巡り続行です。スマホの写真を見ると、名鉄観光のまつりさん→目の前の妙香園さまのエミリー→エスカのレイジュリ→歌織さん(下記)の順に巡っているようです。しかし、行くところ行くところ、地元過ぎて一切迷わずに行ける。というか地図見て「あそこかぁ」のノリで歩いてる。
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この日もオタクシーの同行者を募ったのですが、ギリギリまで待っても誰も来なかったので一人寂しく金城ふ頭へ。道すがら明らかにPと思しき車がいたので大音量でミリオンの曲を流して「ナカーマ」のアピールをしてみるなど、ライブへの高まりを感じます。
そして、Day2も同じく野跡駅に車を置いて金城ふ頭まであおなみ線に乗車します。またオタクが同電になり、凸しました。
暑いので、到着即入場。Day2もDay1と同じ連番なのですが、いつの間にか入場していました。連番、どうやら寝付けなかったらしく、かなりくたびれておりました。ライブで高まってるのと、どこではなしらべ迎撃を食らうかの不安でめちゃくちゃしゃべっちゃってごめんなさい……。
ちなみに、Day2はIブロックでした。Day1がAブロックの視界良好だったことを考えると、最悪の視界です。フルフラットのハコでアリーナ最後方ほど空しいことはありません。配信のほうがましです。演者ではなくオタクの後頭部鑑賞会になります。
そして、案の定オタクの後頭部鑑賞会に。170cm僕でこれなんだから、女性Pとかかなり苦しいだろうなあとは思います。
そんなこんなしていたら、開演の時間となりました。
6. Act-2 開演ですっ!
6.1 第1ブロックまで
初手はBNTです。BNTは前編で語っているのでここでは割愛します。最初のMCを挟み来たのがART NEEDS HEARTBEATS。BPM256かそこらでクッソ速い上にコールも難しい曲です。コールを予習してなくて「あれ、これコールどんなんだっけ」となった記憶です。
ふわりずむを挟み、週末だけのハーレクイン。正直ノーマークでしたが、あの謎の振りコピめっちゃ楽しかった。ブロック終盤はSuper Duper。7th、8thと何度か聞いてきた曲ですね。自分の本名に聞こえる歌詞があって、奈緒と美奈子に名前で呼ばれるような感触を覚える曲です。
Day1も第1ブロックはアップテンポな曲が多かったので、このころは第2ブロックあたりではなしらべが来るだろうと踏んでました。ちょうど前日のセトリのさかしまの言葉あたり。日跨ぎのエミつむで美味しいですし。しかし、いつ感情大崩落人間にさせられるかと思うと、心臓が口から飛び出そうなくらい緊張します。
6.2 第2-3ブロック
MC明けの初手がアロー彗星。9thに出てない愛美の初披露ですね。
続いて、WAONカード。みっく。みっく。伊藤美来さん。最初全然刺さらんかったのに、ライブで聴くたびにみっく……みっく……になってしまう魔性の曲。
あっ、この流れははなしらべ来るわ……と覚悟をしてましたが、勇気のfragrance、PBA、FTじゃい、APのショートVer.が来て「あ、これ昨日と曲構成ちゃうな」となりましたね。
MC後しょっぱなの、ときどきシーソー。曲名は「どきどきシーソー」ではない。斜め前のブロックに中谷育さんと原嶋あかりさんが好きなオタクがいたようで、動きのデカさですぐわかりました。いや、そもそもこの曲そんな大暴れする曲じゃないだろ。それはそうと、原嶋さんのシーソーの振り付けは好き。
続いて、満腹至極フルコォス。醤醤醤醤醤XO醤醤とか、醤醤醤醤醤甜麺醤醤とかいう頭ミリオンのコールが楽しい曲。
ブロック最後はMJ。誰だよアイマスにこーりー連れてきたやつ。アカデミー賞ものだぞ。
ちなみに、第3ブロックは他ブロックより1曲少ないです。おそらくここで、当日熱中症でダウンしてしまったハイホーをやる予定だったのではないかと推測してます。
ところではなしらべはまだなんですね。きつくなってきたぞい。
6.3 第4ブロック以降
Day1に比べ章構成が雑です。
さて、このブロックはメドレーです。ピコピコIIKO!インベーダーでは出かける前には\イェッタイガー!/をやりました。いいですか、皆の衆。これがアリーナ後方の楽しみ方です。アリーナ後方に治安を期待しない方がいいです。
あとはParade d'Amourでジュリアに籠絡させられる百合子が見られたところが収穫でしょうか。当日ライブ歌唱メンバーの揃わない曲を、いっそ揃わんならシャッフルメンバーで披露してまえ、というのがここ最近のミリオンライブの思想のようですね。「ひとりも手放さない」の一つの形がこれなんだと思います。
シャッフルメドレーの後はMC。あの、はなしらべはまだですか……?早く担当感情曲で爆発させてください、頼みます。
MC後初手はハーモニクス。来るだろうなと記載されてましたね、この曲は。MTGは好きなシリーズです。あまりコミュを聞かない僕ですが、珍しくこの曲はコミュを履修してます。いいですね、MTGの「コミュありきの楽曲」といった構成。私は非常に好きですし、オタクにもこれは勧めたい要素です。
続いて稲妻スピリット。なんか刺さるオタク多いっぽいけど……なんやまだしっくりこないんですよね。奈緒に関してはSuper Loverのイメージが強すぎて……。
続いて自作自演曲ことSister。僕は天才なので、残り誰が歌っていないかを瞬時に頭の中で算出し、この次にはなしらべが来ることを予知しました。まあ残ってるのがエミリー、翼、静香なので、まあそうなるだろうとは思いますが。
この事実に気づいた瞬間、曲なんか当然頭に入りません。多分普段ならこっこちゃんのこっこちゃんがこっこちゃんとか言ってたと思います。もうこの日のTwitterの名前は「はなしらべ」さんになる予定でしたし、あとはどう調理されるかがキモです。四肢をもがれるか、はたまた内臓を残らず摘出され、市中引き回しにされるのか。
6.4 はなしらべ
オタクの章構成、実に自由。ついに1曲で1節立てた。文字数数えてないけど、多分この曲が一番節の長さ長くなると思う。
Sisterで皆の衆が自作自演のお耽美さに酔いしれた頃。テンテンと和楽器の音。そうです、私の命日です。
オタクって生き物は、本当にヤバい楽曲が来ると、一瞬脳みそが機能を停止します。なんというのでしょうか、死の危険を感じているのかもしれません。人は、本当に死にそうな瞬間には景色がゆっくり見えると言いますよね。今を生き抜くすべを必死に考えているために脳が爆速回転を始めるからだそうですね。結局どうにもならずにご臨終となるのですが。
一般には交通事故で崖下に転落するときの話ですが、オタクも人生という山道から滑落しているので似たようなものでしょう。
とてつもなく好きな曲で、先述の通り非常に思い入れのある曲なのですが、一瞬「あれ、なんだ――?」となる瞬間がやってきます。その刹那、自分でも知らないところから湧き出る絶叫。気が付いたころには叫んでました。
多分、はなしらべって担当じゃなければ絶叫する曲ではないと思いますので、絶叫した瞬間に「あっ、この人って仕掛け人さまなんだ」とバレると思います。しかしそんなことに構っている暇などありません。こちらはもぬけの殻になって死ぬか、魂ごとポートメッセなごやに引き抜かれて死ぬかの二択です。
そして、絶叫とともに、滂沱の如く涙が溢れ出ます。よかった―――――この曲をやってくれて――――。今日安心して魂を捧げることができます。
実はこのオタク、はなしらべを現地で浴びるのは初めてです。この曲が過去に披露されたのは、リリイベと5thのみです。私は、6th福岡からしかミリオン現場を知らないので、正真正銘初めての生はなしらべです。それも相俟って、感情がボコボコになりました。やっとーーこの曲に出会えた――――。ありがとう、ミリオンライブ。ありがとう、エミリー。愛してる。大好き。
さて、感情がボコボコになっているだけでは話が進まないので、冷静になった今だからこそ語れるものでも語っておきましょうか。
先述の通り、この曲は「エミリーの見ている世界を覗かせてもらった」曲です。エミリーは、世界のことをどのように見ているのか、以下で軽くですが解説していきましょう。(担当の「軽く」ほど信用ならない言葉はない)
ぽつりぽつり雨音が 水たまりではしゃげば
咲いて消える波紋 まるで花のようです
まばたきの隙間 形を変えてく
儚いもの 彩る世界
逃さないように 心すまして
まずはこちらの歌詞を見ていきましょう。この歌詞、何を歌っているかと言えば、ただただ雨粒が水たまりに当たっただけです。当たっただけなんですけど、彼女にはこのように見えているということです。
ここからも、エミリーの世界観が少し見えてくるでしょうか。雨音が水たまりではしゃぐというお洒落な擬人化。雨粒が水たまりに当たって起きる僅かな波紋。一瞬で消えるものに対して、同じく寿命の長くない花を比喩としてあてがいます。そして、それは時々刻々と形を変えていくもの。そういった須臾にして消えるものに対し、『美』を感じるのが、古来我々が感じていた「をかし」「あはれ」という感覚だったはずです。
エミリーは、こうした日本人特有の美学に傾倒している少女、と言えるでしょう。そして、この1番AメロからBメロで描いている情景は、時間にすれば1,2秒と非常に一瞬です。この一瞬を、剰え何でもないただの日常の一瞬を、これだけ鮮やかに、美しく描写できるのが彼女の清らかさであり、大きな彼女の魅力だと私は思います。
うぎゃー!もっともっとはなしらべの良さを伝えたいのに自分のボキャブラリーが貧弱で何も出てこないよー!これを読んだオタク、伝わっててくれ、俺の想い~!
続いてサビですが、サビは僕がとやかく言うより、最大手のゆうちゃさんが「光の指先」に関する見解を述べているので、そちらに譲ります。もうここは僕がとやかく言える立場にないので。
また、こちらもお読みいただけると仕掛け人さまの一人として大変喜ばしく思う所存でございます。
続いて、2番に行きましょう。
きらりきらり雨粒を 身にまとった花びら
空がくれた贈り物に 微笑んでいるようです
我々からすれば、雨が降ると陰鬱な気持ちになりますね。しかし、草花にとっては恵みの雨。雨滴に濡れた花びらは、さぞかし嬉しいのでしょう。そんなことを歌った歌ですが、実際の情景としては雨に打たれた花だけです。
我々大人がせわしなく生きる中で、目にも留めなくなってしまったであろう路傍の花。彼女は、そうした花が雨風に晒されることを「かわいそう」と感じるのではなく「嬉しそう」と感じ取るのです。大人になるにつれ忘れていってしまったもの、そして、エミリーの感性。それらが合わさった歌詞です。
また、「空がくれた贈り物」という歌詞もまた好きな歌詞です。我々からすれば、雨が降ると「なんだ雨かよ、鬱陶しいな。誰に許可撮って雨降らしとんじゃボケ」と思いますが、エミリーにはそんな穢れた感情はありません。あくまでエミリーは13歳の純白な少女です。彼女にとっては雨さえも「贈り物」なのです。私は、そういった彼女独自の感性に、また惹かれていまうのです。
続いて2番Bメロからサビにかけての歌詞を見ていきましょう。
ざわめきに日々を 静かに変えてく
いつもそばで はなやぐ奇跡
溢さないように 心みたして
はるなつ あきふゆと 美しさを重ねたい
めぐる願いが今 夢色ほころばせる
ふわり 雨上がりに 頬を包む 光のぬくもり
空の匂いがした
これは、劇場に入り、仲間と出会ったことを歌っていると解釈しています。夢色!?つまり夢色トレイン!?エミせり!?!?そして、仕掛け人さまと出会い、つらいとき、苦しいときを共に乗り越えた。そういうことを歌っています。
そして、そういったアイドルとしての「日常」は、季節の変化とともにあったことでしょう。先に挙げた『美しさ』は彼女の日常にとってはほんの一握りでしかないわけです。数々の『美しさ』に出会い、大和撫子としての磨きをかけ、成長していく。エミリーがエミリーでありながらまた違うエミリーになっていくとは、そういうことであるという公式解釈です。
さて、次の歌詞に移る前にここで触れておきたいのですが、はなしらべは意図的にひらがなが多く使われています。『ひととき ひとひらの』『はるなつ あきふゆと』などですね。日本語は、平安時代から始まるひらがなの持つ女性的な柔らかなニュアンスを大事にしています。歌詞一つ取ったところで、そういった日本的な言葉を非常に大切にしていることがわかります。
ところで、皆様は「仕掛け人さま」の「さま」もひらがなで表記していることはご存知でしょうか。何も、仕掛け人さまに限った話ではなく、「伊織さま」「貴音さま」など、他「さま」付けで呼ぶアイドルに対してもひらがなの「さま」を使います。こういったところからも、彼女が意図的にひらがなを多用しているということがわかるでしょう。だから、皆さんも「仕掛け人さま」と書く際はひらがなで「さま」と書きましょう。縦しんば「様」と漢字で書こうものなら警察が沸きます。
そして、だからこその「はなしらべ」です。これは、決して「花調べ」ではないのです。ひらがなを多用し、嫋やかな大和撫子になること、これがエミリーのアイドルとしての目指すところです。
このことを踏まえたうえで、以下の歌詞を見てみましょう。
いのち 結びあい
愛しい この世界
ともに 生きている
喜びを 咲かせて
歌詞が世界平和です。ありがとうございました。ゆちゃさんも、この歌詞について以前Twitterで触れておりますので、僭越ながらご紹介させていただきます。
ちなみにわたしが今までで1番衝撃を受けた歌詞はこちらです。
— 郁原ゆう (@yu_kahara219) March 6, 2019
いのち 結びあい
愛しい この世界
ともに 生きている
喜びを 咲かせて
これを歌うのか……と思いました(*'▽'*)
どの曲も本当にいい歌詞だから、色々な曲を聴いてね。#ミリオンライブ歌詞が天才選手権
ここでも「いのち」といったひらがなが多用されています。花や虫、もちろん我々仕掛け人さまや素敵な劇場の仲間。ミリオンライブはそういった「いのち」の結び合いです。liveという単語は、生きるという意味も持ちます。100万の「いのち」の結び合い、それこそがミリオンライブです。そして、これは普段の我々でも感じることなのではないでしょうか。
ミリオンライブを通して知り合ったオタクとの交流。ともにライブに参戦し、打ち上げで談笑し。中にはミリオンライブという枠を超え、共に旅行に出かけたり、より親睦を深め生涯の友情関係を築いた人もいることでしょう。
そういったごヒイキさま方のつながり、仕掛け人さま同士のつながり。エミリー自身も、きっとそういった景色を見ていることでしょう。自分がいたから、自分が大和撫子になったからこそ築かれた縁。そういったものに気づき、「愛しさ」を感じ、「ともに生きていく喜び」を感じたのでしょう。嗚呼、何と美しい子なのだろうか。
さて、長く語りすぎてこの記事が何の記事だったか忘れてしまいそうです。この記事はライブの感想を語る記事です。本題へと戻りましょう。
はなしらべに対し、言語化こそライブ中に出来ないものの、これだけの文字数の感情が圧縮されて心の中にミチミチ突っ込まれていきます。君だけの欠片ならば、後方彼氏面して「そうそう、これがエミリーなんだよな」と偉そうに頷いているのですが、はなしらべに関してはそうもいきません。はなしらべをじかで聴けた感動や、はなしらべの歌詞一つ一つの吟味など、感情のテムズ川が大洪水を起こして僕の心に流れ込んできます。
結論から言います。周りからドン引きされそうなくらい泣いてました。というか、多分ドンびかれてたと思います。あまりに感情になりすぎて、座り込んでしまいました。
でも、よかったです。全身感情人間になれて。ここで悔いは残したくなかったです。この曲に出会わせてくれてありがとうございます。郁原ゆうさま、この度は素敵な曲を、エミリーらしく歌ってくれて本当にありがとうございました。一生の思い出となりました。本当に、ありがとうございました。エミリー、月が綺麗ですね(7thR爆死ポイント)。
というわけで、長くなりましたが、はなしらべ感情部の活動を終了させていただきたいと思います。以下エピローグです。
6.5 ライブ終演まで
翼は誕生日だしロケットスター☆を歌うんだろうと思っていました。でもここでロケットスターを歌われたら、感情になりすぎて全人類高まってる中で感情悶々人間がひとり席に項垂れていたことでしょう。
だから、ここで曲調の近い「泣き空、のち」がきてよかったです。項垂れたまま、Iブロックとはいえ、はなしらべを現地で浴びたという事実に酔いしれることができました。
というわけで、この曲の記憶はないです。ちなみに、9thで披露された際も、あの大量殺戮兵器としてお馴染みきまぐれユモレスクの3曲後ということで記憶がありません。2回現地で浴びてるのに、奇しくも2回ともアイマス界のツァーリボンバを食らった後で記憶にないという珍しい曲です。(そもそも3曲もあとなのに記憶が消えているという事実についてはどこかで追々話すこととしましょう。)
続いて、SING MY SONGです。ころあず歌うっま……となってましたが、まだ気が動転していてよくわかってません。歌がうまかったことしか記憶がないです。
そして、トリはFlyers!!! ここでようやく復活しました。Flyers!!!はもともと好きな曲だったのですが、7thRでさらに好きになりました。Flyers!!!自体は2019年のミリシタ2周年記念曲なのでコロナ前の曲なのですが、奇跡的にコロナ禍の情勢と歌詞が重なり、より歌詞の奥行きが広がりましたね。『ペンライトの光は勇気』『無理だと言われてた夢も今はここにある乗り越えてきたんだ』なんかは7thRで感情になった曲ですね。
あの頃は、そもそもライブが開催できるかどうかすら危うかった頃です。直前になって感染者が爆増し、第n波と呼ばれ緊急事態宣言が発令され、ライブイベントは無情にも中止させられていた頃です。それまでの当たり前のようにライブが開催されていたころとは話が違います。ましてや一度中止されたライブです。1年越しにやっとこさ開催されたライブでした。そのライブの最初の曲ということで、無事にライブが開催されたことにまず涙し、次いでこの歌詞に背中を押されました。
そういった思い出ボムがあり、非常に好きな曲です。Flyers!!!ほんとすき。
業務連絡でマスピが実装されるとのことで、Day2最大の歓声。冷静に考えて業務連絡でバカでかい歓声上がるのおかしいだろ。
アンコール3曲はDay1と同じなので割愛。
にしても、前編で述べた通りあまりに退場の導線が最悪のため、過去一で規制退場逃れするオタクが多かったですね。私も、帰りをオタクシーする予定があったので、オタクに待たせるわけにはいかんと規制退場逃れしました。しかし、出口は規制退場逃れマンで大混雑。あまり規制退場逃れをする人間ではないですが、あそこまで規制退場逃れで出入り口が混むことは金輪際ないでしょう。ないと信じたい。
聞いてっかバンナム、もう二度とあんなハコでライブやるな。おじさんとの約束な。あの規制退場逃れの群れが答えだ。
7.エピローグ、総括
7.1 打ち上げ
さて、長かったAct-2思い出話も終焉が近づいてきました。
規制退場逃れをした私は、シャカリキになって金城ふ頭駅へ向かい、野跡に停めた車を回収し、オタクシーをしました。
オタクは宿が栄とのことで、栄で打ち上げをしました。遠方から来たとのことで名古屋飯の店へ。名古屋人が名古屋飯を食べるという稀有な事態。味噌カツはまだ食べるけど、手羽先なんて滅多に食べないです。綺麗に食べれるから毎回ドヤ顔で自慢してるけど。
ただ、こんだけわちゃわちゃやってるけど次の日仕事です。どんな顔で仕事向かったか記憶がないですね。
7.2 次の日にエミリーSHSが出るとか聞いてない
最後に余談ですが、この次の日にエミリーSHSの私服ガチャが始まりました。あの可愛いと大評判のSHSのなかでもかなり人気度の高いエミリーSHS。1周目が来た段階で可愛すぎて脳みそが焼かれておりましたが、2週目の私服が来て、こうなってました。
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職場で顔面キモオタク罪で逮捕されるのはさすがに勘弁です……。
さて、ここで総括をしましょうか。ライブ会場はクソでしたが、セトリは5th、9thあたりに忠実なテイストだったのではないでしょうか。Day1、Day2ともに見どころがあり、少なくとも消化セトリではなかったです。
11月にまた愛知県でライブをやることになりますが、中部空港はまだポートメッセなごやに比べてアクセスはマシだと思います。これを書いている間に、セントレアに向かう空港橋において、強風の影響で2209Fのパンタが吹き飛ばされるという事故が起き大パニックになっていますが、ライブ当日にこんな事態にならないことを祈るばかりです。こうなったら本当に空港島の外に出られなくて打ち上げどころではないので……。
11月のライブの際はまたご案内させてください。どうせまた名鉄観光くんはでらますやってくれると信じてますので。
以上を締めのあいさつに代えさせていただきます。はなしらべで語っていたら気づいたら前編よりも長い大長編の後編が出来上がってしまいました(およそ1.1万字)。
ここまで、長文を読んでいただきまして大変ありがとうございました!!