Act-3の感想(前編)
1.はじめの挨拶
どうも、反応なしです。本当は毎日せっせと感想記事を書いてとっとと終わらせたいのですが、毎日残業続きでなかなかじっくりと書ける日がありません。おうち帰ってシコって寝るだけの空しい日々。最低限の3大欲求だけ済ませる日々って頗るつまらないですよね。
でも、そんな日々に空隙を穿ってくれるのが、アイマスだと私は思います。だからこそ、アイドル達は輝いて見えると思うのです。
感想記事も計4本目となると初めの挨拶もよくわからなくなってきますね。では、例によって(?)過去の記事のリンクを飛ばしておきます。
前置きもこの辺りにし、早速本題へと入っていきましょう。とは言いつつ、Day0から入ります。
2.Day0
2.1 ミリP、おでかけオタク多くない?
Act-3ですが、小倉での開催です。遠方での開催ということもあり、なかなか足を運ぶのが難しいという方もいたようです。
そんななかでも、ミリオンライブの雄姿を見届けたいという熱い情熱を持ったPたちは、遠路はるばる北九州へと向かっていました。ここで、おでかけオタクなので移動の経路が気になってしまうので、一筆述べておきましょう。
北九州方面に向かう際、東海や関西からなら、普通は新幹線を使い、関東からなら飛行機で飛んでいくのが一般的なようです。しかし、私の周りでは、様々な経路で北九州に向かう人ばかりでした。
その中でもなんか船に乗っていく人がたくさんいました。というのも、関西から九州までは夜行フェリーが何航路もあるからですね。専ら以下の経路がありますね。
阪九フェリー(神戸⇔新門司、泉大津⇔新門司)
名門大洋フェリー(大阪南港⇔新門司)
さんふらわあ(神戸⇔大分、大阪⇔別府、大阪⇔志布志)
宮崎カーフェリー(神戸⇔宮崎)
関西~九州間航路、ちょうど12時間程度と夜行で移動するにちょうどよい所要時間であり、かつ航行に適した波の穏やかな瀬戸内海があるため、実はこの区間を移動するなら結構主流の移動手段です。
迂闊に高速に乗って自走するよりも楽なうえ、しっかりとベッドで横になれます。価格帯としては高速バスよりは高いですが、船内で飯が食べられ、ちょっとした非日常感も味わえ、剰えしっかりと睡眠がとれるといったことで、完全に高速バスの上位互換となっています。そのため、関西~九州間の高速バスは駆逐されがちです。
そんなことを知ってか知らずか、ミリPたちはこぞって様々な夜行フェリーに乗船して、Day0みたいなことをやっていたようです。ん?Act-2でも似たようなことやってたやついたな?気のせい気のせい。
フォロワーのなかには、地元公演のくせになぜか一回金沢に行ってから現地に向かう頭のいかれたやつもいました。ほんとにいかれてると思う。
2.2 ギャクバリスタン人・反応なし
しかし、私はそんな右に倣えみたいなオタクになりたくなかったので、別経路で移動しました。オタク特有の逆張りです。そろそろギャクバリスタン共和国の国籍を取得した方がいいかもしれません。
私の取った経路は下記です。参考にしないでください。
名古屋
↓ 新幹線
岡山
↓ 特急しおかぜ
松山
↓ 防予フェリー
柳井
↓ 山陽本線
新山口
人間、逆張り決めるとこうなります。ちなみに、次の日スオーナダフェリーで竹田津まで抜けようかと思っていましたが、竹田津周りだと時間が想像以上にかかるとのことで諦めました。ちなみに、まともに松山に向かうのは初めてです。
松山、初めて降り立ったのにめっちゃ都会です。今度はちゃんと観光したいですね。僕は中規模の地方都市の雰囲気がとても好きなので、多分松山は好きです。
松山の繁華街は大街道と言います。地方都市の名前がかっこいい繁華街ランキングで上位に来ます。ちなみにMVPは金沢の香林坊と鹿児島の天文館です。こんなかっこいいいの勝てん。
松山と言えば、伊予鉄大手町駅のダイヤモンド・ジョーカークロッシングです。鉄道に馴染みのない人に解説しますと、名前の通り線路がダイアモンドの形のように平面交差しているものをダイヤモンド・クロッシングと言います。かっこいい鉄道用語のなかでも上位に来ると個人的には思っています。
さて、伊予鉄に乗って防予フェリーへ。今回のお出かけでは、あくまで松山は通過点です。
夜行フェリーに乗ると夜の瀬戸内海を見ることになり、多島海の美を堪能することは難しいのですが、秋晴れの日中に中距離フェリーに乗るとこういう瀬戸内海の美しさに触れることができ、とても良いです。ぼかぁ老後は瀬戸内海のどこかで余生を過ごすんじゃ……。
ミリオンライブにオタク数あれど、小倉入りに防予フェリーを使うオタクは私しかいないでしょう。船内にオタクっぽそうな人はいませんでした。
下船後、山陽本線のボロ電車(115系)に揺られ新山口に宿泊しました。ちなみに、この区間の山陽本線に乗るのも初めてです。
遠方でのライブ開催は、このように移動が旅行を兼ねるのがいいですよね。僕はおでかけ大好き人間なので、こうやっておでかけ欲を満たします。ライブも見ておでかけ欲も満たせるなんて最高じゃないか。
――あれ?これってライブの感想記事だよね?オタクのおでかけ記事になってないよね?(ておくれ)
3.Day1
Liella!の楽曲ではありません(リエラこれしか知らんけど)。
3.1 九州へ出発、進行。
新山口からおはようございます。アイドルマスターミリオンライブ、10thライブツアーAct-3当日です。このオタク、早起きしたら長門本山を攻めるつもりでしたが、永吉昴の乳首並みに朝が激弱のオタクなので当然無理です。長門本山と言い大川支線と言い、朝早起きしないと乗れない路線に一生乗れません。助けてください。
その雪辱を晴らすと言っては大袈裟ですが、宇部線と小野田線に乗りました。次来たら長門本山行くからね!(多分乗らん)
下関では、乗り換えのついでに鉄道格付けチェックと電光掲示板の観察を済ませました。このクソ雑な行き先好き。
あとは、青森駅然り、終点の駅特有のクソ長ホームもいいですよね。在りし日の繁栄を偲ばせます。
下関からは関門トンネルをくぐりいよいよ九州へ上陸。九州への上陸は実に2年ぶりです。とはいえ、ここまで来たらほぼほぼ目的地です。なんせ、小倉が目的地なので。なお、小倉駅でオタクと待ち合わせしていました。
3.2 資さんうどんいってきた
小倉駅に到着し、コインロッカーに荷物を預け損ね、とりあえず荷物を抱えたままオタクとエンカします。オタクとは、当時ミリオンライブがコラボしてた資さんうどんへ向かいます。
ここはエミリーがいたから駄々こねて駅近の西小倉店へ向かいました。西小倉店、小倉駅からも歩いていける距離なので、折角ならと小倉の散策を兼ね徒歩で向かいました。やはり小倉、九州初の政令指定都市の称号を恣(ほしいまま)にする街ですね。先述の通りこの規模の町が好きです。
というわけで、来ました。当然と言っちゃ当然ですが、それっぽい人がたくさんいます。こういうところに来るたびに、「あ、ミリオンライブのオタクって実在するんだ」と言っていた時代が懐かしいです。
そして俺の女。かわいいね。エミリーは長い睫毛が4本です。覚えましたね?
実は資さんうどん、今回初めて食べます。小倉のうどんはおぼろ昆布が付くのが特色なんですね。ちゃんとミリオンセットを食べてコースターももらいました。可愛いね。
3.3 会場前たむろタイム
オタクとは飯を食った後、小倉駅で解散。トイレ等を済ませ会場へ。駅近なのはいいですね。新幹線駅から徒歩で行けるライブ会場ってそう多くないと思います。
会場、適当に「オタクいるー?会わん―?のノリで会えるのいいよね。普段からこのくらいの感覚で会えるオタクが欲しいもの。オタク・マッチング中に会場を散策。アニメのアレがあるの嬉しいね。なお、このオタクアホなので、Act-4でこれ撮るの忘れたらしいです。
とりあえず天高く馬肥ゆる秋だったので、噴水の横でのほほんとオタクを待ちます。会場近くに広い公園があって集まれるのもハオ・ポイント。SSAのけやきひろばみたいなものですね。
ん、なんかオタクが噴水に突き飛ばされたような――前会ったフォロワーに似てるような……ま、気のせいか。僕人の顔覚えるの苦手だし、どうせ今回も他人の空似。小学校のとき同級生とすれ違ったと思って手を高く掲げたら違う人だったことがいまだにトラウマなんだ。
――――10分後くらいにほんとにその人が突き飛ばされたとツイートしてて、ゲラゲラ笑ってました。
その後、オタクが来て会場前で駄弁り、入場します。何喋ったかは正直覚えてないですが、たわいのない日常会話だったと思います。セトリの予想とかそんなの。
3.4 後ろから2列目で何も見えん
Act-3からはようやっと使い慣れたスマチケくんから、アソビチケットくんに運用変更されました。入場まで席位置がわからないのは不便ではありますが、ワクワク感が直前まで残るのもいいですよね。
さ~て、ワシ一般で席取ったと思うけど席どこじゃろな~……え゛!?後ろから2列目!?えと……確かに一般で席取りましたよ私。え!?
オールフラットの会場で後ろから2列目でオタクの後頭部鑑賞会になりました。というわけで、こっからお気持ちと愚痴がライブ終了まで断続的に続きます。
お気持ちが見たくないという方は、素直に反応なしの旅行記としてお読みいただきましてありがとうございました。お引き取りください。え?どうしても読みたい?仕方ないので、お気持ちゾーンは線で囲います。読み飛ばしても多分内容が理解できると思いますので、ど~~~~しても読みたいという方はお気持ちゾーンを読み飛ばしてください。
こんな線まで引けるんですね。以下お気持ちゾーンです。
まず、今回のAct-3ですが、本当は行くつもりがありませんでした。演者が発表された段階で「なんかアニメで意味のあるメンツなのかな?」と思ってました。実際にはあまり意味がなく、とりあえず予定が付けやすい人だけ集めた感じでしたね。
そして、メンツが微妙に刺さらなかったので、最速は取らず、指をくわえて眺めていました。しかし、ミリアニを見て改心し、これは這ってでも小倉に行かねばと思って急いで単番でチケを握りました。あとは、Act-4の情報公開されて「ミリオンライブ39人全員集合!」の瞬間を見て隣の見知らぬオタクと抱き合って喜びたかったんですよね。
その結果がこのザマです。笑いたければ笑え。モニタですら米粒に毛が生えたくらいの(実際に米粒に毛が生えてたら異物混入で捨てる)サイズです。――終焉(オワ)った。得するのなんて退場のときにいち早く逃げられることだけだよ……。
お気持ち終わり。こんな感じでお気持ちがちょっと入ってくるのでよろしくお願いします。そんなこんなで開演です。
3.5 Day1 開演です!
やっとこさライブが開演しました。長かったですね。開演前にCrossing!とセブンカウントを流すという暴挙をしてきました。なんで仮にもアニメのEDなのに1回しか出勤してないしアニメ公演ですら冷遇されるんだよセブンカウントさん。
今回は美咲ちゃが注意事項を――え!!??!?!?!?源P!?!?!?!?!?現地来たの!?!?!?!?!?たぶんこの日一番声を出した瞬間です。はえーよ。
そして、初手はRat A Tat!!! 2023年の曲にしてPPPHが新規で入る瞬間を目の当たりにしてしまった。コロナ挟んでPPPHって文化途絶えたと思ってたので、新規で入れるようになっておじさん嬉しいです。
そもそも論、ここ最近の楽曲ってPPPHを入れにくいBメロにされてることも多く、かつコロナ前からデレでは新規で入れることがなくなったので、もう古の文化なんだろうと思っておりました。ミリオンではUNION!!やFlyers!!!でPPPHを入れ、割と最近まで生きていた文化ではありましたが、やはり風前の灯火だと思っておりました。しかし、ここでPPPHの生存が確認できたことは、PPPH史の一歩に刻まれる重大なイベントでしょう。
まぁ、初手はこの曲でしょうね、と言わざるを得ないセトリでした。
そして初手のMC。おっ、いつものミリオンライブd――――うおおおおお、MCがダレそうになったら源P仕切って次の人に話題振ってる!!!!!!源P、めっちゃMCうまいじゃん!あのミリオンライブでMCがダレない!!すげえ、この人やり手過ぎる!!!毎回来てくれ頼む!!!MCだけでいいから!!!!!
3.6 第1ブロック
源Pのミリオンライブに今までなかった超絶スムーズMCに感動した後は――みらしずToP!!!!!!!!!!!!! !!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
てっきりロケットスター☆の構えで待っていたので、度肝を抜かれました。バカでかい声で「とっぷ!?!?!?!?!?!?」と叫んだ気がします。しかもメンツがみらしずです。えっ、アニメ公演ってそっからやるんか……正直これだけでライブの元は取れました。えらすぎ。アニメを見たからこそわかるこの文脈。そして後ろにはジャングルジム。これはえらいぞ。
続いてWe Have A Dream。後ろのほうだと反響して何歌ってるか歌詞が聞き取れなかったです……。ここら辺は早口さと会場の音響の限界を感じました。
しかし、ちゃんとアニメの文脈を汲んでいてよいセトリです。「We Have A Dreamをミリオンライブの最初の曲だと思っております」という思想激強オタクによってアニメが謹製されたので、結構古い曲がカッ飛んできました。正直古すぎてコールよく分かってない……。
でも確かに歌詞聴くとちゃんとミリオンライブの歌詞してるんだよな……。ミリアニでこのシーンを見た際、この監督は優れた慧眼を持っているなと感じましたね。あとでこんな思想が煮詰まったオタクだったとは思いもよりませんでしたが。
第1ブロック3曲目はStar Impression。老人オタクが新規の楽曲でここまで押し並べてニコニコしてるの久しぶりに見た。そんな山口朗彦曲。やはり山口朗彦なんですよ。映画館で聴いた瞬間「これ山口朗彦だろ」と思わせるほどの濃厚な朗彦節。ほんとにブルシンとか彷彿とさせるんですよね、この曲。
というわけでStar Impressionもガッツリ高まりました。こんなん一生指揮者の動きしてるわ。
そして問題の第1ブロック最終曲『CHANGE!!!!』。
マジで来ると思っていなかったので、イントロドンで反応できませんでした。ちぇんじーんまいわーのところで「ちぇんじ!?!?!?!?!?」とひっくり返りました。本日2回目のヨコテンです。いやいやいやいや、こんなの読めるか。あのさ、アニメ曲とは聞いてたけど、まさか先輩のアニメまでカバー範囲に入ってるとか思わんやん?????
この曲のせいで一気にセトリが読めなくなりました。よかったな、僕がAS履修しててな。アニマスとかムビマス履修してないと苦痛やでこれ。
にしてもお前ら、なんでそんなコール揃うねん、それ10年以上前のアニメの曲やねん。
第1ブロックはここで終わりです。のんのんびよりならここで看板が出てきてた。ん?のんのんびより?りえしょん?
CHANGEのせいでこれです。
3.7 第2ブロック
セトリが一向に読めなくなった第2ブロック。初手は海風とカスタネットです。海カスって呼ぶのが一番呼びやすいけど、うみみに申し訳なさが沸く、そんな楽曲。コールが楽しいですねこれ。クラップはカスタネットみたいにしてやるのが一番楽しいと思う。これとホリホリはクラップ大事。おや、こんなところに異次元フェスの残滓が。
そしてミリアニ楽曲のcmf (catch my feeling)が続く。なんだろう、最初刺さらんかったのになんかだんだん刺さるようになる。流石KOH曲。
続いて迷走Mind。バカ野郎、誰がここまでやれと言った。イントロでデカい声出た。ちなみにこちら、アニマス8話でやってます。
からのarcadia。流石に顔面がAS老人になってしまう。おかしいって。上松楽曲なんだよなこれ。こちらはアニマス15話。
からのチョー↑元気Show☆アイドルch@ng! 長らくミリオンライブ唯一の@曲として知られたうちの担当松田亜利沙さんのソロ曲。はい。松田亜利沙さんのソロ曲です。りえしょんおらんけど。
でも、亜利沙の曲です。全力でコールしました。なんたって亜利沙の曲を現地で浴びるの初めてなので。初手のピピッ、ピピッで反応しちゃう。職場の給茶機ですらチョー↑元気Show☆アイドルch@ng!を思い出すくらいには脳に深く刻み込まれた楽曲です。
当然赤を振ります。人は云ふ――譬えその場に居らぬアイドルだろうと、彼女の色を振れば其れは一つの愛の形であると。というわけでばちくそ多動しました。
そしてMC。AS曲の打撃力が強い。往時のカブレラか??アリーナ後方でも曲が楽しければ楽しいんだな。と感じます。
3.8 第3ブロック
第3ブロックはハミバ。ハミバ???瑠璃金の次じゃなくていいん????いやあのね、あのアニメのシーンは順番が大事だったんとちゃうんけ????SV→瑠璃金→ハミバでミリ2ndのトラブルの再現、Pの声で支えるミリオンライブ、コンテンツ自体の終焉さえちらつかされた状況からの起死回生のミリシタを追加組の2人が歌うという、非常にコンテキストが重要なシーンで使われた楽曲のはずです。
そんな楽曲をこのシーンで使うのは、ちょっと……。という気持ちがぬぐえないと言ったらウソになります。確かにセトリ読むやつが絶望的にコンテキストを読むのが苦手な人間だったなと思わされます。まぁでもやらんよりはマシというレベル感で腕組み後方彼氏面をします。てかこーりー歌うっめえんだよなほんまに。
続いてアニメ曲のバトンタッチ。課題曲の回収です。
からのSV。10年の時を経てようやく阿部里果さんがSVを歌えました。あのさぁ、なんでこのコンテンツは楽曲をオリジナルメンバーで歌わせるという至極簡単なことをやるのに10年もかかるのさ。この後のMCでも早く歌いたかったってあべりかさん言うてたやん。演者にそんな顔させるのがお前らバンダイナムコの作りたかったアイドルマスターミリオンライブなのか?
ゆい㌧がいたのは、例のやつの再現なんでしょうね。サビ前で音が止まらないかとてもヒヤヒヤして聞きました。まあ、そんなサムいことはしてこないだろうと思いたかったですが、セトリ組んでるやつがサムいやつなのでしかねないという気持ちがあります。
言っちゃえばあれは音響トラブルであって、運営側のトラブルなわけです。オタクのお陰でなんとか美談になっているだけで、落ち度は完全に運営にあります。それを追体験したくないかと言えば嘘になりますが、狙って再現してほしくないという気持ちもあります。こういうところがめんどくさいオタクなんですけどね。
ただ、アニメを再現したライブというのであれば話は別です。上述の通り文脈はぐちゃぐちゃですが。アニメの完全再現でSV音止め→幕間クラップ→瑠璃金を再現してくれればうれしいのですが、この文脈の読めなさからして、多分そんな気の利いたセットリストを汲んでくれてあるとは到底思えません。
従って、運営のトラブルを悪びれもせず再現するという、下手に転べば楽曲のイメージぶち壊しのセトリになりうるわけです。
結果、Day1「は」止めなかったので、流石にその理性はあったんだなと感じました。Day1は。
続いてSMOKY THRILL。もうここは文脈なんてものは捨てて単純に楽曲を楽しむ方向にシフトし始めた頃です。そこで、アニマス楽曲を取り入れたとしてアニマスで鍵になるものは何か。そう、竜宮小町です。美希が「ミキも頑張れば竜宮小町に入れるの?」とPに問いかけ、Pがなあなあに返事したところから拗れ始めたあのシーンから星井美希に落ちたオタクも多いとか多くないとか。その後も竜宮小町の3人の売れっ子ぶりと他のメンバーの売れなさが露骨に対比され、アイドルという職業の生半可ではいかない実態を如実に描かれました。
そして、竜宮小町の楽曲といえばSMOKY THRILL、七彩ボタン、ハニカミ!ファーストバイトです。この中で、こういった場で歌うとしたら前者2つなんだろうなという希望的観測が少しありました。
そんな中聞こえてきた「しーらぬがー♪」。なるほど、と思った瞬間に、水瀬伊織さんの色に変えて振ってました。オタクの予知能力ってこういうときに発揮されるんだなあ。
歌唱メンバーはいちぽむなんですけど、ころあずの「はぁん」えっちすぎ。ダメでしょそんな声14歳が出したら、捕まるぞ。
そーろそろブロック最後かな?と思ったところにぶち込まれた17歳組ALRIGHT*。あの、南早紀よ、お前の声量で「いええええええええ」やると会場割れそうになるんだわ。ただあの「いええええええええ」でぶちあがったのは事実です。雪歩っていい曲多いんですけど、その中でも雪歩の根っこにある前向きさを歌ったALRIGHT*が一番好きです。いい曲なんですよ、ほんと。歌詞がとにかく好きすぎて泣いちゃう。
ほんと歌詞が良い。このアイドルが歌うのにこの上なく美しい応援ソング。こんなんほんと泣いちゃう。しかも歌ってるのがあの雪歩です。
今歌詞を書いてて初めて知ったんですけど、ALRIGHT*が途中ALL LIGHT*になるんですね、笑顔の光とか涙の光と対応するんですね。めっちゃいい。歌詞打ちながら泣いてる(ホント)。
アウトロまで好き。ほんといいんだよなALRIGHT*。萩原雪歩がこの曲を歌っているという事実が本当に好き。この文字数打ってる割に、雪歩って担当じゃないんですよね。緒方智絵里、箱崎星梨花と来たオタクは萩原雪歩が担当の射程圏内に入るという法則があるらしいですけど、なんかそこは外しました。雪歩は好きだけど担当って感じではない。
でもALRIGHT*のアニマス回(3話)は、アニマスのなかでも屈指の好きな回です。あの男性恐怖症だった雪歩がステージで歌いきるシーンが良いんですよね。
あの雪歩を知ってるからこそ、ミリアニの雪歩見て成長したなあって感じるんですよね。ちゃんと先輩してる。後輩たちを見て、確かにまだアイドルとして粗削りで未熟だけど、先輩たちにだってそういう頃はあった。シアター組はそういう過去は知らないけど、視聴者の我々やバネPはそういう経歴を見てる。
ALRIGHT*を回収して、アニマスの頃の雪歩の記憶、そしてミリアニの雪歩の記憶がつながり、感情がグチュアグチュアになりました。いやね、この曲ほんとに好きなんだよ……。
そしてMC。源P泣きすぎやねん。まあ僕もALRIGHT*でボロ泣きしてるので人のこと言えんけど。ALRIGHT*ほんと良すぎ。yura先生の作詞、ほんとにいいんですよね。
3.9 最終ブロック
最終ブロックはREADY!!から。棺桶に入ってもコールができそうな曲です。僕の葬式で坊さんがお経上げてるときにREADY!!掛けたら棺桶から飛び出してコールし始めます。そういう楽曲。
続いて、マリオネットの心。おおおおいおいおいおい、Marionetteは眠らないメンツでマリオネットの心歌うのはずるいって。勝てん。負けました。イントロでバカでけえ声出た。
からの瑠璃金。え?ここ?という感情はもうかなぐり捨てて、南早紀の声量のエグさを堪能しました。あの女声量えぐない??よーあんなほっそい身体からあのバケモンみたいな声量出るな。南早紀を実際見るとわかるけど、内臓3つくらい足りてないんじゃない?ってくらい身体細い。なのに、Day1の演者さんのなかでもずば抜けて声量が強かった。デレでいうところのさっつんみたいな声量の強さがあります。瑠璃金を最前で浴びた紬P、生きてるかな。消し炭になってない?
あれ?ところでミリアニであったあの演出は?まあいいけど。
からのmy song。皆さんね、聴いたことない人は一回伊織、真、あずささんのmy songを聴いてください。水瀬伊織さんのこの上なく優しくて麗しくて可愛くて美しい歌声と、菊地真さんの逞しく嫋やかで強くてかっこいい歌声と三浦あずささんの上品で艶っぽい歌声のハーモニーを聴いてください。一聴の価値はあります。
水瀬伊織さんのバラードのときの歌い方ってほんっっっっっとに美しくて……。フタリの記憶とかDIAMONDの歌い方もそうなんですけど、効く。いつも高飛車に振る舞うお嬢様が全力で心を込めて歌ってる姿ってのが心に沁みる。
そして特筆すべきなのはこういうバラード曲での真の歌声。僕、菊地真さんの声ってアイドルマスター18有余年の歴史の中で唯一無二の歌声だと思っているのですが、少年のような逞しくかっこいい歌い方をするかと思えば、年頃の少女のような愁いを帯びた嫋やかな歌い方をするのです。小学校のころ一緒にふざけあってた真が中高で別々になって疎遠になって、そんな中彼女がアイドルになったとの報せを受け、ふとどんな曲を歌っているのかと思って聞いた曲がmy songだったら感情ぐちゃぐちゃになるに決まってます。ダメでしょ、女へんに罪と書いて「きくちまこと」って読みます。
ほんとにmy songいいのでぜひ聴いてください。僕は現地回収出来てよかったです。後方彼氏面してました。俺は棒振るだけしか能のない人間ではないので、こういうバラード曲では棒を女の色にしたら腕組みしてウンウンしてました。
さて、続いてはトワラー。バラード繋ぎ。ミリアニで雑な扱い受けてたとはいえ、いいバラードなんですよね。シャルリラ。
そしてREFRAIN REL@TION。まあ、やらなきゃ暴動でも起きるよね。この日のセトリで珍しくオリメンが全員揃ってます。からの全員で歌うってのもミリアニ準拠の流れで◎。実質全体曲になるという流れもいいですよね。@曲が全体曲じゃないのはアイマスの法則に反するので。
3.10 アンコール
照明が暗くなり、アンコールのコール(?)。私はいつも、余韻を味わいたいので少し落ち着いてからやるようにしてます。落ち着いたころには業務連絡始まってるんですけど。アンコール中にはどこまで「アンコール」に似た言葉ならバレないかという遊びをよくしてます。「シャンパーニュ」とか「キャンペーン」ぐらいならたぶんバレない。一番効果あるのは「サンポール」です。トイレ用洗剤……。
しょうもない与太話はさておき。en.-1はThank you! えっ?ここで?というわけで真面目にThank you!を聞きます。
MC挟んでのマスピ。はい、マスピです。私がアイマス入ってから今までSCやMoIW2023で披露されてはきました。ですが、いずれも現地回収は叶わず、今回が初めての現地回収です。という事実もあり、感情にはなりました。1年以内に聴いているため「またか」という気持ちになっていないかと言えばうそになりますが。
ムビマスのときにバックダンサーをしてた可奈や美奈子、奈緒がマスピを「自分たちだけのライブで」歌うという事実は代えがたい価値があるものです。いつかバックダンサー組だけでマスピを歌ってほしいものです。多分メンバー見た瞬間絶叫、崩落します。
とはいえ、ここ最近はM@STERPIECEさんが乱用されてますね。田㊥秀禾口さんが未成年淫行をしたせいで自分REST@RTが披露できなくなった副産物です、きっと。ほんとヤツのせいで何曲披露できなくなったと思ってるんだ。それまでM@STERPIECEさんは全自動落涙装置になる楽曲だったのですが、異次元フェスで披露されたときは涙一つ出ませんでした。人ってそんな変われるんだ。早くこの軛から解放されたい。
個人的には、自分REST@RTのバーターとしてざわわんも行けると思ってます。ざわわんはヒデカズさん噛んでないので披露できると思うんだけどなあ。
以上の楽曲が披露されました。退場時はなぜか規制退場がなかったですね。アリーナ後方の強みを生かし、ライブ終了後1分以内に退場し、10分後には小倉駅にいました。なんだよそれ。イミワカンナイ!(突然の西木野真姫)
この当時は(大事)いにしへのAS曲の披露されたれば、我げに喜びてオタク幾人か集めて宴をば開かむとぞ思ふ。というわけですぐさま集まれるオタクを呼んで打ち上げを開きました。こういう時にパッと集まって、予約もなしにパッと打ち上げが開ける会場はいいですよね。
小倉は飲み屋が多く、打ち上げを開くには全然困りませんでした。たまたま目に入った店が空いてて、複数名でワイワイできる環境はそうそうありません。これが関東だったりすると、飲み屋こそ無尽蔵にあれど、どこも満席で飲み屋巡りをしなければ打ち上げもままならないので……。ライブ終わりの最高に機嫌のいいときにその仕打ちをされると喜びの鮮度が下がっちゃうし……。
というわけで、喜びの鮮度がきときとのまま打ち上げスタートです!
3.11 打ち上げ
なんだようぇーいって脳みそ-300歳児か?
いくつか減点要素はあったとはいえ、トータルで見れば元をとれているセトリでしたので、会場を出るときには満面のエミでした。もとい、笑みでした。
そのニコニコのままオタクを集め、小倉駅至近の飲み屋へレッツラゴー。くっだらない話をして解散します。南早紀のオタクは一目散に唐揚げを頼み、オタクはおでんの謎の具に興味津々だし。うっかり鉄板触ってやけどするし。でも、こちとら終電があります。あっちゃいます。
というわけで、次の節で小倉での宿争奪戦敗北した人間の死に様を書き連ねます。
3.12 小倉での宿争奪戦に敗北した人間の死に様
たかが1日のこと書くだけで節が12個もわかれるの何?どんだけ濃密なん?
そんなことはさておき。小倉という街は、飲み屋も多く、駅近に会場がありと非常にオタク好みの街なのですが、1個難点を挙げるとしたら宿の少なさです。如何せん観光地ではないので(ほんまか?)、僅少のビジホしかなく、ライブともなれば一瞬で宿が枯れます。
ライブ後に新幹線に飛び乗って博多まで泊まりに行く人も複数見かけました。しかし考えてもみてください。博多と小倉は新幹線で一駅あります。しかも東京と品川みたいな頑張れば歩けるみたいな距離感ではありません。新幹線でも1区間ではかなり長い方です(奥津軽いまべつ~木古内間、京都~米原間に次いで第3位の駅間距離)。
卑近な距離感でいえば、東京~土浦です。東京でイベントがあるからと言って土浦に泊まるのは愚策というほかないでしょう。いくら新幹線という強い味方があるからと言っても、流石に遠すぎます。
しかし、先述の通り、ライブに行こうと決めたのが遅すぎて北九州市一帯の宿は埋まってました。下関はマラソンで宿が枯れてました。こうなったとき、いくつかの方法が挙げられます。一つは上述の博多泊です。宿はこちらのほうが多く、有効な手であるのは確かです。しかし、これは奥の手に封印し、他の手を考えます。
1.中津方面
小倉駅からは日豊本線で一本なのでアクセス性は悪くはないです。終電もそれなりに遅いです。途中に苅田や行橋、宇島といった街がありますが、いかんせん人口が多くなく宿も少ないです。まとまった宿を確保するなら中津まで出なければなりません。
2.宇部方面
距離的には遠くないのですが、乗り換えを挟むこと、下関以東の山陽本線の終電が早いことから、早々にこの路線は打ち切られました。
3.筑豊方面
筑豊本線方面にも幾許か宿がありますが、予約時は飯塚まで宿がなく、順位は必然的に下がりました。
以上の考察から、最善策は中津方面です。小倉駅からはほかにも日田彦山線で田川に抜ける手や、終電が遅い鹿児島本線に乗り、博多までの駅で宿を取るという方策も考えましたが、こんなところに宿があるはずもなく断念しました。
さて、今回は宿確保において重要なのがもう1点ございます。ミリアニの視聴時間です。ミリアニは何を血迷ったか日曜の朝10時にやるとかいう暴挙に出ました。というわけでライブの遠征中に視聴ができるわけですが、この時間帯は普通ホテルのチェックアウトを済ませる時間帯です。10時にチェックアウトの手続きを済ませてたら当然ミリアニをリアタイできません。
以上の考察をもとに、Day1の夜は行橋快活に泊まることにしました。快活泊は極力避けたかったですが、宿のなさと距離感を考えたらこうせざるをえませんでした。というわけで、終電の日豊本線へ。初めて日豊本線乗ったのが終電って何?
終電の日豊本線 行橋いきって415系で来るんですね。813系で来ると思っていたので個人的には意外でした。415系でトコトコ揺られ、行橋で降ります。当然行橋に来るのは初めてなのでちょっと迷いますが、幸い快活は行橋駅から近く、何とかなりました。
しかしその道中、見るからに「同志」がいました。案の定、快活に吸い込まれました。そして、なぜかそんな時間なのにレジが妙に混んでたので並んでいたら、まさか彼から話しかけられ、名刺をもらいました。
軽く話してたらレジの順番が来たので、受付を済ませ彼と別れ、部屋に行き、一日を終えました。後ほど名刺から彼にフォローを飛ばしたところ、彼も乗り鉄のようでした。なんでこうミリPっておでかけオタク多いん?(2.1節の伏線回収)
3.13 Day1の総括
Act-4もAct-3 Day2も何も知らずAct-3に行ってたら、非常に満足度の高いライブだったと思います。しかし、今やAct-4を知ってしまっており、あのライブで、あのタイミングでアニメ公演をやる必要が果たしてあったのだろうかと問われると、疑問符がついてしまうのが実態だと思います。
しかし、私個人的には今後数年単位で回収できないであろう曲を複数回収できたことは非常に良かったかなと思います。
それでは皆さんご待望のAct-3 Day2のライブ参戦記をお楽しみください!