アメリカの物価指標
こんにちは。飯能高校探究部部長のギンです。
テストが明日に迫っているため非常に短い内容ですが最近発表されたアメリカの物価指標について見ていきたいと思います。
生産者物価指数(PPI)
生産者物価指数はアメリカの生産者が出荷したときの価格を1万品目にわたり調査し作られる物価指標です。「Producer Price Index」の頭文字を取ってPPIと言われています。日本では日本銀行調査統計局が発表する全国企業物価指数がそれに当たります。
一番最新の10月11日発表された9月分のデータを見てみると予想を0.2%上回っていますが前回よりは下がって1.8%ということで2%のインフレターゲットとは整合的な水準ではないかと思います。
結果:1.8%
予想:1.6%
前回:1.9%
消費者物価指数(CPI)
消費者物価指数はアメリカの消費者が店頭で買うときの価格を200品目にわたり調査し作られる物価指標です。「Consumer Price Index」の頭文字を取ってCPIと言われています。日本では総務省統計局が消費者物価指数を発表しています。また、消費者物価指数については国際労働機関(International Labour Organization: ILO)が国際基準を作成していて各国がその国際基準をもとに作成しています。
一番最新の10月11日発表された9月分のデータを見てみると予想を0.1%上回っていますが前回と比べれば下がっているのでディスインフレが進んでいると思います。
中身を見るとエネルギー価格が6.8%下落しましたが賃金との関係が強いサービス価格は4.7%上昇とインフレの粘着性の確認されています。
結果:2.4%
予想:2.3%
前回:2.5%
まとめ
今回は、最近のアメリカの物価指標について話しました。
ほんとは、インフレターゲットの指標になっている個人消費デフレーター(PCEデフレーター)についても話せればと思いましたが時間がないので今度、話したいと思います。
これからも経済、物価、金融情勢について話していくのでよろしくお願いします。
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