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入間川の支流、中藤川はきれいな川!
こんにちは!今回の記事ネタがなかなか決まらなかった飯能高校探究部のしおさんです!
今回は自分の家の周辺について書きたいと思います。
きれいな中藤川
私の家の下には入間川の支流、中藤川が流れています。
今は流れが穏やかで浅い川になりました。
なぜ「今は」と書いたのかというと、3年前くらいはもう少し流れが速く、(それでも流れは穏やかだった)深くて川遊びにはもってこいだったのですが、原市場・名栗清流保全計画で工事をすることになりました。
水質を保つために大事な工事なのは重々承知なのですが、工事をする前は、川のすぐ側に大きな桜の木があり、毎年春になるとそこに写真を撮りに行っていました!
前の中藤川
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今の中藤川
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この整備のためにかなり大規模な工事がありました。ショベルカーがあったり、砂袋が大量に工事中はありました。
私の家族や、近所の方も、「桜の木とっても綺麗だったから、残念ね〜」と言っていました。
勿論、私もその桜の木は大好きな木の一つで、切られたときはとってもショックでした。切らなくても良いのではと嘆きました。本当に悲しかったです。
でも、川は更にきれいになったし、流れが弱くなれば川に来た人が前よりは危険では無いと思いました。
ちなみに、水質状況は今のところ問題はなく、きれいな水のようです!
これからも、きれいに保てるように、生活排水を少しでも減らして水質を私達も綺麗にできるよう気をつけていきたいです!
〜顧問のつぶやき〜
しおさんが清流保全計画について記事にしてくれました。どのような計画のもとに整備がなされたのか興味があります。
記事を読みながら考えていたのは私の地元の川。地元には川がいくつもあり、小さな頃から川遊びをしてきました。
その中で、コンクリートで護岸する場所が増えました。見た目には整備されたきれいさと、川自体もきれいになった感じがします。
しかし、川の中に入ってみると生態系の面ではあまり喜ばしくない変化が見えました。何よりも生物の種類が減っているのを感じてきました。
これはコンクリート護岸のみならず、人間の生活様式の変化、地球全体の環境変化、さらには別の要因もあるのだとは思います。
ただ生態系が崩れている現実を前に何かできないものか、川に入るたびに思います。
コンクリート護岸については国立研究開発法人 土木研究所の資料が参考になります↓
https://www.pwri.go.jp/team/kyousei/jpn/downloads/arrcnews/vol6/news06_p02-04.pdf
自分たちの周りで知らぬ間にはじまる樹木の伐採や整備。事前に情報は出ている場合が多いのですが、その情報にたどりつけないことがしばしば。
整備する理由に興味を持ち、古くから大切にしてきた景観などを残せる道はないのかなど住民と事業者で協議できる場面があると良いのかな。いろいろと考えさせられます。
生徒のうちから自治体の取り組みに興味・関心を持つことが非常に大切。このあたりの自治意識をどうやって学校教育で育てられるかは教員側の課題です。
しおさんには、この中藤川の生態系調査にもぜひとも取り組んでもらいたいと思います!