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10月27日衆議院議員総選挙
こんばんは。飯能高校探究部部長のギンです。
今日は、衆議院議員総選挙の投開票のため結果と今後のシナリオを話したいと思います。
選挙結果(出口調査)
10月27日午後8時に投票が締め切られて各社の出口調査が出てきたので見て行きたいと思います。
NHK、テレビ朝日、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ東京の出口調査を紹介してすべてを平均化してグラフ化して行きたいと思います。
NHKは、自民153〜219(中央値186)、立憲128〜191(中央値159)、維新28〜45(中央値36)、公明21〜35(中央値28)、共産7〜10(中央値8)、国民20〜33(中央値26)、れいわ6〜14(中央値10)、社民1、参政0〜4(中央値2)、保守1〜4(中央値2)、諸派無所属9〜17(中央値13)。
テレビ朝日は、自民200、立憲142、維新35、公明27、共産8、国民27、れいわ8、社民1、参政3、保守?、諸派無所属14。
日本テレビは、自民174、立憲157、維新37、公明24、共産10、国民28、れいわ15、社民1、参政3、保守?、諸派無所属16。
TBSは、自民181、立憲159、維新35、公明27、共産10、国民27、れいわ7、社民1、参政3、保守?、諸派無所属15。
フジテレビは、自民184、立憲161、維新37、公明25、共産9、国民27、れいわ8、社民1、参政2、保守1、諸派無所属10。
テレビ東京は、自民184、立憲161、維新36、公明25、共産9、国民27、れいわ7、社民?、参政?、保守?、諸派無所属14。
各社の出口調査の結果を表にまとめて平均値、中央値を出すとこの様になります。
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各社の出口調査の中央値と公示前の議席数をグラフ化しました。
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中身を見ると自民党は、議席を大きく減らして247議席から184議席、公明党は、議席を減らし32議席から26議席、野党第一党の立憲民主党は大きく議席を増やし98議席から159議席、日本維新の会は議席を減らし44議席から36議席、国民民主党は議席を大きく増やして7議席から27議席、れいわ新選組は大きく議席を増やし3議席から8議席となりました。
出口調査では自公過半数割れとなりそうです。
自民党がだめだとなって反自民ということで立憲民主党に表が入ったという形です。
また、与党批判だけやって存在感を出している立憲民主党には入れたくない経済政策を重要視する人が少数政党で拡張的な財政政策を主張している国民民主党やれいわ新選組に入れたものだと思います。
自分自身、自民党が非公認の人が代表を務める支部に2000万円を振り込むいわゆる2000万円問題がしんぶん赤旗によって明かされる前は、自民の単独過半数割れにはなるだろうけど自公過半数割れはないだろうと思っていましたがこの、2000万円問題で迷っていた人が自民党から離れて悲惨な結果になったと思います。
また、日本保守党が新たに国政政党になりそうですが、これはほとんど河村たかし前名古屋市長の知名度によるものだと思います。
今後のシナリオ
今後はどの政党で連立を組んでどんな与党が出来るのかが注目だと思います。
とりあえず3つほどシナリオをいうと1.自公過半数割れが小幅だった場合、2.自公過半数割れが大幅だった場合で自公+野党、3.自公過半数割れが大幅で野党による連立になる場合
1.自公過半数割れが小幅だった場合
自公過半数割れになったものの負け幅が小幅で数人足りないような場合だったら新たに追加公認をして過半数に届かせてこのまま、自公連立政権で行くと思います。
2.自公過半数割れが大幅だった場合で自公+野党
自公過半数割れで負け幅が大きく追加公認だけでは間に合わななかった場合は、今の自公連立政権にプラスでよく日本維新の会か国民民主党が自公に入るというような話があります。しかし、国民民主党の代表である玉木さんは断固として自公の連立には入らないと何度も行っているため国民民主党が自公の枠組みに入ることはないと思います。日本維新の会は、自分自身そこまで維新の動きをしっかり見ていないため自信を持って言えませんが10月25日飯能駅前に埼玉9区で維新で立候補している近藤さんに自公連立に入る可能性について質問をした所、かなり否定的だったため日本維新の会が今の自公の枠組みに入ることもかなり高いハードルがあるものだと思います。
3.自公過半数割れが大幅で野党による連立になる場合
最後は、今の野党がくっついて政権交代が起きるというシナリオです。
もしくっつくとすれば立憲民主党、日本維新の会、国民民主党が濃厚ですが出口調査の中央値を足しても159議席+36議席+27議席=222議席となり過半数の233議席に届きませんし国民民主党の玉木代表は、外交や安全保障政策、経済政策、憲法、エネルギー政策など基本的な政策で合意できないと協力することは出来ないと繰り返し述べているため、この3党での連立やその他の野党も含めた連立も厳しいと思います。
また、政局ではないですが一応、今後のマーケットの動きを考えると自公が過半数割れして市場が自公連立に維新や国民民主が入りハト派的な財政、金融政策が行われると折り込めば円安、株高。自公で大きく過半数割れとなりタカ派的な立憲を中心とする政権ができるとなれば円高、株安。自公が頑張り追加公認などで過半数になりそうだと言うときにも来年の参院選があるため拡張的な財政、金融政策が行われると予想され円安、株高になると思われます。
まとめ
今回は、衆議院議員総選挙の投開票のため結果と今後のシナリオを話しました。
今回の選挙は、反自民の感情で政策関係なしに立憲民主に入れた人が多かったのではないかなと思います。これは、個人の心情ですが立憲民主党にいれるのはもう少し考えてほしかったなと思います。
また、与党がどの党によって作られるかが非常に不明確なので今後も、注視していきます。
これからも経済、物価、金融、また、政治的な話についても話していくのでよろしくお願いします。