新たな創造への挑戦 (note記事について)
探究部顧問のMr.Sです。
今回はnote記事作成における、生成AI(ChatGPT4)の活用について考えてみたいと思います。
石仏の記事を使って、色々試してみます。
0.はじめに
生成AI関連の研修や、授業実践が増えてきました。
ICT先進校を皮切りに、生成AIの活用は全国規模に拡大していくことでしょう。
かくいう埼玉県立飯能高等学校も高等学校DX加速化推進事業に名を連ね、数名の教員を中心に、ICT化を推進しています。
そんな中、私も何とかこの流れにしがみついて、教育活動のアップデートをしていきたいと目論んでいます。
そして、生成AIの活用場面を妄想してみるんです。
例えば、文章の添削なんかは、すぐに思い浮かびます。生徒が書いた文を簡潔な表現に直してもらうのです。生成AIにとっては容易な作業でしょうし、教員が授業に組み込むコストもほとんどかかりません。
しかし、もしあなたが生徒の立場だとして、国語の授業で生成AIが直した文を見せられ、「この方がわかりやすいでしょう?」と教員に言われたらどうでしょう?
私が学生時代にそういった授業を受けていたら、内省し言葉を紡ぐことが嫌いになっていたかもしれないと思うんです。
一方で、生成AIの作り出した文章に対して、違和感や共感を感じることが、自分の表現の精度を上げる助けになるとも考えられます。
そうなれば私はもっと文章を書くことが好きになって、積極的に様々な情報を発信していたかもしれません。
上に挙げたものについては、すでにプロンプトエンジニアの方たちのアイディアによって様々な解決策が提案されています。(生成AIにポジティブな返答をさせる等)
「生成AIってなに? 試したことない。とりあえず手始めに添削でもやらせてみるか」という認識で生成AIを教育活動に取り入れると、無意識に生徒を傷つけてしまったり、モチベーションを下げてしまったりすることがあるのではないかと思います。
今回の記事の目的は、生成AIを「試してみること」です。試行錯誤の中で、「こんな工夫をすれば、有効なのではないか」や「まあ有効なんだろうけど、気持ちのいいものではないな」を実感していければと思います。
今すぐ活用する段階ではなく、将来の議論に備えて経験を積んでいきたいと思います。
1.サムネイルを作りたい
ユーザー:次の記事のサムネイル画像を横長で作成してください。(石仏の記事全文)
なるほど。
人を道路の端に寄せて、石仏をもう少し控えめにしてもらいました。
なるほど。
サムネイル作成はこんな感じです。
とりあえず先に進めます。
2.要約してみる
記事の最初に要約があったら、本文をより理解しやすくなりますよね。読み手が自身の興味に合った記事なのか、要約を読んで判断することもできます。
ユーザー:次の文を石仏の魅力が伝わるように、300字程度で要約してください。(石仏の記事全文)
なるほどっ!!記事と齟齬がないか確認しましたが、問題なさそうです。
300字って、結構長いですね。
ユーザー:100字にしてください。
コンパクトですね。もしかして、もっとコンパクトになりますかね。
ユーザー:20字にしてください。
そうなんですよ。
つまり、歴史と癒しなんですよ。
歴史と癒し…。
これをもっと全面に押し出してサムネイルを作れないだろうか?
ちょっと戻ってサムネイル画像に再挑戦してみます。
……。色々と試してみましたが、察してください。
記事からサムネイル画像を作成する良い方法がありましたら、ご教授いただけますと幸いです。
3.文章の添削
ユーザー:簡潔でテンポの良い文に直してください。
元の文:
ということで今回は飯能の石仏について、調べた。石で造った仏さまを「せきぶつ」という。ちなみに「いしぼとけ」と読んでも間違いではないようだが、「せきぶつ」の読みが現代では定着している。
石仏について、まず浮かんだ疑問。
①飯能には、どれくらいの数の石仏があるのだろうか。
②最も古いものは、いつ建てられたのか。
③石仏は何種類ほどあるのか。珍しい石仏はあるのだろうか。
簡潔で、読みやすくなりました。
今回はここまでにします。
文章添削については、個人の文体が価値を持つ場面(この人の書きぶりが好き)では、工夫が必要そうですね。冗長または説明不足に感じるものでも、その人の息遣いが生き生きと伝わってくる文はとても魅力的ですからね。
生成AIをうまく活用して、生徒や教員の創造性が最大限に発揮される未来。
慎重に議論を重ねていくべき、と思いつつ、どうしてもワクワクしてしまいます。
最後に、
この記事を10字で、要約してください。
確かに。