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Wizardry Variants Daphne ストーリー考察レポート
死ぬほどネタバレです。現行ストーリー未クリア者は非推奨。
こんにちは、老害冒険者ハイアットです。前回の信頼度レポートと違って、攻略の役に立つ内容ではありません。現行配信分の内容から今後のストーリーについて俺が勝手に予想して、あわよくば「やはり俺の予想通りだったか...」と後からしたり顔する為だけの自己満足noteです。(まぁ実際は全部が全部その通りなんて事は無いでしょうけど)悪しからず。
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さて、Wizardry Variants Daphne。開発当初はWizardry VAというタイトルで開発されていたが、CBTからWizardry Variants Daphneを正式タイトルとして発表された。Variantとは変異体を意味する事から、異譚ウィザードリィ"ダフネ"という事だろう。おそらくWizardry Variantsシリーズとしての展開を睨んでいると思われる。では、Daphneとは何だろうか?すぐに思い浮かぶのは月桂樹(花言葉:勝利・栄光)だが、ストーリーの内容から察するに沈丁花(花言葉:不死・不滅)の方が相応しかろう。或いはそのダブルミーニングか。
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100年に一度、奈落は開く
それは、大陸を蝕む「死」の呪い
かつて大陸に怪物が闊歩した、混沌の時代
1人の魔人が世界を支配した
「死」を愛した魔人は人や動物を食い尽くし
森や畑を枯れ果てさせ、不毛の地を広げた
人々は種族を越えて手を結び
生き残りをかけて魔人に立ち向かった
1,000の夜を越え
人々はついに魔人を追い詰めた
しかし「不死」の魔人を殺す事は叶わず
奈落の奥底に封印した
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どうやら奈落の王たる魔人は「不死」の存在であるらしい。そしてプレイヤーには死んでも死んでも死ぬ事のできない人物に一人、心当たりがある筈だ。結論から述べると、俺は主人公こそが「奈落の王そのもの」或いは「奈落の王の依代」では無いかと思っている。
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さて。ゲームスタート後、グレーターデーモンによって葬られた主人公ははじまりの地にて目覚める。自称・伝説の冒険者(の割には冒険中彼女の名前を見かける事が無いのが気になるが)ルルナーデの亡霊と出会う。
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地上は平和を取り戻したかに見えた
しかし、平穏は長くは続かなかった
奈落の王と成った魔人は
封印がほころぶ100年目ごとに
十大異形を地上へ差し向ける
彼らの行く先には瘴気が立ち込め
太陽は色を無くし川は腐臭を放つ
いくつもの街は一夜にして食らいつくされた
100年ごとに人々は大きな犠牲を出しながら
大異形を奈落に追い返し、新しい封印を施した
つかの間の平和に、人々は安堵する
しかし、奈落の王は決して滅びはしない
今また、奈落が開く...
プロローグ部分では亡霊ルルナーデと一緒に"はじまりの地"を進むのだが、二周目以降はルルナーデと遭遇する前に逆転の右手の力を使ってある地点に進む事ができる。進んだ先は第一奈落のような風景の洞窟、更に先には第二奈落のような水路が広がり、行き止まりには作動していない転移陣があるだけ。おそらくここはラストダンジョン(もしくはそれに近い場所)だろう。大異形を倒し奈落を解放していく毎にひとつずつエリアが解放されて行き、物語の根源たる最奥へと進む事ができるのではないか。
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ルルナーデを伴って奈落から地上に脱出すると、装飾刀とギルドの等級証と共に胸に謎の物体が埋め込まれている事をルルナーデに指摘される。どうにも気味が悪い。ルルナーデ曰く「あなたの身体の一部みたいになってるけど、生まれついてのものではなさそう」との事。生まれついてのものではないのなら、何者かによって埋め込まれたと考えるのが妥当だろう。
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主人公の心臓に埋め込まれた謎の物体と大異形の遺物。これらは何者かの身体の一部にも見える。(主人公のデフォルトネームがメメント・コル=心臓・生を忘れるな である事から主人公に埋め込まれたパーツは何者かの心臓とメタ読みする事もできなくはないと思う)全ての大異形を倒す事により全身のパーツが集まり、何者かが復活できるのだとしたら…誰が何の為にそんな事をしようとしているのだろうか。もしかして主人公はよからぬ企みの片棒を担がされているのではないだろうか。そう言えば、ヘルムートの遺物は手に入れる事ができなかった。大異形の残滓のクエストには実は続きがあったりするのかもしれない。
ルルナーデ曰く、主人公の不死の力は一生かかっても成し遂げられぬ願望を遂げる為の呪われた力らしい。素直に話を受け取ると謎の魔術師達によって大異形の撃破と奈落封印の悲願を主人公が託されているように見えるが、謎の魔術師達が善なる意志によって奈落の封印を成し遂げようとしている保証はどこにもない。寧ろ、不死の力を私欲の為に使おうとしているのだとしたら?
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そして、生前主人公と何らかの関係があったと思えるルルナーデだが、パーティーキャラは記憶が引き継がれているのにルルナーデは記憶が引き継がれない。ルルナーデ自身、"カースドホイールの術者にとって戻す必要がない存在ではないか"という推理をしている。ルルナーデは魔術師達の企みに気付いてしまった事で、主人公への関わりを阻害されているのではないか?
ルルナーデにはもう一つおかしな所がある。言っている事に整合性が取れない部分があるのだ。とある行動を取る事で教えて貰える"ルルナーデの死因"それは「ルルナーデを逃がそうとして"彼"は死んだ」(彼が主人公かどうかはわからないが)…しかし、大異形ヘルムート撃破後の主人公との会話では主人公のイメージの内容を聞いて「私を看取ったのはあなただったの」と述懐している。しかもこの時のルルナーデの死亡しているイメージは奈落の崩落に巻き込まれたというよりは戦闘で死亡したように見えるし、仮に彼=主人公であるならば、死んでいる順番が逆だ。
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もしくは、もう一つ可能性がある。ルルナーデも主人公と同様に「複数回死んでいる」可能性だ。主人公はカースドホイールの呪いによって断頭台で斬首されたり、瓦礫に押し潰されたり、闘技場の八百長試合で命を落としたりと何度も散々な目に遭っている。ルルナーデも魔術師の尖兵として何度も命を落とし、その度に蘇ってある時ついに魔術師の企みに気付き、そして殺されてしまった。主人公の死に戻りに際し、ルルナーデの記憶が引き継がれないのは主人公に科せられた目的達成にルルナーデの存在が不要だからだろうというのはルルナーデの口からも語られている。
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邪悪な魔術師たちによって、奈落に眠る不死の力を手に入れる為に大異形討伐を嗾けられている主人公。そして主人公の仲間だったが、そんな魔術師の企みに気付いてしまった為に記憶ごと抹殺されてしまった伝説の冒険者の一人であるルルナーデ…では、大異形とはなんだろう。
はじまりの奈落で主人公と対峙する大異形ヘルムート。ヘルムート(helmut)とはヘルメットの語源でもあり兜・勇気・闘志を表すドイツ語圏の男性名だ。凡そ化け物の名前としては相応しく無い。他の異形が人間の成れの果てであったり、同僚(?)の大異形オクトナラスが生前は海賊だった事から察するにヘルムートもまた生前は人間だったのだろう。
そんな大異形ヘルムートだが、奈落の封印に赴いた国王を拉致し、その救出に赴いた主人公や騎士団の邪魔をしようとしてくる。何故ヘルムートは拉致した国王を殺さずに生かしているのだろう?俺が化け物だったならとっとと殺している。いや、もしかするとヘルムートにはもっと別の目的があるのではないか?
主人公たちがヘルムートの下に辿り着いた時もヘルムートは主人公たちよりも奈落の封印の方を気にかけている。
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もし、主人公が不死の力を手に入れようとしている魔術師の尖兵であるならば、ヘルムートは人間であった頃の最後の意志を振り絞って邪悪な企みから奈落の力を守ろうとしているのではないだろうか。
更にはヘルムートは主人公にしか見る事のできないルルナーデを認知し、攻撃を仕掛けてくる。これはヘルムートと主人公が同種の存在である事の証左に感じる。邪悪な魔術師の尖兵であった頃の主人公やルルナーデを知っているのかもしれない。
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ヘルムート達大異形は邪悪な企みから奈落の力を守ろうとして瘴気にあてられ異形化してしまった善なる冒険者なのか。もしくは魔術師の手駒だった主人公やルルナーデの先達なのかもしれない。
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魔術師達=不滅の力を手にいれようとしている邪悪な一団。主人公を依代として奈落の王の力を手に入れようとしている。
仮面の男=奈落の力を手に入れる為の邪悪な魔術師達の手駒。
ルルナーデ=邪悪な魔術師の手駒だったが企みに気付いた為に処分される。
大異形=(全員ではないかもしれないが)奈落の封印を守ろうとしている元人間達。
と、まぁ妄想盛り盛りでここまで書いてきましたが全部が全部と言わないまでもどこか一つくらい(はじまりの地から行ける地点が大異形を倒す事に封印が解かれて物語の核心に迫る地へ続くのでは?という所とか)はいい線行ってるんじゃないかなぁ〜?と思ってます。
ネット上を見渡すと、とかく攻略情報ばかりですが他にストーリーの核心部分の予想をしてる人が居たらその人の説も聞いてみたいと思ってます。是非コメント欄にでもお聞かせください。(喧嘩腰なのはやめてね?)
その前にバグフィックスをしっかりして頂かない事にはダフネそのものが奈落に飲まれそうな感じですけどね…(お後がよろしくないようで)