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偶然のカーニバルに浮かされて【イタリア5都市周遊#3|Venice】

2023年2月 イタリア5都市周遊 - day3


レストランで朝ごはんを済ませて部屋に戻って身支度して、歯を磨きながら朝日を眺めつつ、なぜかイタリアでスピッツを聴いたあの朝をふと思い出す。

ホテルの部屋から見えた朝焼け

トロンケットという人工島から水上ボートで本島へ向かう。ヴェネツィア本島は上から見ると綺麗に魚の形をしているらしい。ほんとだ。

船から見えたヴェネツィアの街並み

到着後すぐ、港からゴンドラに乗る。運河から乗り込むのかと思っていたら発着が港だったのでちょっとびっくり。海に出るには心許ない小舟でいざ出発。

雲ひとつない晴天と海の境に広がる街並み

ノリのいいゴンドリアンさんと運河を進む。カメラを向けるとニット帽を脱いで麦わら帽子を被ってにっこりピース。サービス精神の高さに脱帽。おかげで、思ったより運河の日当たりが悪かったことや水が濁っていたことなんて全然、気にもならなかった(と思いたい)。

見事な運転術
青いセーターに赤い袖口が可愛い。そこにシーツを干して乾くのかは気になるところ
苔むしているところまで水位が上がるらしい
海に帰るゴンドラの列

港に戻ると早くも仮面姿の観光客がちらほら。実は私たちがヴェネツィアに行った日はたまたま年に1度のカーニバル開催中(知らなかったの逆にすごい)。しかもこの日はカーニバル期間初の土曜日で、15時からイベントも行われたらしく、稀に見る人の多さだったそう。コロナ前ほどではなかったらしい、というのがちょっと寂しい。

ガチなカメラを担ぐ人。仮面をつけてはしゃぐ人。

モザイク画で有名なサン・マルコ寺院。白を基調にしたドーム屋根の建物に青と金で装飾が施されていて、遠目からでも存在感を放つ。

📍Basilica di San Marco

「結局、大聖堂とかバシリカとかドゥオモって何が違うの」っていう話をしたことを思い出したので備忘的に:

サン・マルコ聖堂はヴェネツィア随一の聖堂だが、他の多くの都市の中心的聖堂とは異なり、ヴェネツィア共和国時代はカトリック教会の司教座聖堂(ドゥオーモ)ではなく、公式には共和国総督(ドージェ)の礼拝堂であった。これはヴェネツィア共和国のカトリック教会からの政治的独立性の象徴とされている。

wikipedia
外観を飾るモザイク画

サン・マルコ広場の一角にある時計塔。時計の円盤は金細工で作られた12星座で飾られている。こんな時計初めて見た。ラピスラズリの青色が美しい。めちゃくちゃ読みにくいっていうツッコミは置いておく。

📍Torre dell'Orologio

少し歩いてヴェネツィアン・ガラスの工房へ。ガラス制作の工程を見学する。いとも簡単に、でも繊細に形を作っていく職人技に圧倒される。

熱して・・・
回しながら息を吹き込んで・・・
形を整えて・・・
また別の塊をつけたと思えば・・・
ちょっと捻って摘んでひっくり返して・・・
あっという間に馬の装飾が完成

そして日本語が担当な店員さんに手厚くもてなされ、まんまと(言い方)手作りの吹きガラスを購入。

ヴェネツィアン・ガラスにしかないらしい深い紫色のガラスに金色で街並みが装飾してあるかわいらしいコップ。ちなみにもちろん耐熱容器ではないし、いくら丈夫とはいえ壊れやすいので基本は観賞用らしい。

工房から外に出る時に潮の匂いを感じて、ああ海の街なんだと思う。そして気づけば、それはそれは気合いの入った仮装をした人が格段に増えている。

完成度高。。。
美。。。

カーニバルの時期にたまたまヴェネツィアに来られるなんて私たちついてる!とハイテンションで仮面を購入(冷静になったら負け)。「それキッズ用だよ」と言われながら、5€(大人用は10€)で買った仮面はきちんと日本に持って帰ってきました。

いろとりどり

若干の舞浜味を感じつつ、至るところで写真を撮る。映える街。個人的ベストオブフォトスポットはこちら。

運河に浮かぶゴンドラを見てらしさを堪能

奥に見えるのは、ため息橋。宮殿と監獄をつなぐ橋で「独房に入れられる前に窓の外からヴェネツィアの美しい景色を見られるのは最後であるというので囚人がため息をつくというところから」その名前がついたらしい。天才的に覚えやすい名前。

ランチにはイカ墨パスタを食べて、早くもヴェネツィアを後にする。第四の都市、フィレンツェへいざ。


To be continued…👟

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